私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

菅代表の「けじめ」とは靖国参拝しないことか

2003年08月07日 20時43分01秒 | 政治
  民主党の菅直人代表は、6日、岡山市内で記者会見し、「(民主党が)内閣を作る場合にも(靖国神社に)首相の立場で行くべきでない」と述べ、将来政権を獲得しても靖国神社には参拝することはないことを強調し、その理由は「太平洋戦争の責任、極東軍事裁判の決定を当時の政府が受け入れたことを考えると、最低限のけじめをつけるべきだ」とのことである。また、靖国神社に代わる無宗教の国立追悼施設の建設を推進し、総理や閣僚による靖国神社公式参拝に反対する民間団体と連携し国民運動を展開していくとの民主党の政策を明らかにしている。

 菅氏は、8月15日の終戦記念日には靖国神社に参拝しないことを表明しており、将来政権を獲得しても、参拝しないとの方針は同じという訳だが、政府の代表者となるために、政権獲得を考えている菅氏は、祖国日本の安泰を願い、たった一つしかない命を捧げ散華された英霊たちには感謝も哀悼の意も表さないということを公言した訳である。では、菅氏の考えは靖国神社には参拝しないが無宗教の国立追悼施設が出来たら、そこには行くとのことであろうか。

 菅氏は国立追悼施設の建設が、日本国民から自然にわき上がったものではなく、支那や韓国の「首相や閣僚による靖国神社公式参拝反対。国立追悼施設の建設せよ」との内政干渉に屈したものであることを知らない訳はないだろう。それでは、靖国神社の祀られている英霊たちのご遺族から、「政府の代表による靖国神社公式参拝には反対します。代わりの国立追悼施設の建設して下さい」との意見が多いのか。そんは話は聞いたことがないからして、菅氏は、日本国民の意見より支那や韓国の干渉を尊重すると言う訳であろうか。

 民主党は、総理や閣僚による靖国神社公式参拝に反対する民間団体と連携し国民運動を展開していくと言うが、新聞には書いてないが、どんな民間団体と連携していくのであろうか。政権を取ろうという政党が、戦没者を追悼する唯一の施設として歴史ある靖国神社を否定し、英霊たち御霊をお慰めしないことをあらかじめ公言していてはとても政権を獲得することは無理ではないか。

 また、菅氏の「太平洋戦争の責任、極東軍事裁判の決定を当時の政府が受け入れたことを考えると、最低限のけじめをつけるべきだ」とはなんであろうか。日本人なら太平洋戦争と言わず大東亜戦争というべきでだが、その責任は日本だけにあるのか。また極東軍事裁判が、国際法を遵守して公正に行われたと思っているのであろうか。占領下に連合国の決定を当時の政府が受け入れないことなど出来たのか。最低限のけじめとは、「戦争の責任は日本に全部ある。日本が悪かったと断罪した極東軍事裁判の決定は全部受け入れる」として、だから靖国神社には参拝しないと言う訳なのか。

今私たちが平和で暮らせるのは、たった一つしかない命を捧げ散華された英霊たちの犠牲があり、その精神が受け継がれているからではないか。そのような英霊たち御霊をお慰めしないと公言しているようでは、政権を獲得し政府の代表者になる資格はないと言わざるを得ない。祖国日本のために散華された英霊に感謝することは、日本人してやらなければならない「最低限のけじめ」ではないのか。
(2003/08/07)

この記事は「今日のコラム」
菅代表の「けじめ」とは靖国参拝しないことか
としてHPに掲載されていたものです。