きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

7/4メモ

2009年07月03日 | 小山卓治
矢野さんと嶋崎さんは華やかだった。
派手、ということではなく、
いまが人生の盛り、ってカンジで
光り輝いていた。
若い、だけならいくらでもいるけど
この瞬間を見ることはあまりできない。
貴重だ。


昨年のパリ・オペの公演で、
猫背で背中が固いベザール君と
ルグリ先生が同じ振りを踊ったとき、
技術面でも、スターオーラも
ルグリ先生の方が断然上なのに、
それでも、
ベザール君が人生の頂点に向かっいる時期で、
ルグリ先生は下る時期に来ているのが分かって
どても寂しかった。

ヴィスコンティの「山猫」を
30代後半で見たときに、
アラン・ドロン演ずるタンクレディの若さが眩しかった。
(20代に見たときはそんなことはなかった)
眩しくて、その光りが痛くも感じた。

そんな光り輝く女性達といっしょに舞台に立つ小山さんは、
さすがにいつもほどは「実年齢ほど老けていない」部分は
感じられなかったけど、
それでも、負けていなかった。
光りに照らされ影になるのではなく、
しっかり、同じ存在感だった。
まだ、大丈夫、と思った。

3人で演奏した「クリスタルレインドロップ」と
「祈り」がとても良かった。
コメント
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