きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「キャッツ」劇団四季

2006年02月25日 | 劇団四季


なんか、昨年までは「3匹くらいしか見分けがつかない」状態だったのに、
だんだん見分けがついてきて、「あと5匹ぐらい」になってきたよ。
そうねえ、あと3回行けば概ねOKになるかしら?

お目当ての一人は福井さんのマンカス。
たぶん、見たのは初めて?
少なくとも、意識して見たのは初めて。
なんかねえ、とっても堂々としていてね、
猫を通り越して、虎に見えたよ。
ホワイト・タイガーちゃん。
 こんなの
でも、列車に乗り込むヤクザの時だけは
「どーも、すいません」的な振りが入って可愛かったよ!
頼れる兄貴系のリーダーでした。
体格も良いし。
歌声も素敵ですよね~~~。うっとり~~~~~。

芝さんは、先週の妙なハイテンションはなくなったけど、
なんというのでしょうかねえ。
芝さんが演じるタガー、ではなく
キヨミチ・タガー、でした。
いついかなるときも、彼が作り出した、
オリジナルなタガーなんですよ。
例えて言うのなら、千秋楽間際のリカちゃんみたいな。
その役で、自然に呼吸をしている、っていうのかなあ。
メス猫をはべらすのも、メス猫にちょっかいを出すのも、
腰を振るのも、舌を出すのも、身体全体をクネクネするのも、
膝を叩いちゃうのも、手をヒラヒラさせるのも、
すべて「タガー」なんですよね。
「芝さんの演技」を、もう超えているのよ。
最後は「リモコン消し」でした。

ミストの蔡さんは、ちょっと軸がブレていたかな。
仕方がないよね。連続登板だから。
でも、ミストが似合うの~~。
蔡さんって、ジェット・リーに似ているよね。
有り体に言えばサル顔
そこがまたツボなんですう。
タガーと仲が良いところもカワイイのようっ!

ガスはスンラさん。
「現在」と「グロールタイガー」の差が有るのが好きです。
「今の芝居は面白味がない」って、今の自由劇場のことでつか?
確かに、現在の自由劇場の芝居よりは、
「グロールタイガーvsシャム猫軍」の方が面白いよ!!
グリドルボーンの井上さんも、悪女っぽくって良いよう!!

シラバブの八幡さんは、仔猫らしいんだけど、
歌がヤバいよなあ。
一音下がったら去らなきゃいけないんでしょ?
大丈夫なの??
タニ君並なんだけど。

そしてグリザベラの早水さん。
持ってくなあ、なにもかもを。
短い出番なんだけどね。
グリザベラの人生、その全てが歌に込められている。

他にもイロイロ見たんだけど、
書ききれなーーーいっ!
詳しいところは友人が報告してくれると思うので
アップしてくれたらリンクします。


と、今日も感動の舞台だったのですが。
ブラボー親父と、グリザにしつこく花束を渡そうとするおじさんがいて、
ちょっと興ざめ。
ヅカの全ツじゃないんだからさ。
コメント (2)
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「アンナ・カレーニナ」

2006年02月25日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 重たく暗いロシア文学をミュージカル化。チラシを見ると脚本・音楽は米国人なのかな?翻訳は小池先生で演出は鈴木裕美さん。その脚本が描いた部分なのか、小池先生or鈴木さんが作った部分なのかが不明なんだけど、シリアスなドラマがメインなのに、明るいコメディーが挿入されていて、あまりにも本編とそぐわなくて大変違和感がありました。そのコメディーが、どうにも寒い。米国人はこれくらいのギャグを入れないと、ロシア文学を受け入れられないのか?それとも小池先生or鈴木さんの責任なのか?どちらかはわからないけれど、これだけのメンツを集めたのなら、ミュージカルではなく、ストリート・プレイで見たかったなあ。なんで、あんなヘンなギャグを入れるのかなあ。見ていて腹が立ってきましたよ。音楽はあんまり印象に残らない。舞台美術は、回り舞台はうまく使って渋派手な色合いは良いんだけど、ちょっとロシアっぽさが薄いかなあ。

