きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

ねいきっど・あいず めも

2006年02月04日 | 小山卓治
忘れないように、おもに曲感想以外の
ネタ部分をメモしておきます。
詳しい感想は後日。


チケット引き替え時に栞をもらう。
シリアルナンバー入りで、それぞれ違う言葉が印刷されている。

 ・自分のことを特別だと思ってくる人が
  たった1人いればいい たった1人(No.26)

 ・険しい道のかたわらに美しい野生の花が咲いている
  それが君(No.30) わたし?

 ・小さな積み重ねからしか
  Next Oneは見えてこない(No.31)

 ・俺たちはまだ旅の途上だ
  多分 幸いなことに(No.61)


舞台を挟んで後方、前方に客席が設けられる。
私達は悩んだ末、演奏者を正面から見る方の席の下手側を取る。
結果的に卓治の手の甲が見える位置で「当たり」だった。

卓治の衣装は、黒革のジャケット、黒のパンツ、白いシャツ。
シャツは前面に縦方向2本の刺繍。
袖口にも同様の刺繍。
右腕だっけ?黒のバンクル。胸元にはチョーカー。
どんどん装身具が増えていく。

2曲目あたりで、後ろを振り返り、お辞儀。
「いい気遣い」と客が誉める。

鎌田さんのファンと自分のファンが被っていることを
長野で知った卓治。(いまさら!!!)
近藤さんとはファンが被っていない上に、
若い女性のファンが多いので、
一緒にライブをやろうと持ちかける。
近藤さんは、札幌、旭川などの予定が入っているようだけど
卓治は「北海道は・・・」と難色を示す。
自分から頼んだのに。
手前の青森も提案される。
温泉がある、と。

近藤さんがピアノ席に行ったとき、
近藤さんのファンから「見切れるから」と
下手側席からピアノ近くへ移動する卓治。
(正しい行動である)

上記の理由から、鎌田さんは「戦力外」と言われる。

卓治のルーツは、ロックでもフォークでもなく
スナフキンだった。
スナフキンのテーマを聴けるとは思わなかった。
我々4人ともスナフキンファンで卓治ファン。
繋がっているのだな。

上手側でジュリー(井上陽水)の「背中まで45分」を歌う。
2列目上手端の女性に向かい「君のために歌う」。

大人3人がジャケット着用で、
ユウキ君だけセーター。
「もしかして自分にだけ連絡が来ていない?イジメ??」

ユウキ君、ピックが見つからず、卓治のギターを借りる。
「ギターごと借りるのかよ!」
卓治の(慌てた+怒った+笑った)の声。

ユウキ君の歌について、卓治の感想。
「負け犬の美学」。
ユウキ君は歌詞カードを作ってなかったので
リハーサル時に書いた。
卓治から字が小さいとクレームがついたので
大きい字で書き直した。
「老眼だから」
「田中一郎さんはもっと大きい字」と
卓治がやり返す。
*卓治のような職業の人は、強いライトで目を痛めるので
  普通の人より目の焦点がぼやけるのが早いらしい。
  とフォローしてみたけど、48歳だしな。普通に老眼か。

シークレット・ゲストはスマイリー。
アンコールの「傷だらけの天使」で
2階席から階段を降りながらサックスを吹いて参加。
スマイリーについて卓治。
「今日は『てんじょう』の人、ってキャラだから」
天上?
天井?

「気をつけた方がいいぜ」のユウキ君。
ギターを弾くのを止め、歌詞カードを持って歌う。
「ヤツ」のところで卓治を指さす。

マイクスタンドって、たったあれっぽっちの存在なのに
実は大きい柵だったんだな。
マイクがないと、かなりストレートに
「歌」が伝わってくる。
角野さん主催の時は「イベント」だったけど、
今回は、いかに歌を届けるか、かなり考えられた内容だった。
とても良かった。

特に「虹の袂」「ギャラリー」が心に残った。
「君は何を思ったの・・・」というフレーズの曲は
途中までは卓治らしい曲だと思ったけど
「プロポーズ」という言葉があまりにも卓治にそぐわなくて
そこですべて消し飛んでしまった。
関係ないけど、この記事用に書いたメモの「ギャラリー」という字。
走り書きだったので「きゅうり」に見えた。

ユウキ君は成長したなあ。
歌を、客に、「届ける」ことができるようになったようだ。
「負け犬の美学」は以前は長いな~、と思ったけど、
今日は最後までしっかり聴けた。


終演後の我々のネタ合わせ中の会話から。
(1)ユウキ君のジャケットはありだけど
   他の3人、とりわけ卓治のセーター姿はないだろう。
   そこから、
   卓治は頭部に対して身体が細い(肩幅がない)ので
   ジャケットを着ないとバランスが取れないよね。

(2)ユウキ君がなにも持たずに出てくるぐらい
   スタッフは読めないのだろうか。
   全部揃えて待ちかまえているべきではないだろうか。
   → 「忘れた!」と慌てる可愛らしい姿を
      女性にアピールする作戦(事務所的に)だったりして・・・

