きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「コンスタンティン」

2005年04月17日 | 映画
コンスタンティン

え~と。
角川映画?
なんか、神とか悪魔とかが出てきて、ガーーーッと超能力を使える人がいて、特撮バリバリで、すごく壮大な話しなように見えて、全然そうじゃないあたりが、ものすごく角川映画。「幻魔大戦」を思い出したわ。小説じゃなくてアニメの方のね。場面場面はそれなりに盛り上がるけど、全体的に神vs悪魔のネタのハズなのに、スケールがショボい。のか、それにいたる前に終わっちゃってるというのか。期待していたほどではなく、ちょっと脱力。この後に「インファナル・アフェア3」を観ようかと思っていたけど、気力が削がれちゃった。
 この世は「神の世界」と「悪魔の世界」で成り立ち、人間界はその狭間に存在し、神も悪魔も【直接】人間に手を出してはいけない暗黙の了解がある。ただハーフ・ブリードという手下を使って、人間を唆すのは可。キアヌが演じるのは、幼い頃より人には見えないモノが見え、そのために自殺を試み、2分間だけ「地獄」に行った男。自殺者は天国には行けないため、人間界に侵入しようとする悪魔(の手下)を地獄に戻す=エクソシストとなり、その功により天国へ行こうと思っている。その彼が「ルシファーの息子マモンが、天使の力を借り、この世に出現する」のを阻止しようとするのが、おおまかな粗筋。
 「地獄」の描写もなんだかな、だし、ルシファーがあんな顔ってのもアレだし(彼自体が悪いのではなく、シリアス映画だと思って観ていたのにギャグだったのか・・・orz という衝撃ね)、アクションもあるってほどではないし、特撮が素晴らしく良いってワケではなく(リアル感はない)。ホラーとしてなら「エクソシスト」、悪魔と神の勢力争いなら魔矢峰央の「アスタロト」の方がずっと面白い。昇天シーンでは「ポピーザぱフォーマー」のケダモノの昇天を思い出した。最後にコンスタンティンの病気が××るのは、神によって与えられない祝福を悪魔からもらったという皮肉?それともお笑い場面?レイチェル・ワイズとかもいいんだけどねえ。いろいろと「それっぽいネタ」の名前を出した割には、生かし切れていないなあ、という印象です。
 そんな肩透かしを食らった私のツボはキアヌの眉毛でした。細い!細いよっ!クリスチャン・ベールの四分の一ぐらいじゃない?→さすがに四分の一は言い過ぎだ。二分の一ぐらい?→いや、三分の一ぐらいかなあ?→それにしても細い。四分の一と言っても過言ではない。→さすがに・・・と永久循環。皆さんは何分の一だと思いますか?
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「思い出を売る男」劇団四季

2005年04月17日 | 劇団四季
 友人がチケットをダブらせたというので、普段行かない四季のストリートプレイも観ておこうかな、キヨミチが出てるし、と思って行くことにしました。
 戦後直後の日本の街角で、サックスやオルゴールの音と共に、懐かしい、幸せなころの思い出を甦らさせてくれる「思い出を売る男」がいた。彼の元でしばしの思い出に耽る人々。懐かしいセピア色の中に、ときどき暖かい色が散りばめられるような印象を受ける舞台でした。さすがに四季発声法、主演の石丸幹二さんの発音は明瞭で、台詞がすごく聞きやすかったです。少々時代がかった台詞の劇だったのですが、あまり違和感なく、主役でいながら、話しの流れ的には狂言回し、という雰囲気が良く出ていました。サックスもうまかった!下村さんの広告屋は、ねえ(笑)あなた以外に誰ができるの、ってカンジ。似合いまくりだわ。キヨミチは、そんな出番がなかったけど、アヤシくて良かったわ。
 など、キャストや舞台の「雰囲気」自体は良かったのですが、なんというのか、現在進行形で生きている私には、少々話に入りづらかったです。思い出より「今」なの。あと、「戦争によって失われた美しい思い出」というのは、戯曲が当時なら誰もが持っていたのかもしれませんが、、、、、、。私が観るにはちょっと早いのかなあ。あと四季好きというわけではない私からすると、日下武史さんの前説は、う~ん、というカンジ。なんで観る前に自分語りを聞かされなきゃならないんだろう、みたいな。まあ、ファンしかこない作品なんだろうけどね。
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