きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「思い出を売る男」劇団四季

2005年04月17日 | 劇団四季
 友人がチケットをダブらせたというので、普段行かない四季のストリートプレイも観ておこうかな、キヨミチが出てるし、と思って行くことにしました。
 戦後直後の日本の街角で、サックスやオルゴールの音と共に、懐かしい、幸せなころの思い出を甦らさせてくれる「思い出を売る男」がいた。彼の元でしばしの思い出に耽る人々。懐かしいセピア色の中に、ときどき暖かい色が散りばめられるような印象を受ける舞台でした。さすがに四季発声法、主演の石丸幹二さんの発音は明瞭で、台詞がすごく聞きやすかったです。少々時代がかった台詞の劇だったのですが、あまり違和感なく、主役でいながら、話しの流れ的には狂言回し、という雰囲気が良く出ていました。サックスもうまかった!下村さんの広告屋は、ねえ(笑)あなた以外に誰ができるの、ってカンジ。似合いまくりだわ。キヨミチは、そんな出番がなかったけど、アヤシくて良かったわ。
 など、キャストや舞台の「雰囲気」自体は良かったのですが、なんというのか、現在進行形で生きている私には、少々話に入りづらかったです。思い出より「今」なの。あと、「戦争によって失われた美しい思い出」というのは、戯曲が当時なら誰もが持っていたのかもしれませんが、、、、、、。私が観るにはちょっと早いのかなあ。あと四季好きというわけではない私からすると、日下武史さんの前説は、う~ん、というカンジ。なんで観る前に自分語りを聞かされなきゃならないんだろう、みたいな。まあ、ファンしかこない作品なんだろうけどね。
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