 一路さんは、大帝国の皇后陛下より、こういう普通の人妻の方が似合うかも。常識人の代名詞だったのに、若い将校に惹かれ、駆け落ちし、でも、自分の望む物が思うように手に入らなくて自殺する。その、我が儘で自分勝手振りが、ある意味良かったです。エリザベートだと「死」に向かう理由が見えないのですが、アンナだと、彼女自身の望む物、というか「欲」が卑近な物なので、よくわかります。その程度で死ぬのか、とか、一つぐらいは諦めろとか、冷静に考えれば思うのだけど、アンナは、恋に狂ってからは冷静ではなかったから。だから、自分の望む物が手に入らなければ死ぬしかなかったんだなあ、と。彼女は欲が深いですよね。息子の親権も欲しい、若い男の愛も欲しい、地位の高い夫も欲しい、恋に身を委ねたい、周りから祝福された結婚をしたい、その全てを手に入れたい。息子については、自分が彼を愛しているのが最重要であって、彼が誰を愛しているのか、夫も息子を愛しているか、そんなことは考えない。でも、恋に落ちる前は、当たり前に手にしていた物を、そのまま手に入れたいだけなんだよね。しかし、「息子からの尊敬」を得られないと知って死を選ぶ。うん。なんか、それはわかる気がする。
 井上君は若すぎるかなあ、と思ったけど、案外バランスは良かった。若いから一直線なんだよなあ。でも、一応(アンナのために)世間体を繕おうとするし、兄や母などから暮らしに必要な動産の分割の許可を得るなど、結構現実的で堅実な男でした。恋に浮かれているだけじゃないんだよなあ。だからこそ、アンナが追いつめられたのかもね。軍服がもうちょっと似合えばなあ。それ以外は良いですわい。
 山路さんのカレーニンは良かったよ。妻も息子も愛している。表現が不器用なだけ。息子の親権も、アンナを罰するためだと言っているけれど、実際は彼が息子を愛していたからだろうなあ。静かな演技で、少ない台詞ながらも、いろいろな感情が伝わってきました。
 問題はレヴィン&キティなんだよなあ。役者は悪くないと思うんですよ。ただねえ・・・。キティの新谷さん。こういうキティを作るのなら、篠原ともえちゃんを使えばいいのに。なんか、すごい不自然よ、キティの演技の方向が。なんで、こんな女性にしたんだろう。なんでこんな寒いギャグなんだろう。見ていてとても辛かった。歌はかなりダメだったなあ。
私ってば
タニオカくんや
カノチカちゃんを
愛していたんだ!

と、確信しました。彼女たちの歌は笑ったり脱力することはあっても、腹は立たなかったもんなあ。新谷さんは、彼女たち並みの歌唱力でした。オーディションをやったんでしょ?あのキャラが必要だったんだろうけどさあ、なんかねえ、、、。彼女が悪いのではなく、キャスティングした方が悪いと思うんだけどね。
 キティに求婚するレヴィンは葛山さん。純朴な青年。というと聞こえはいいけど、田舎のダサい青年というか。こちらもギャグ担当。うーーーー、なんで、こういうキャラにしたのよ。脚本家と演出家を恨んじゃうわ。少々長めの髪を末広がりに。ほんのり茶髪。いろいろ着込む衣装だったこともありちょっと太く見えたわ。あ、あれだ、思い出した。「仮面のロマネスク」のダンスニー様系統の人だわね。くそ寒いギャグは腹が立つぐらいだったけど、裏を返せば、それだけ「演出家の望む演技」を的確にしていたということよね。歌は、まあまあ良かった。合わない音域は厳しいけれど、8割方は声も伸びて聴き取りやすかった。このまま東宝系の舞台に出てくれないかなあ。背も高いし、使えると思うんだけど。

 え~、とにかく。なんの意味もないコメディー部分(黒板の暗号解き等)が、ロシアの雪より寒い作品でした。それこそ、このメンバーで、太田先生が作り直してくれないかなあ。


*役者・スタッフのお名前を一部誤って書いていましたので
 訂正しました。(2/27)
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2006年02月25日 | ゲーム(どうぶつの森など)
新しいゲームを買いました。
「幻想水滸伝V」です。
幻想水滸伝V(通常版) 特典 プレミアムDVD付き

1は、とっても面白く
2は、ものすごく×100面白く
3は、ほどほど面白く
4は、クソつまらなく。
1,2はPSでドット絵、3以降はPS2で、3はポリゴン、4はCG+動画+音声。
4は「絵」にこだわるあまり、ゲーム内容がおろそかになりました。
2周目にムービーを飛ばしてプレイしたら、
1周目の半分の時間で終わったのよね。

で、5です。
まだ2時間しかプレイしていませんが、
やっぱ、声とムービー有りです。
早く先に進みたいときにはイライラしちゃいますよね。
導入部だけなのか、ずっとこうなのか。

でも、2に登場したゲオルグ・プライムが最初からいますし、
(「ファレナ女王殺し」が明らかになるのか?)
どうやらジーンさんも出てきそうなので
先がちょっと楽しみです。

主人公の名前。
最近はリカちゃんの役名をつけていました。
4が「ジュリアン」だったので、
5は「チャーリー」かな、と思っていましたが、
ふとした気の迷いで
「キヨミチ」とつけてみました。
そしたらば。
主人公は「王子」でした。
しかも、気の弱そうな女顔の少年でした。
20分ぐらいは我慢してプレイしていまいたが
ついに絶えきれなくなり、
リセットボタンを押し、最初の設定からやり直しちゃいました。
だって、気味が悪かったんだもん。
キヨミチ王子」なんてさあ・・・・・・・・・・。
新しい名前は「シブキ」です。
やっぱ、これが一番しっくりくるわね。
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