きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ディアギレフ・プロ」東京バレエ団(4月10日)

2006年04月10日 | バレエ・ダンス
「牧神の午後」
牧神:首藤康之
ニンフ:井脇幸江
ニンフたち:高木 綾、奈良春夏、浜野香織、田中結子、前川美智子、吉川留衣


横向きのポーズは美しい。
「ギリシャの壷の絵」そのものだ。
それは素晴らしい。
3次元の空間を2次元に変換した、
その、美術的な部分は絶賛しても良いと思う。
でも、あくまでも「絵画」だ。
「匂い」はない。
牧神の、布を抱きしめる部分に情熱は感じるけれど
いわゆる「劣情」は感じ取れない。
東バが意識して排除したのか?と思うほど。
それがバレエ団のカラーと言えばカラーだけど、
「牧神の午後」で一番のキモが無くてどうする、とも思うわな。


「薔薇の精」
薔薇の精:大嶋正樹
少女:高村順子


高村さんは、吉岡さんより
ロリロリ度アップ
可愛いなあ~~~~。でへでへ。
吉岡さんは、女性から見ても可愛いと思う。
高村さんは、私の中の「オヤジ」の部分が反応するっていうのかねえ。
大嶋さんは、まあ。。。。。。。
ひたすら頑張って踊っていたよ。
少女との関連性は、殆ど無し。
「薔薇の精」とかじゃないのよね。
昨日の木村さんも「薔薇の精」としては、どうかねえ、
と思う部分があったけど、
大嶋さんは、最初から最後まで「大嶋さん」だった。
あの短い時間に「役を作る」って難しいんだなあ、と
改めて思いました。
衣装は総タイツ。全体的に木村さんより薄い色で
腿のあたりからすでに肌色っぽい。
高村さんは、夢心地から、「薔薇の精」に誘われて踊って、の笑顔が
パッと花が開いたようでした。
少女には「薔薇の精」は見えているけれど、
「薔薇の精」に少女は見えていたのかな?


「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:首藤 康之
バレリーナ:長谷川智佳子
ムーア人:平野玲
シャルラタン:高岸直樹
宮廷の御者:古川和則
乳母:大島由賀子
馬丁:長瀬直義、田中俊太朗
ジプシー:高木綾、奈良春夏
お祭り好きの商人:横内国弘
町の踊り子:門西雅美、加藤文

*役名不明な中島周さんは今日も飛びまくっていた

昨日に続き、楽しくも哀しい演目。
客席2階から見ると、舞台にたくさん人が乗っている。
どこを見ていいのかわからないわ。
下手建物2階から釣り竿+魚を垂らしている爺は何者なんだ。
なにが楽しいのだ?でも見ちゃう。
熊さん、私にも欲しいなあ。
ムーア人は、平野君らしいが、まあ、わからんな。
長谷川さんがチャーミングだった。
首藤君は、こういう役が似合うなあ。。。



この公演とは関係ないけれど、のネタを2つ。
(1)服部くんの公演ってバレフェスにぶつかっているんだよね。
   今年こそ、ヅカと組むべきだったよね。
   そうすればバレフェスに行かない(出費せずにすむ)人を呼べたのに。
   私は大変だけどさ。
(2)「プリマダム」って、どのバレエ団と組んだのかと思ったら
   特番で判明。小林紀子さんのところでした。
   考えてみたら小林十市君の古巣なんだよね。
   気が付くのが遅すぎだわ。
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「XX―SPLASH!」紫吹淳(10日13時の回)

2006年04月10日 | 紫吹淳(リカちゃん)
今日のネタ2題。
(1)ライザの前のMC。
 「ライザと言えば?」
 初日はなかなか答えが返ってこなかったけれど
 だんだん「脳年齢チェック」になってきました。
 「キャバレーと言えば?」「ライザ」
 「ライザのお母さんと言えば?」「ジュディ・ガーランド」
 「ジュディと言えば?」「ツレさん」
 次第にエスカレート。
 完勝するぜ!と意気込む客席。
 「紫吹淳が生まれたところと言えば?」
 よっし!!!これはわかるぞっっっっ!!!!!!
 客が心を一つにして、思いっきり大きな声で、みんなで答えました。
群馬!
 「違う、宝塚だよ!!!!」うきぃぃぃぃっっっっなリカちゃんでした。
 だって、、、ねえ。。。。。。。。。

(2)女王様
 昨日、一般公演が終了したので、コンサートメンバーの打ち上げがあったそうだ。
 その中で、バンドの人に言われたのが
 「紫吹さんって女王様みたい」
 私は、「フランスのじょお~う なの です から」を思い浮かべたんですが、
 そっちではなく、鞭を持っている方の女王様。
 「え~、違うよね~~」みたいなことをリカちゃんが言ったら
 会場から男性の声で「打って~~」のツッコミが。
 さらに「私、鞭は持っていないし」と言ったら、
 このMC中に汗を拭いていたんですが
 「そのタオルで打って~~」と重ねてのツッコミ。
 思わず、そのタオルを鞭に見立てて、打つ仕草をするリカちゃん。
 会場、大ウケ。バンドも大ウケ。コーラスのお姉さんからはGJが出ました。