グッズの販売もあり。
海賊版その7は蔵前MC付きで2000円。
今後のライブ予定は
  3月15日(水)大分
  3月16日(木)博多
  3月18日(土)熊本
「熊本は土曜日だから来られるよな?(意訳)」
熊本名所・水前寺公園は卓治の実家の近くだそうだ。
19日は実家OFFなので
駅前のスーパーあたりにいるかもだって。
でも、
行かないもん!
もう水前寺公園も熊本城も行ったし、馬刺も食べたし。

  その時の旅行記

第一、18日11時の兵庫県バウホール公演と、
19日15時横浜公演のチケットを持っているんだよ。
行けるわけないじゃん。あ、だから
行けないもん!が正しいのか。
でも、西村●太郎先生が降りてきて
「こうすれば行けるよ~~」と囁いているわ。
耳を塞がないとね。
*飛行機に乗っていくような場所でのライブ告知は
 バーゲンフェアの売り出し前にしてください!


とりあえず。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「わが歌ブギウギ-笠置シヅ子物語-」

2006年02月04日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
 笠置さんといえば、私は父が見ていた「懐メロ」での印象が強かったのですが、こうして一代記で見ると、なんというか、感動します。よく「懐メロ」などでは、「戦後の日本人を元気づけてくれました」と前振りが入っていたけど、それを実感しました。「歌」、そして「歌い手」は、人に勇気と希望を与えてくれるんだなあ。そういった人物を、真琴さんは作り上げていました。なんちゃって関西弁でも、世話焼きで歌に生きてエネルギッシュでバイタリティー溢れた笠置さんが、そこに存在していました。いいお話を見せてくれるきっかけを作ってくれて、ありがとうマミちゃん。そう、言いたい気分。

 女性の役でも、マミちゃんはマミちゃんでした。スカートもそんな違和感ないし。低い歌声だったけど。ドレスを着たときはオカマだったけど。役作りの結果なのか、役を自分に引き寄せたのか、どっちかはわからないけれど、普通に女性だったな。独特の発声だけど、それほど気にならない。のは、きっとファンの欲目。男性とのラブシーン(笑)も、もともと相手より10歳年上の設定なので、そんなに違和感なく。「歌」か「家庭」か。どっちも捨てられない気持ちが伝わってきました。

 桜花昇さんは、あらゆる面が「うまい!」。男装の麗人の時の白タキは凛々しく、恋に悩むときは可愛らしく、結婚後は人妻らしく、の演じ分けも素晴らしいし、歌・踊りとも素敵でした。一幕で「男装の麗人はアカン」と言われたときは、「なにをーーーっっっ!」と、ちょっと怒りモードになっちゃいましたよ。こんなにカッコイイのにさあっっっ!レビュー場面ではNewOSKの皆様の踊りを堪能しました。華やかだなあ。美人さんが多いですよね~~。ナマの「傘回し」も感動です!
 
 英介役の杉浦くんは、育ちの良いボンボンを好演。「愛した」×3回も、すごく自然でした。ハイヒールのマミちゃんより背が高くて良いバランスでした。服部先生の草刈さんは、いつ何時でもダンディーー。英介の叔父・早坂さんは曽我廼家文童さん。2幕の一番大事な場面では、若い二人を応援したい、さりとて姉の気持ちもわかる、シズ子の「女性としての愛」もわかるが、歌手を辞めさせるのもしのびない、そんな、さまざまな感情が伝わってきました。芝居として、一番の見せ場でした。中澤さんのふーちゃんは元気いっぱい!なかなか演技がうまいですね。

 1階最後列は段差があり、舞台全体を見るには最高の位置でした。内容も席も良かったのですが、唯一残念だったのは、近くに座っていた関係者らしき人(舞台関係者かプレスか)が、なんか進行状態(台詞?)を書かれた紙を確認のためかずーーーっとめくっていて、その音がすごくうるさかった!!なんであんなに音を立てるんだか。腹が立ったわ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「バレエの美神」(初日)

2006年02月04日 | バレエ・ダンス
全体的にピリッとしないプログラムでした。
どこで盛り上がれば良いのでしょうか。

第1部
「ドン・キホーテ 夢の場面」ペレン、シェスタコワ
ドゥルシネアがペレンで、森の女王がシェスタコワ。
ペレンが楽しそうに踊っていた。
シェスタコワは柔らかい踊りでした。
二人揃ってアラベスク(?)のところ、
シェスタコワが長くキープしていたので
振り返ったペレンが、「あら、まだやってたの?」ってカンジで
ちょっと笑ってしまいました。
二人の、異なるスタイルのプリマの共演は豪華で良いですね。
キホーテはマラーホフ、キューピッドはシシコワ、かな?
コシェレワ、コチュビラ等もコールドにいました。
華やかな場面は、幕開けにぴったりですね。

「ロミオとジュリエット」レドフスカヤ、スミレフスキー
曲はプロコフィエフで、振付はワシリエフ。
バルコニーの場面だと思うけど、
テンポが少々早めで、せわしない踊りでした。
踊り手は非常に芸術性が高いのに、
それを生かし切れていないような。
ラブロフスキー版で見たかったなあ。
空気のように軽そうなレドフスカヤが印象的。
スミレフスキーもスタイルが良い。脚が長い。

