私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

政治家の「疑惑、詐称、違法」三題

2004年03月03日 22時45分13秒 | 政治
  このところ政治家の不祥事が続いているようである。民主党衆院議員の佐藤観樹元自治相(62)の元秘書の「名義借り」疑惑が浮上し、本人は離党届を提出したとのこと。民主党としては不受理としたようだが、佐藤氏が、当選11回のベテラン議員であることや、7月に参議院議員選挙を控えていることから、民主党としては対応の苦慮しているようであり、党内からも「報道の通りだと詐欺的な内容。元自治相として、ベテラン議員として、厳しいけじめが求められる」として佐藤氏の議員辞職を求める声が上がっているとのことである。

 民主党は、学歴詐称の古賀潤一郎議員の時も議員辞職を求める声を無視して除名処分で済ませたが、今回の佐藤氏の件は詐欺にも当たる内容であり、民主党の執行部はどうされるのか。もう古賀議員の件で十分に党のイメージダウンになっているが、ベテラン議員だからとして、佐藤氏本人の自発的な申し出による離党では国民は納得しないであろう。

 次は社民党の東門美津子衆院議員(61)が「オハイオ大学大学院修士課程修了」としてきた自らの学歴について「修士論文は提出しておらず、修士号は得ていなかった」と述べて全課程を終えていなかったことを明らかにしたこと。社民党にも民主党と同じ学歴詐称が名人のセンセイがいるのか。これは外国の大学を卒業したとでも、選挙公報に記載すれば箔がつくと思っているセンセイが多いようで、テニスをしに行っただけの大学に、在学したと選挙公報に記載した古賀センセイと同じようです。これでは、どこでも良いから外国の大学の名前を適当に書いて、当選してしまえばこっちのものと言う訳であろうか。政治家には経歴が曖昧な人でもなれるという何とも気楽な職業のようだ。

 最後は長野県の田中康夫知事が、長野市から生活実態のない下伊那郡泰阜村に住民票を移した問題である。そのため選挙人名簿が長野市と泰阜村に「二重登録」されるという異例な事態になっており、当の田中知事は「私は泰阜村の村民。長野市がおやりになっていることは、後からじゃんけんを出すようなもの」などと話しているという。このままでは今夏の参院選で二重に投票用紙が配られることになる訳だが、田中知事はどちらで投票するのであろうか。そのような異例な事態になっていうのに、このまま放置するのか。長野市の鷲沢正一市長は、泰阜村への転入について「違法性が明らかだ」と反発しているというが当然だろう。住んでもいない村に住民票を移したとすれば「公務員に対し虚偽の申し立てをして、登記簿、戸籍簿その他の権利若しくは義務の関する公正証書の原本に不実の記載をさせ…」という刑法第157条公正証書原本不実記載に該当する犯罪ではないか。

 極左暴力集団が誰も住んでいない空き家に住民登録をして、そこの住民票で運転免許の更新をして公正証書原本不実記載で逮捕されているが、長野県知事ともあろう者が、同じ県内とは言え住んでもいない泰阜村に住民票を移し、住民登録していることはまさに異例な事態ではなく、明らかに刑法第157条に抵触し、違法ではないのであろうか。
(2004/03/03) 

この記事は「今日のコラム」
「政治家の「疑惑、詐称、違法」三題」
としてHPに掲載されていたものです。