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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ(2回目)」宝塚月組

2016年01月31日 | 宝塚(月組)
銃を持った兵士が、
植民地の人間の歌にビビるのはどうかと思うね、やっぱり。

バレエでは非道い人を正当化するのは「オネーギン」で成功したけど、
「マノン」はいまいち達成できていないな。
バウより話の尺が短く人数が多いから仕方がないんだろうけどさ。
マノンをもっと深く描いてくれないとね。
たんなる浅はかな女で、
しかもそういった描写が途中までで中途半端。

まさおとカチャとみやるりが似てて
遠目だと見分けがつかん。
せめて髪の色をもう少し変えてくれればなあ。

まんちゃん、もう少し芝居声がしっかりすればなあ。
まゆぽんはこのままおじさま路線に行っちゃうのかなあ。


ショーは楽しい!
スミスはだいたい把握できた。

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「フランス組曲」

2016年01月31日 | 映画
良かった!

ナチ将校と占領下のフランス女性の禁断の恋、
などという単純な話ではなかった。

許せる、わかりあえる、触れ合える、憎しみ合う、
どこもがギリギリの、
なんとも説明できないラインにいる二人の、
出てくる言葉とは違う気持ちの揺らぎが、情感たっぷりだった。

愛とか恋とか、
そんな単純な言葉では言い表せないんだなあ。

子爵夫人は自分の言葉と行動が跳ね返ってくるんだね。
そこも切なかったわ。
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「サウルの息子」

2016年01月31日 | 映画
重たい映画だった。

強制収容所で、ドイツ軍に選ばれ
所内の仕事をするユダヤ人達「ゾンダーコマンダー」は
様々な雑用、肉体労働に従事し、
時期が来たら抹殺される。
ガス室に入るよりは、いくらか長い命のために
彼らは黙々と働く。

移送されたユダヤ人を
「服を着替えるだけ」と信じさせ
服を脱がせガス室に入れる。
死体は焼却し、灰を川に捨てる。


無駄を極力省くドイツ人の合理性が
ああいうシステムを作ったんだなあ。

息子は結局本物だったのか?
レジスタンスにも加われない男が
狂気に陥った果ての妄想か?

死体は物体でしかないように映る。
そこまで理性を削ぎ落とせるんだな。
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