今年の遊び始めはマールイ「海賊」から。
連休明けの平日昼間に、なんで上演するんだか。
いい加減にしてよ!!と言いつつ、会社をサボりました。
ただいま大休憩中。
買い込んだレカンのケーキを食いながら
ネカフェでこれを書いています。
コシェレワのメドーラ。
さすがに真ん中慣れしている。
華やかで貫禄があり、踊りにも安定感。
演技もいいと思うよ。
32回転は、右手を腰に、左手を伸ばした状態でシングル32回。
軸がややずれたけど、回転のスピードはそれほど落ちず。
技術には安心感がありますね。
数多い衣装も着こなし、ヒロインとしてはバッチリ。
これで姫キャラだったらなあ、、、
女海賊のほうが似合いそう。。。。
なんて言ったら気の毒か。
好きだよ!
コンラッドはツァル。
えええと。ロットバルトで見たんだったかな。
背も高く、スタイルもいい。
2幕冒頭、客席に背を向けてたたずむ姿には見惚れるばかり。
プログラムの写真より、ずっとハンサムだよ。
海賊の頭領らしくて良かったよ。
一睨みで手下を従わせられる迫力が充満。
ジャンプ等、踊りのキレも良かったと思いますわ。
これからどんどん出てきてほしいなあ。
んで。シヴァコフ。
いい意味で普通。
手下なんだよなあ
アリって、ビッグネームが踊ることが多いから。
役柄上、コンラッドの手下(奴隷)がアリのはずが
どーーーーーーみても立場が逆転してるよな、
と思うことが多いのですが、
ツァルに命令されているシヴァコフの姿は
ごくごく自然。
これがあるべき姿なんだよなあ、と
ものすごく新鮮でした。
シヴァコフの仔犬なヴィジュアルにもハマっています。
そりゃ、踊れば、すごいんだけど。
役柄上、受動的、ってのが
合っているのかも。
今回の2幕の踊りは、なぜだかパ・ド・ドゥ。
ここってトロワじゃなかったけ?
(
【訂正】夜の部もパ・ド・ドゥでした。
前回の変則版が間違って記憶されていたみたい
【追記】パ・ド・ドゥっていうか、
トロワのコンラッドのソロが無い版ですね。
重ね重ね申し訳ありません)
踊りは好調。満面の笑み。
ギュリナーラのロバノワ。
可愛い
一幕冒頭でメドーラとキャッキャ笑いながら遊んでいるところとか
三幕で、「アフメッドがヘンなことするのーーーー」と
パシャに言いつけるところとか。
とにかく可愛い。
う~ん、やられたよ。
こんなに可愛い子だったとはなあ。
パ・ド・ドゥでは全身でアフメッドをイヤがったり。
表現が実に豊かでした。
もちろん踊りも良かったです。
回転のところは・・・なんて表現すればいいんだろう。
誰かが的確に書いているので探してください。すいません。
細かいステップもきれいに決まっていました。
アフメッドはモロゾフ。
これもいい意味で普通。
シヴァコフは堅気だったのに
親父が死んだから仕方なく後を継いだみたいだったし、
逆にプローム君は、可愛い容姿とはうらはらに
産湯に使った瞬間から悪の道まっしぐらってカンジだったけど、
モロゾフは、そういう意味で
普通に、ちょっとエロで間抜けで抜け目ない商人って雰囲気でした。
腕を伸ばした時の筋肉のラインがとってもステキだった。
踊りについては、多少「音楽待ち」の間があったけど
複雑なジャンプもあったし、
まあ、良かったと思うよ。
そいでもって、この回、一番のヒットは
ビルバンドのアルヒプツォフでございますよ。
とにかく
濃い
それも、やりすぎて濃いのではなく
自然に濃い
えーと。なんて言うんでしたっけ?
ビルバンドとあと二人の男性で踊るところ。
海賊さんたちが豚骨スープだといたしましょう。
あとの二人、クリギンとリャブコフが
(
【訂正】チェスノコフと書いていましたが
リャブコフの間違いでした。勘違い、申し訳ございませんでした
)
スープに加えた背脂なら、
アルヒプツォフは仕上げの馬油ですよ。
ああ、なんてステキな絵面。
ウハウハでしたわーーーーー。
クリギンがハマコなら、アルヒプツォフは越リュウですわよ。
我らがクリギンは、いつもの場所。
一幕の奴隷市場では、上手側の青っぽい上着の客。
二幕はクロスソードする3人のうちの一人。
帽子は被らずなまずっぽいヒゲ。
最初はコンラッドに言われたとおり、
女達に手土産を渡していたのに(しかも笑顔で)
ビルバンドに唆されたら、早速反乱軍の仲間入り。
三幕ではヒゲ無し帽子ありで、
コンラッドの味方役。
ちょっと暗めの亜麻色の髪は
相変わらずつややか。
「前頭部or側頭部から徐々に後退」という
マールイの男性にかかっている呪い。
クリギンは跳ね返しているようです。
どんな結界を張っているんだか。
シヴァコフ!いまのうちに習っておけ。
時間も無くなってきたので
後は簡単に。
アレクセイ・マラーホフのパシャは
ステキなオジサマ系。
金があって、あんなにハンサムなら
買われた女も幸せではないかいな。
クラシックトリオにはヴィジェニナ。
あいかわらず美人だ。
カミロワの優しい笑顔に癒され
リィコワの溌剌とした踊りは新鮮で。
リィコワの対の人ってニキチナでいいのかしら。
体系的な面も含め、
う~ん、なんか、肩叩き?と思っちゃったわ。ごめんなさい。
私のエゴロワさんは、アルジェリアと花園に。
群舞等は、
市場はあんまりピリッとしなかったけど
徐々にテンションが高くなってきました。
花園はキーロフより好きかも。
カーテンコール、最後列下手側は
いつも喋っちゃうメンバーなのかな。
マナーとしてどうよと、ちょっと思うけど
この絵を見て、ああ、マールイだな、とも思うし。
オケはいいね!
最近の引越し公演を含め
やっぱ、バレエにはマールイのオケ!だよね!!
演奏者が、バレエの内容を熟知しているような音なのよ。
ホリコフさんの指揮も、
ダンサーに優しい音でしたわ。
ということで、
夜の部に行ってきます。
ルジーーーー。
メドーラ:イリーナ・コシェレワ
コンラッド:ウラジーミル・ツァル
アリ:ミハイル・シヴァコフ
ギュリナーラ:スヴェトラーナ・ロバノワ
アフメッド:デニス・モロゾフ
セイード・パシャ:アレクセイ・マラーホフ
ビルバンド:イリヤ・アルヒプツォフ
フォルバン:マリーナ・フィラトワ
仕官:アンドレイ・ブレグバーゼ
パレスチナの踊り:ナタリア・オシポワ
アルジェリアの踊り:ズヴェズダナ・マルチナ
クラシック・トリオ:アリョーナ・ヴィジェニナ、エレーナ・フィルソワ、アナスタシア・ガブリレンコワ
ピチカット:ナタリア・ニキチナ、ナタリア・リィコワ
2人の踊り:オリガ・ポリョフコ、ユリア・カミロワ
指揮:セルゲイ・ホリコフ
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団