きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「エリザベート」宝塚月組(東京2回目)

2009年07月30日 | 宝塚(月組)
今日のルドルフは、みりお君。
ビジュアル、特にあさこトートと並んだときのビジュアルが
とてもいいんだけど、
ちょいと、いや、かなり、繊細さが足りない。
革命に燃える熱血皇太子。
「シトワイヤン、ゆこーーーーぅっ!」って言いそう。
自殺したのも、たんに蜂起に失敗して
やけのやんぱち(って古すぎるか)に見える。
もうちょい、「死の影」がちらつく方がいいと思うけど、
今回のエリザベートはその辺が皆無だから
「鏡」っても、これくらいなもんなんだろうか。

まあ、そのおかげで見ることができた
ヒゲのもりえちゃんが良かったから、
ま、いーか、と。

しかし、なんだ。
月組が好きだから、いろいろ脳内補完をして
それなりに楽しんでいるけれど
芝居としての「エリザベート」は
成立していないよね。
いや、いいんだけどさ。

次回はあひルド。
なんのかんので役代わり制覇します。
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「氷山ルリの大航海」(朗読)

2009年07月30日 | 紫吹淳(リカちゃん)
リカちゃんが絵本の朗読をするっていうので
行ってきました。
横浜開港150年記念イベントの一環みたいです。

絵本の作者は、高円宮妃久子妃殿下。
氷山ルリの大航海
北極の氷山が、南極を目指して旅をします。
途中、いろんな動物や自然と出会い、
彼らの力を借りて旅を進めます。
いちど、旅を続けるか、諦めるか、
悩む場面が出てきます。
ルリはどうするのか・・・・・

ルリ、って女の子だと思ったら
男の子でした。
溶け出した氷山は瑠璃色なんですって!!

朗読だけでなく、左右のスクリーンには
実際の絵本のイラストも映ります。
絵を描かれた飛鳥さんは、
北極でスケッチすること3週間だったそうです。
それも貨物船に乗って!
美しい絵は、一部隠し絵になっているようです。
(旅を始める頃のルリの形はグリーンランドと同じ形。
 旅を終えたルリは・・・)

効果音は、よこはま動物園ズーラシアの
動物たちの鳴き声も使われていて
迫力のあるサウンドでした。

リカちゃんは、裾の長い白いドレス。
可愛い声、老け声、
いろんな声を出していました。
思っていた以上に(ごめんね)幅がありました。
朗読だと、外見に限定されず
いろんな役ができるんだな。

途中、席を立ち、舞台から客席通路へ、
また舞台に戻る、という動きがありました。
氷山を押す風の動きです。

50分の朗読に、
30分のトークショー。
朗読にも参加した宮本隆治さんが司会で
リカちゃんの他に、ゲストは
絵を描かれた飛鳥さん(カナダ在住)と
ズーラシア園長の増井光子さん。

リカちゃんは、「ルリのようですね」と
紹介されていました。
旅=組替えが多い、との意味みたい。
宮本さんがリカちゃんに話を振るたび
客席のリカファンに緊張が走りました。
難しいこと、抽象的なことは聞かないで!
ファンの悲痛な心の声が聞こえました。
(私も含まれています)
朗読だと、字を拡大した本?を作る見たいなんですが
(その方が読みやすいみたい)
リカちゃんは敢えて、絵本を読みました。
その理由は、イラストからイマジネーションを得るためとか。

飛鳥さんのスケッチのお話や
増井さんのズーラシアの「環境展示」のお話とともに
地球温暖化で北極の氷が溶け出し
北極クマを含む、北極周辺で暮らす動物たちに
深刻な影響が出ていることが話題に出ました。
日本にいるとそんなに感じられないことも
世界のいろいろなところでは
目に見えていることがあります。
それをよく考えないと!

大さん橋ホールって、どうなんでしょう。
ちょっと人を集めるのが難しいのかな。
もっと、子供がたくさん入るように
PRできなかったのかな。
こういう朗読会は、子供にこそ聞いて欲しい。
地球温暖化の話を含め。

13時の回には、高円宮妃殿下のご臨席。
名誉なことです。
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