きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖」ヴォロンツォーワ&レベデフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月11日 | バレエ・ダンス
ヴォロンツォーワの白鳥は普通に良いけど、
昔のヴィシのような圧倒的なオーラとか只者ではない感は特に無く、
普通の時のシェスタコワやコシェレワぐらいなかんじ。
ただレベデフ君とは化学反応的な情熱があり、
三組の中で一番愛情のやり取りが感じられる。
スタイルと雰囲気ならソボレワ、
安定感ならペレン、
熱さならヴォロンツォーワ、かな。
三者三様で面白いよ。
誘惑とか色気とかはあまりないけど
ハキハキした踊りなので黒鳥の方が良い。
32回転は前半はダブルシングルシングル後半はシングル。
衣装はソボレワと同じかな。
スカート右手に赤い羽。
マールイの主演はすごく納得だけど
数年前にボリショイで主演はないだろう。
フィーリンが正しい。

レベデフくんは今日が一番身体の伸びが良い。
ものすごく生き生きしている。
余所へは行かず、ずっとマールイにいてくれよ~。
花嫁候補の前では均等に立ち止まるのではなく、
4番目ぐらいの金髪の前で長めに立ち止まった後
3番目に戻り、やっぱり違う、みたいなかんじで進む。
昨日もそうだったから、これが彼の演技プランなのかな。
いまいちわかりづらい。
けど、全体的に、
ふわふわした若い者に軸ができていくかんじは
前より伝わってきたかな。

ヴェンシコフは今日も怖い顔で踊っていました。
4幕の羽の仕掛けは、
ロットバルト自ら後ろを向いているときに外しているみたい。

トルマチョフは3日続けての道化でしたが
テンションも演技もジャンプの高さも安定していました。

トロワのナザロフは音の乗り方がイマイチだな。
ミリツェワはくっきり音楽に乗っている。
ザパスニコワも一昨日より音楽的。

ワルツ4人組男性、オマールはべっとりした小姓的金髪ヅラ着用。
スペインと雰囲気を変えるためかと思ったけど、
ヤフニュークの髪がなんだか昨日より輝いているので、
もしかして金髪で揃えたのかも。
ものすごく自信が無いけど両端はマスロボエフとニキータなのかなあ。
わからんけど。

昨日の4幕で発見した胴回りがアレな子は2幕では発見できず。
代わりに、なんだか周囲よりふた回りぐらい年齢が上っぽい人がいるような?
教師が?
4幕でもいなかった。
いちおう一部はそれなりにダブルキャストになっているのかな。

今日は主催が光藍社じゃないから花束は無いのね。

今日は1階25列かなり端。
前列がいないこともあり、視界がクリア。
昨日は前方でも上手1/5は見えなかったし、
一昨日も前の人の動きに合わせて私も頭の位置を変えなきゃならんかった。
今日はなにもしなくても全部見える!
やっぱりカナケンはいいね!

あっという間の7日間でした。
来年もまた来てね!!

【配役】
オデット/オディール:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
ジークフリート王子:ヴィクトル・レベデフ
悪魔ロットバルト:ミハイル・ヴェンシコフ
道化:デニス・トルマチョフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:ロマン・ペトゥホフ

パ・ド・トロワ:
 タチアナ・ミリツェワ、ワレーリア・ザパスニコワ、
 ニキータ・ナザロフ
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ、
 ヴェロニカ・イグナツェワ、エカテリーナ・ホメンコ
大きい白鳥:
 アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ、
 アンドレア・ラザコヴァ
スペイン:
 クリスティーナ・マフヴィラーゼ、マリアム・ウグレケリーゼ、
 アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ
ハンガリー(チャルダッシュ):
 オリガ・セミョーノワ、ウラジーミル・ツァル
ポーランド(マズルカ):
 アーラ・マトヴェーエワ、ユリア・カミロワ、
 アレクセイ・マラーホフ、アルチョム・マルコフ
イタリア(ナポリ):
 オルガ・プリュトコワ、コンスタンチン・キリンチュク
花嫁候補:
 アナスタシア・ロマノワ、デボラ・ダヴィス、
 ユリア・バラグロワ、アナスタシア・トルスタヤ、
 エレーナ・トゥルシナ、ヴィクトリア・ザリポワ

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
第1 幕-第2 幕約70 分 休憩20 分 第3 幕約40 分 休憩20 分 第4 幕約20 分
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「アンジェリカの微笑み」

2016年01月11日 | 映画
死者に魅入られちゃった若者の話、かな?

どの場面を切り取っても美しい一枚の写真になるような画面をしみじみ堪能。
カメラの型&現像写真がカラーから舞台は70年代かしら?
監督101歳の作品だとかで、
話の運びはその呼吸に合わせたのかかなり緩やか。

しかし、アンジェリカ、人妻だろう。
化けて出るなら旦那のところに出てあげればいいのに。
旦那はきっと幽霊でも会いたいと思うよ。

と書いたものの、
アンジェリカは孤独な若者の妄想なんだろうなあ。

ポルトガルの会話芝居も独特だったなあ。
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