すごく不思議な空間だった。
ポスターに引かれなにも知らずに行ったけど、
「事実を明確に精密に写す」のが写真の使命だった時代に、
物語性や寓話性を持たせた芸術作品に仕上げた最初の人らしい?
45歳だったかな、中年になってから撮り始めたし、
当時は撮影、そして現像に高い技術が必要だったため、
彼女の写真は線がぼやけていたり素人っぽいところはある。
(ピントもプリントも甘い、というのかな?)
しかし、絵画の写真化にとどまらず、
生きている人間を芸術作品にしたその発想はすごいし
精密さに欠けるからこそ幻想的になる写真が面白い。
いくつかの作品は撮影可。
本人は写真を撮る前から芸術家と親交が深かったから
センスや素養はもともとあったんだろうな。
彼女の才能を発揮する道具に運良く巡り会えた、奇跡の結果なんだね。
男女問わず横顔が美しい作品多し。
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