ああ、私が書くと面白くないわ。
別なところで確認してください。

今日は最終日。そして、ファンクラブ貸切公演ということで
大盛り上がりでした。
アンコールも、特別に「君の瞳に恋してる」をもう1回。

え~と、え~と、
うまく書けないけれど、
今日もリカちゃんを堪能できて幸せでした。
お客様は、小林ご夫妻、大澄さん、聖太くん、でした。
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「剣(Turugi)」

2006年04月10日 | 映画
 近未来。管理社会「ゾーン」において、権力者「マスター」と、幹部達を守るため、遺伝子操作と洗脳で戦闘能力を高められた戦士・ガーディアンがいた。戦うことを宿命づけられた彼ら。最後の戦士「No.99」が覚醒したが、彼の前に他の戦士が立ちはだかる。

 アクション物に必要なのは
  ・戦うための動機付け
  ・戦いの場面の「カッコ良さ」を「絵」にして「客」に伝える
って、あたりだと思うのですが、それが両方ともダメダメでした。前回の「チェンジ」は映画ではありませんでしたが、この「剣(Turugi)」は映画として普通につまらなかったです。続けて見ると、Reash理論で体を鍛えた英明さんが役を掴んだ、とも見えますので、その辺を妄想すると楽しいかも(撮影時期は逆ぐらいかも)。
 戦うための動機付けについては、いかにもな「世界設定」なんですが、それでも「設定負け」してます。ラスボスのマスターもアレだけれど、それに属する特権階級であるであろう人達が、もう、その辺のおじさんなんだよね。マスターのいる部屋も会議場も、ショボイ、ショボイ。ここをもう少し手を入れれば、もうちょっと「世界」が作れたかもね。まあ、作ること自体、最初から考えていないようだけど。私が特撮を好きなのは、この辺の「世界」を、時には穴だらけではあるけれど、作ろうとしているからなんだろうなあ。言葉だけで終わらせようとしないんだよね。一応の、架空の設定を作る。完璧とは言えないけれど、ちゃんと虚構の世界を構築している。でも、このテの映画は、あくまでも「言葉」だけなんだよね。「世界」がないからさあ、「口先だけ」の「言葉」だけだからさ、なにかそれっぽい台詞を言っていても、空虚なのよ。実(じつ)が全くないんだよね。
 それも、アクション場面が面白ければ、全て不問にするんだけど。ダメなんだよ。迫力がないんだよ。見所の「ソード・アクション」とやらも、たんに「剣」を使っているだけだ。「鬼平犯科帳」の殺陣に比べると、ただの不良の喧嘩だ。その上、主演の人の身体が薄い。メチャクチャ薄い。頑張ってはいるけれど、こんな薄い身体じゃ、説得力がまるでない。いくら剣を振り回しても、ワタル君がグーで殴れば一発で倒せるな、と思っちゃうよ。緑がかった薄暗い画面で、剣を使って戦っちゃいるけれど、見ている方には、迫力が伝わらない。邦画って、なんで、製作者内で完結しちゃうんだろう。作っている方は、「カッコイイ」「いい絵が撮れた」と思っているんだろうなあ。でも、こっちには伝わらないよ。
 そんなことを思うと、いかにもな世界な話だと思っていた「リベリオン」って、ものすごく良くできた映画だったんだなあ、と、いまさらながらに思いました。

リベリオン -反逆者-
リベリオン -反逆者-
posted with amazlet on 06.04.10
アミューズソフトエンタテインメント (2003/10/24)売り上げランキング: 2,163
おすすめ度の平均: 4.51
4 意外といい5 魅せる、「ガン=カタ」アクション5 見応えあり


こちらも、いかにもな近未来の管理社会をベースに、新アクション「ガン=カタ」を「見せる」作品でしたが、ちゃんとアクションの魅力が伝わっている。アクションも絵になっている。やっぱ、花火を上げなきゃダメだよね~~。まあ、監督のオタッキーなこだわりと理論不明なアクションの魅力がスクリーンからにじみ出たのは、クリスチャン・ベールだのショーン・ビーンだのエミリー・ワトソンだの、芸達者な役者がいたからだとは思うけれど、内輪で終わらせず、世界の人(笑)を魅了したのは、やはり、キッチリ「世界」を構築していたからだと思うわ。

 松田さんは、ちょっと頬がふっくらめ?襟足は短く、上の方はパーマでボリュームのある髪型。凄んでいるところとか、剣を片手でグルグル回しているところとか、殺陣もカッコイイとは思うけれど・・・・・・・。まあ、薄っぺらい世界の話なので・・・・・・・。「チェンジ」の英明の方が好きだな。あとは、まあ、、、、省略・・・・・・・・・・。

 月曜日なので、客は15名(だそうだ)。昨日は75名だったとか。何時に行けばいいのかわからなくて、10時15分受付のところを9時半に行ったら誰もいなかったわ。しばらく待ったけど、後ろに人が来そうにないので、銀行行ったり、昼食を買ったりして10時過ぎに戻ったら、ちょっと人がいてホッとしました。15日(土)は、松田さんの映像目当てで混むんだろうけど、超早起きして行くほどの内容じゃないよ、と、友に呼びかけておこう。
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