え~と。
角川映画?
なんか、神とか悪魔とかが出てきて、ガーーーッと超能力を使える人がいて、特撮バリバリで、すごく壮大な話しなように見えて、全然そうじゃないあたりが、ものすごく角川映画。「幻魔大戦」を思い出したわ。小説じゃなくてアニメの方のね。場面場面はそれなりに盛り上がるけど、全体的に神vs悪魔のネタのハズなのに、スケールがショボい。のか、それにいたる前に終わっちゃってるというのか。期待していたほどではなく、ちょっと脱力。この後に「インファナル・アフェア3」を観ようかと思っていたけど、気力が削がれちゃった。
この世は「神の世界」と「悪魔の世界」で成り立ち、人間界はその狭間に存在し、神も悪魔も【直接】人間に手を出してはいけない暗黙の了解がある。ただハーフ・ブリードという手下を使って、人間を唆すのは可。キアヌが演じるのは、幼い頃より人には見えないモノが見え、そのために自殺を試み、2分間だけ「地獄」に行った男。自殺者は天国には行けないため、人間界に侵入しようとする悪魔(の手下)を地獄に戻す=エクソシストとなり、その功により天国へ行こうと思っている。その彼が「ルシファーの息子マモンが、天使の力を借り、この世に出現する」のを阻止しようとするのが、おおまかな粗筋。
「地獄」の描写もなんだかな、だし、ルシファーがあんな顔ってのもアレだし(彼自体が悪いのではなく、シリアス映画だと思って観ていたのにギャグだったのか・・・orz という衝撃ね)、アクションもあるってほどではないし、特撮が素晴らしく良いってワケではなく(リアル感はない)。ホラーとしてなら「エクソシスト」、悪魔と神の勢力争いなら魔矢峰央の「アスタロト」の方がずっと面白い。昇天シーンでは「ポピーザぱフォーマー」のケダモノの昇天を思い出した。最後にコンスタンティンの病気が××るのは、神によって与えられない祝福を悪魔からもらったという皮肉?それともお笑い場面?レイチェル・ワイズとかもいいんだけどねえ。いろいろと「それっぽいネタ」の名前を出した割には、生かし切れていないなあ、という印象です。
そんな肩透かしを食らった私のツボはキアヌの眉毛でした。細い!細いよっ!クリスチャン・ベールの四分の一ぐらいじゃない?→さすがに四分の一は言い過ぎだ。二分の一ぐらい?→いや、三分の一ぐらいかなあ?→それにしても細い。四分の一と言っても過言ではない。→さすがに・・・と永久循環。皆さんは何分の一だと思いますか?