私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

やはりサヨク仲間を擁護する朝日新聞

2004年03月05日 22時50分06秒 | 偏向マスコミ
  今日5日の朝日新聞の社説は「派遣反対??ビラ配りでなぜ逮捕」である。これは「立川自衛隊監視テント村」とか言う自衛隊のイラク派遣に反対するなどのいわゆる反戦運動をしているサヨクの市民グループの件のようだ。逮捕された理由は1月17日に東京都立川市の防衛庁官舎に侵入して、郵便受けに「自衛官・ご家族の皆さんへ。自衛隊のイラク派兵反対!いっしょに考え、反対の声をあげよう!」と書かれていたビラをまいたというもので、逮捕容疑は住居侵入とのことで、同グループの3人が警視庁に逮捕され、事務所や自宅が捜索されたとのこと。

 朝日は、このような昔の仲間と言うか同志と言うか。やはり庇いたいのであろう。「しかし、だからといって、いきなり逮捕したうえ、事務所などから手帳やパソコンを押収していくのはあまりにも乱暴だ。」「ビラには、連絡先もメールアドレスも書かれている。証拠を隠したり、逃げたりする恐れがあるわけでない。逮捕すべき事件だったのか。警察はもちろんのこと、令状を出した裁判所の判断にも疑問がある。」として、警察が強制捜査に踏み切ったことへの疑問を示し、逮捕状や捜索差押令状を発布した裁判所にも文句を言っている。

 そして「飲食店や不動産のチラシが郵便受けに無断で入れられるのは日常茶飯事だ。今回の防衛庁官舎にも色々なチラシが入れられている。警察はそれらも一斉に摘発しようと考えているのだろうか。そうではあるまい。自衛隊派遣に反対する内容のビラだったからこそ、逮捕に踏み切ったのだろう。」と言って、警察が摘発したのは言論の自由が絡む重大な問題であるかのような社説を掲げている。

 建造物侵入罪(刑法第130条)は判例によれば、「住居その他の建造物の平穏を保護法益とし、居住者・管理権者の意思に反して故なくその住居等に立ち入ることによつて成立するのであり、その意思が外部に表示されていると否とを問わず、居住者・管理権者の容認しない違法な目的をもつて住居等に立ち入つた場合には、本罪が成立するものといわなけけばならない。」としており、今回逮捕された3人は防衛庁官舎の管理者から立ち入りの承認をとっておらず、また承認を求めても、「自衛隊のイラク派兵反対のビラを郵便受けに入れる」との目的であれば、同管理者が承認するとは思えず、そのため逮捕された3人は無断で官舎に敷地に入ったものであろう。

 この市民グループや朝日の言い分は、ビラの投函くらいは表現や言論の自由から何ら問題ではないかと民主主義の危機みたいなことを言っているが、イラクへの自衛隊派遣を訴える方法は署名活動、講演会、デモ行進など他にもいくらでもあるではないか。それを平穏に行っていて警察が摘発したことがあるのか。しかし、今回の場合は、防衛庁官舎の管理者から同意を得なかったことが違法とされたのである。

 朝日は、今回の防衛庁官舎に「飲食店や不動産のチラシが郵便受けに無断で入れられるのは日常茶飯事だ」として「なぜ自衛隊のイラク派兵反対のビラだけを摘発したのか」と言っているが、それは郵便受けにチラシなど投げ込まれる家の者の感情もあるだろう。投げ込まれても何も迷惑と感じないものもあるわけで、例えば近所に開店した飲食店なら食事に行ってみるかと思う人もいるし、逆に思春期の子供のいる家にピンクチラシを投げ込まれれば子供に影響があるとして警察に通報する人もいるかも知れない。

 では「朝日新聞は廃刊せよ」とのチラシを作り、朝日新聞社を訪問して社内で社員にそれを配布しようとすることを朝日は認めるのか。それを無断で管理者の許可を得ず建物内に入り配布すれば住居侵入になると思う。ですから、この逮捕された3人は防衛庁官舎の敷地に侵入せず、誰でも自由に通行できる前の歩道の上などで許可を受けて配布すれば良かったのであり、それでも反対運動は出来る訳である。
(2004/03/05) 

この記事は「今日のコラム」
「やはりサヨク仲間を擁護する朝日新聞」
としてHPに掲載されていたものです。