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きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「桜合戦狸囃子/ショー・イズ・オン '06」

2006年04月29日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
今年も芝居とショーの二本立て。
OGのスター・オーラにクラクラ。
今回のショーで思ったんだけど。
振付自体は難易度は低いじゃないですか。
(技術を見せるんではなく、
 華やかさを表すための踊りなので
 難易度の高低は、このテの踊りで論じる必要はないと思います)
なのに、モドキではなく、演歌歌手のバックダンサーではなく
「確実にヅカ」になるのは、なんでなんだろう。
それこそ、バレエ・ダンサーが踊ったら
綺麗に踊れるとは思うんだけど、
こう、濃厚な、「ヅカ」って雰囲気が出せるかどうか、と言ったら
それはかなり難しいよね。
やっぱり、専門教育を受けた人が踊るからなのかな。
だから、お金を払って見に行くんだよな~。


「桜合戦狸囃子」
徳島で狸合戦が起こる。満月城の男狸全員が戦場へ。
残された女狸は不満たらたら。
 ・私たちを放っておいて、戦ばっかり。
 ・女の言うことなど、聞きやしない。
戦が終わり、帰城する男狸を城内へ入れないことに決定。
女がいかに大切な存在であるか、思い知らせてやるのだ!
女狸の企みを知った男狸は、城の前に布陣。
女が頭を下げて招き入れれば許してやろう、という算段。
果たして和解の日は来るのか?

芝居はこの5年の中で、一番つまらなかった。
巨匠の駄作ネタに、キムシンの戦争反対と、
石田昌也の下ネタ・オヤジギャグがミックス。
どうしろ、ってんだよなあ、と頭に来る内容。
ネタは高度成長期の、家庭を顧みないサラリーマンと
家に残される妻の葛藤だべなあ。
バブルが弾けて20年、いまさらこんなネタを芝居にされても。
第一、戦場で男が戦っているときに、
構ってくれないからイヤ~、って女に言わせるなんてさ。
女の不満を男が書くなよ!
だからこんなに頓珍漢な内容になるんだよ。
ふざけんなよなーーーーーーっ!
役者さん自体は良かったんだけどね。
女装をした男が、仁王立ちで怒鳴っているところは
男にしか見えないよ(笑)
本当は、本当は、役者さんは、女なのに~~。
狂言回しの未央さんが、とっても、とっても、芸達者。
早変わりが素晴らしい。
舞台セットは今までの使い回し。
予算が無いのかな~~。


「ショー・イズ・オン '06」
芝居の鬱憤が晴れました。
芝居の予算分を、ショーに使ったのね。
トップさんだらけだから、もう、華やかよ!
目を奪われっぱなし。
皆さん、スタイルも、着こなしもいいんだよな。

鳳さんは、本当の体型は在団中と変わらぬスレンダー、
ってことは、無いと思うの。
でも、オープニングのトート様のような衣装にスターブーツとか
キンキラの黒タキとかは、「ザッツ男役」。
鳳さんに合わせて作ったとしても、
その後は本人の「着こなし」なんだよね。
文句なくカッコイイ。
この辺は現役生にも見習って欲しいなあ。
客のイジり方も最高なのだ。
とにかく、スターの中のスターだよね。

峰さんの「心の叫び」だっけ?
「♪ 僕のこの愛~」は大感動。

ペーさんが、某所で歌があんまり・・・、と書いている人がいて。
それに対して、技術じゃなくって・・・、と反論している人がいて。
両方の言い分がわかりました。
ペーさんはペーさんだからいいのだよ。

南風まいさんは、私の中では伝説の娘役さんだったので
ナマの歌声が聞けて大感動です。
美しい歌声でした。

麻乃佳世ちゃんは、ちょっとふっくらしたけど
相変わらず可憐で可愛いのだ。

あとねー、秘かなお目当てはぽっぽさんでした。
またぽっぽさんお踊りが見られるなんて。
嬉しいわーーー。
ぽっぽさんの太股
ああ、ありがたや。拝みましょう。
副組長で退団したポッポさんも、狸組では中堅娘役。
まだまだ若手名ポジションがとっても新鮮!
あの目で睨まれてハッピーよん。

中詰めの「ラストチャンス」。
テンポも歌詞も違うけれど、
「ヴァンパイヤ」を思い出して、ちょっと泣いちゃった。
今回はロケットもあり。
ロケットボーイの祐輝さんの若々しさといい、
ロケットガールの細い脚の美しさといい、
現役生のようでした。
現役生より年齢が上であっても、
「タカラヅカ」なんだな。
女性の色気、ではないの。
「清く正しく美しく」。清々しいロケットなんだよな。

いろいろ言われていますが、
年に一度はやっぱり見たいな。
芝居はどんどんつまらなくなっているけど、
ショーだけじゃ、やっぱりイヤ。
「男役」「娘役」の部分も見たいのよね。
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起動まで2秒

2006年04月29日 | 小山卓治
「東京百歌&TOKYO ACOUSTIC NITE 2006」DVDが来たので見た。
OFF出版物等の、「卓治を格好良く撮ろう」という意識ではなく
記録映像な、このDVD。
客観的に見ると、卓治ってこんなカンジなんだ、と
ちょっと新鮮な気分。
こうして見ると、年齢相応、とまではいかなくても
それなりに、「若くない状態だよな」と、
ちょっと思った。



思ったのに・・・。



2秒後には、
いや、いや、そんなことないよ、
やっぱ若い、ってか、年齢不詳っていうか・・・
と思い直した。
リカちゃんに関しては、
自分の目と耳と脳味噌が腐るのは知っていたけど
卓治に関してもそうだったのだと、
我ながらビックリした。
卓治に対しても「なんでもよく見えるフィルター」を
装備していたんだな>自分。
もう少し冷静に見たり聴いたりしていると
思っていたんだけど。
しかも、そのフィルターの起動時間が
わずか2秒とは!
そんな自分を可愛く思ったよ!!!

配信版は見ていないんだけど。。。
一人一曲の映像(+アンコール)の他に、
少しだけど楽屋風景などが収録されています。
「ウロウロしない!」と
研さんに偉そうに注意する卓治が見られますよ。
お買い得。

ああ、明日のイベント行きたいな~~。
友よ、レポよろしくよ。


こうして「聴く」と
「種の歌」って、いい歌だなあ。
プロテストソングだけど

 ・あいつらが悪い
 ・虐げられる弱者の俺たちが正しい

なんてことは言わない。
そんな思想は「垂れ流さない」。
そのうえ
 ・歌を聴く
 ・短編集を読む
 ・映像を見る
が、一度にできるんだな。
ちょっぴりの、でも、確かな希望があるところが好きだな。
すごく今更なんだけど。
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