私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

支那のいう友好は日本の主権を侵害することか

2003年08月11日 20時48分47秒 | 支那関連
  支那を訪問中の福田官房長官は10日、北京市の中南海で温家宝(ウェン・チアパオ)首相と会談した際、「小泉首相が日中友好促進の気持ちであることは理解している」「日本の指導者が引き続き靖国神社に参拝するという問題がある」「日中が国交正常化したときの困難より、ずいぶんと小さい問題だ。両国指導者がよい雰囲気の中で相互訪問できることを期待し、あまり先でないことを希望する」と述べ小泉総理の靖国参拝を批判し、参拝を中止しない限り、小泉総理の訪問を歓迎しないし、また自らも訪日しないことを明らかにした。

 いずれも国でも、国のために殉じた英霊の御霊をお慰めするとともに、平和を祈念し感謝することは、指導者は国民の代表として必ず行わなければならないことである。 例えば韓国では、6月6日を「顕忠日」として、朝鮮戦争の犠牲者などを主に戦没者を顕彰する日と定めており、またオーストラリアでは、4月にアンザックデイという国の為になくなった方を追悼し、元軍人の方などがパレードをして子供から大人まで国旗振って感謝する日があるそうである。

 ところが日本では、散華された英霊たちが祀られているわが国唯一の追悼施設である靖国神社に参拝しないばかりか、8月15日の全国戦没者追悼式さえ出席しない閣僚がいるが、そんなことで国のために犠牲となるかもしれない軍人(自衛隊員)に「事に当たっては危険をかえりみず」と言える資格があるであろうか。

 支那が、小泉総理の靖国神社参拝を批判するのは、靖国神社に、支那が言う日本は過去侵略戦争を行い、連合国側の違法な裁判で戦犯と認定され処刑されたA級戦犯が祀られていることからであろうが、それは主権回復後、全員が名誉回復され、今はA級戦犯なるものは存在しないのである。

 福田長官は温首相が小泉総理の靖国参拝を中止するよう要求をしていることに対し「首相の参拝は心ならずも国のために命をささげた人々を追悼する気持ちだ。方法も工夫している。話は首相に伝える」と応じたというが、日本の主権が侵害され、内政干渉されているのに、もっと強く抗議すべきではないのか。

 10日の産経新聞によれば、日本の排他的経済水域で支那側が海洋調査を行う際は、日本側に事前通報することが合意されたにもかかわらず、支那側が通報しなかったり、通報と異なる活動を行うなど違反が毎年続いているという。まったく支那には舐められっぱなしではないか。こうなったのは、過去に支那に媚びを売り、支那の首脳とにこやかに握手する売国奴政治家と、「中国(支那)を刺激してはいけない」とのチャイナスクールと言われる外務官僚のせいであろう。

 日本が、いくら過去を乗り越えて永遠の友好と言っても、その相手の支那が言う友好とは、過去にいつまでも拘り、何でも支那のやることなすことに日本は従い、日本はそれに対して文句は言うなということなのであろうか。産経の主張に「両国関係に波風をたてないことばかりをよしとしてきた対中外交が、日本の国益を損ないつつある現実を直視しなくてはならないときである。」書いてあるが、本当に波風をたてないことが友好ではない。
 言うべき時は言う。抗議する時は抗議する。こんな姿勢が日本にはないのである。このままでは、増強を続ける支那の軍事力の前に日本の主権や国益は支那に侵害されるがままになってしまうであろう。
(2003/08/11)

この記事は「今日のコラム」
支那のいう友好は日本の主権を侵害することか
としてHPに掲載されていたものです。