さすがに「眠り」を2回続けて、というのは厳しいらしく、主役二人とも、昨日に比べるとちょっと不安定かも。マラーホフの踊りはちょっと重め。美佳さんのローズ・アダージオ。ラストは4人の王子に支えられて一回転づつするよね。私の記憶違いかな。ここが、支え無しでバランスを保つ時間を長くして、その代わり3人と回るだけになっていたように思うのは気のせいかしら?まあ、こういう見せ方もあるということで。私の記憶違いならすいませんです。
他は踊り慣れてきたのか、だんだん良くなっている気がします。女性ソリストがイキイキと踊っていますよね。宝石とかオーロラの友人が、いつもよりずっと良く見えるのは、もしかして衣装のせいもあるのかしら。チュチュって、やっぱり重たくて踊りづらいのかなあ。妖精の上半身がスーツ仕様ってのは、結構体型がカバーされるのかも。西洋人と日本人のバレリーナって、首の長さとか、顎のあたりから肩にかけてのラインが違いすぎて、従来の肩を出すチュチュだとそれが目立っちゃうけど、こういったスーツ系だと、案外目立たないわね。基本が紫で見分けにくいけど、もともと役柄としてハッキリ区別する必要があるかと言えば、ま、しなくてもいいんだしな。
求婚者の王子&シンデレラの王子に予定されていた後藤さんは今日も降板。怪我でないことを祈る。求婚者の王子は長瀬さん、シンデレラの王子は木村さん、と、昨日と同じ。求婚者の衣装が地味、というネタについて。マラーホフが
自分以外の
王子はイラネ
と、思っているからでは?とは、マラーホフファンの友人談。シンデレラの王子は仕方なく、ってカンジかしら。(なんちゃって)
今日は5階L2列から観ましたが、ライトが綺麗に入っていました。「バヤ」の時は、「手元の2つのスイッチで操作」ぐらいの単純な照明でしたが、こちらは数少ない舞台装置を華やかに見せていましたね。色合いも綺麗。でも、どの舞台備え付けの照明程度で表現できそうで。まさに「全ツ向き」だね。セットもわりと好きかも。「バヤ」の時は一点豪華主義だったためスカスカ感の方が先に立っちゃったけど、こっちは華やかな色合いで、少ないセットの割りにはどこもかしこも埋まっているので、観ていて楽しい。セットの輸送のノウハウも東バと共同開発なのかしら、とか、余計なことを考えてみたり。
それにしても。この版で、マラーホフ以外の王子というのはありえるのだろうか。自分が踊りたい部分を踊りたい振付で踊っているマラーホフ。彼以外の王子って想像しにくいなあ。東バだと・・・・・・・・、あ、現在は王子不在だわね。強いて言えば後藤さん?このまま、マラーホフ版を上演し続けるのなら、マチュー君などが踊っちゃったりするのかしら?観たいような、なんというか。
フロリナは、小出さんの方が踊り慣れているかな。でも、高村さんも可愛いよ。青い鳥の中島君は飛べているけど、古川君の方が「鳥」っぽいかな。メイクは誰がやってもデーモン木暮閣下なのね。猫は、、、どこが良い悪いとか、わかりづらいなあ。水香ちゃんは、マラーホフと踊ると「姫キャラ」が入っちゃうね。もっと「王子を導く」カンジが出るといいなあ。
そうそう。舞台とは関係ないんですが。幕間で席を前方に移動する人って、どうして前のめりになる人が多いのでしょうか。もっと前で観たい!って欲求から(無断で、高い席に)移動するんだから、身体も自然と前のめりになっちゃうのかしら。そして、そういう人って、なんでか私の目の前でなく、3席向こうぐらいの、前のめりになられると舞台が半分見えなくなるというのに私からは微妙に距離があって注意できない場所に座るんですよね。なんででしょう。4、5階のL・Rの1列目に座られる方は、どうか前のめりにならないで下さいね。2列目に座っている人の視界をかなり塞いじゃいますので。特に席を移動する人!自分の席じゃないんだから、邪魔しないで下さいよ!!!頼みます。(こういう人は、ちゃんとお金を出して正面席に座って欲しいわよう。貧乏人の邪魔をしないでくれよう。)