「ダジラード」草刈民代、シヴァコフ
ゆったりのピアノ曲で、男女がユニゾンのポーズを続けるっていう
まあ、よくあるパターンの踊りです。
タミーは白のレオタード、シヴァコフは上半身裸で白いタイツ。
タミーはこういう衣装のこういう踊りの方が似合う。
けど、たいして面白味のない作品。
「海賊」でもやればいいのになあ。

「オーニス」ロモリ
「フランス・オーニス地方の伝統的音楽を使った」踊り。
のどか~~な音楽に、単調なステップ。
でも、前のペアの後だと、さすがにパリ・オペ・エトワール!
と感心する。
なんでもない動きでも間が持てるんだな~~、
と思ったけど、やっぱ長いわ。

「レクイエム」ルジマトフ
前回は白い白い世界だったのですが、
今日は、照明のせいなのかな?暗い世界でした。
初演時は、「徳の高い聖者がさらに宗教的に「上」の世界に渡ろうとする」
と、思えたので、私なんぞは秘かに
「即身仏(製造過程)」と呼んでいたのですが、
今回は、普通に苦行僧でした。
ルジの体調によるものなのか、それともルジの場合
モノにする=悩める男の物語になる=苦悩する男=苦行僧
って図式になるのかね。よう、わからんが。

なんとなく、ゆったりなモダーーーンは第1部にまとめました、って印象。


第2部
「忘れないで・・・」ピエトラガラ、ドゥルオ
お久しぶりのピエトラガラです 
プログラムを買っていないので詳しい内容は不明。
作品タイトルから推測するに、なんらかの事情で別れた二人が
お互いを忘れ得ない、みたいな内容かしら。
これも、単調なステップで、長い。
後半寝ました。
でも、ピエトラガラ振付って、こんなの多いから
別に不満はない。
生脚が拝めただけでありがたや、なのです。
ピエトラガラの振付って、どこか羽山紀代美チック。

「幻想舞踏会」レドフスカヤ、スミレフスキー
特に大技はないけれど、美しく、かつ演劇的。
大人っぽい文学作品、とでも言うのかなあ。
レドフスカヤがとにかく綺麗。

「スパルタクス」チェルノブロフキナ、ザバブーリン
チェルノのバランスは、それはそれは素晴らしいけれど
「ダイナミック」とは無縁の二人だから。
ザバブーリンは、剣闘士には全然見えない。
新しい分野に挑戦するのは素晴らしいことだけど、
ワンパターンでも「白鳥」や「ジゼル」を見たいペアよね。
オケの金管がヤバヤバだったけど、
それでも生オケ演奏は嬉しかった。


第3部
「眠りの森の美女 ローズ・アダージオ」クチュルク
王子達はシヴァコフなどカツラ付き3人に、地毛のクリギン(父)。
長老は好き勝手なことができるのか。専科だな。
クチュルクは「ドン・キ」の時よりは調子が良さげかな?
シューズはいつものゴム・バッチン。
バランスのキープ力は、さすがです。
けど、
クリギンを見ちゃうんだよな~~。ごめんよ~~。

「眠りの森の美女 グラン・パ・ド・ドゥ」ペレン、ファジェーエフ
ああ、やっぱワガノワ・ペアは、イイですのう。
作り出すラインが美しい。
ペレンは、口紅が赤すぎるのを除けば、美しいお姫様だし、
ファジェーエフは絵に描いたような王子様だった。
ちょっと、若い時のマラーホフを思い出した。

「アヴェ・マイヤ」プリセツカヤ
御光臨。
グノーの「アヴェ・マリア」に乗せて
扇子をヒラヒラさせて動いているだけなんだけど、
なんともいえない存在感なんだな。
扇子が鳥の羽に見えてくる。
短い演目だな~~、と思ったら
拍手にお答えして、もう一回踊ってくれました。
ありがたや。拝む。

「シルヴィア」ムッサン、ロモリ
ノイマイヤー版。
う~ん、わからん。

「ドン・キホーテ グラン・パ・ド・ドゥ」シェスタコワ、ルジマトフ
ルジは「バヤデルカ」の時より調子が悪そう。
決めポーズは決まるけど、踊りにキレが無く、重め。
それでも、「この程度は踊れる」。
その「この程度」が、ものすごく高レベルなんだな~~。
体調が悪いなりに、例えば「お魚」前のリフトを省くとか
構成を替えてきても、それなりに見せちゃうんだよなあ。
プロの技だ。
と、ファンなので感心する。
ファンでない人のことなんか、考えないわよ~~。
シェスタコワは絶好調!!
「夢の場面」とは、ちゃんと演じ分けていて
気っぷのいい姐さんでした。
32回転の前半はダブル+シングル+シングル。
チュチュは白。
ヴァリエーションはミリツェワ、コシェレワ。
この二人、特にコシェレワは働かせすぎでは?


ほんとうに、どこでテンションを上げていいのか
わかりません。
似たような踊りが多くて、プログラム・ミスだよね。
これなら「32回転3連発」の方が楽しいのにねえ。
最終日は盛り上がるかしら?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする