きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

TV録画番組を見る

2007年07月19日 | TV番組など(配信含む)
番組として以前から録画して見ているのは
 ・男おばさん(地上波)
 ・VVV6東京ミシュラン
 ・タモリ倶楽部
 ・オーラの泉
 ・メントレG
 ・ヒーロータイム
  (でも最近ゲキは見てない。ゴメン)
期間限定の連続物として、最近はこれに
 ・金色の翼
 ・地球へ・・・
が加わっています。
これに出演者目当ての録画番組がありまして。
2週続けて週末に旅行、平日も観劇三昧などしていますと
DVDのHDDには録画番組が溜まる一方でございますよ。
とりあえず、サクサクッと見られるところは見ました。
以下、順不動に適当に。


「金色の翼」
とりあえず1~4話を。
「美しい罠」に続くシリアス&サスペンスらしいけど
まだ登場人物紹介の辺りで話は動いていない。
国分佐智子がちょっと弱いかなあ。
ウタコさんは主役ではないけどメインの1人。
話を引っ張っています。
ゆきちゃんは久し振りに見たんだけど
まだまだ男役だった。

「仮面ライダー電王」
白い鳥は鶴か?
これ以上良ちゃんに憑くイマジンが増えたら
ますますモモちゃんの
出番が減っちゃう!

とドキドキしましたが、無事退場したね。
寂しいけど、安心。
それぞれのイマジンちゃん達の見せ場があって
この2話は面白かった。
飴で遊ぶデネブも可愛かったし。
佐藤健くんの演じ分けは凄いなあ。
デネブに取り憑かれた中村くんの後に見ると
余計に凄さを感じる。

「地球へ・・・」
ヘロヘロなキースを見られるかと思ったのに
ヘロヘロなのはソルジャー・ブルーだった。
キースは元気だった。
チェッッ!(・・・・ゲバラ・・・・・・・・)
萌えポイントをハズされて
オバさんは大ショックだよ!!!
ま、そんなところよりはね、
「星の自転を止められるか」のあたりは
あんなあっさりな絵で流さず
もっと芝居をして欲しかったねえ。
どうも、盛り上がりポイントが違うんだよな。

「本当は恐い家庭の医学」
細川さん出演なので録画したら
ゆうこちゃんが出ていた。
すごく嬉しいけど、
視聴者にはどういう人かわかっているのかしら?
どういう経緯での出演なのかしら?
しかし、自分で血圧を測るゆうこちゃんは男前だったなあ。
健康番組だから、と流して見ていたら
マジ喰いする細川さんの画像をGETできた。うひひ。

「ごきげんよう」
マミちゃんが出た。
渡辺裕之は、思っていたほど大きくないんだなあ、と
マミちゃんが隣に立って思ったわ。
いくらマミちゃんがヒールを履いているとはいってもねえ。

「地獄の沙汰もヨメ次第」
第2話だけ見た。
リカちゃんの喋りが普通でホッとした。
こういう台詞回しもできるじゃん!
これなら浮かないね。
ネタ的にはねえ。。。
封建的な姑はどうかと思うけど、
大人ならもっと言いようもあるんじゃないかと
江角さんを見ていて思った。

「花ざかりの君たちへ」
わたしゃ「女の子が男装して男の園に潜り込む」ってネタの良さが
理解できないもんでなあ。
各種タイプの男の子が登場して、彼らにチヤホヤされる、って以外に、
「女」という自分の性を持て余したり納得できないお年頃の女の子が
性の枠を越える疑似体験的っていうのかしら?
そんなのもわからんのよね。
(私の場合、宝塚の男役は「型芝居」を楽しむものであって、
 性を超越する疑似体験を重ねているのでない)
男という偽りを見破って「『本当』の自分を愛してくれる」
という夢も、ようわからんし。
だいたい、高校の入学手続きにはもろもろの書類が必要だろう。
女の子が男と偽って入学できるわけ無いし。
(そんなことは入学手続きに無縁の子供の夢想だよな、と)
そのうえ、実写だと、主役は明らかに女の子だしな。
出てくる男の子達の殆どには、そんなに興味はないので
ドラマとして楽しむことは、今後もできないだろうな。
しかし。
しかしだな。
台詞は無くとも
フレームインしている
チーフを探すのは楽しい

自分に、こんなサーチ能力があるとはな。
台詞が聴ける1.5倍速ではなく、
台詞無しの2倍速で流していても、
チーフ出現には反応する私だよ。
柔道着に名前が書いてあるのもありがたいねえ。
一応、高校生に見えるぞ。
ヒロくんも可愛いなあ。
まひるちゃんは、退団公演の時の役に近いかな。
こういう役も見てみたかったので嬉しいわ。
黒眼がキラキラだ。
女子校の女の子の代わりにフラメンコを踊って欲しかったよ。
上川君がちょっと太ったかなあ。。。

「ホタルノヒカリ」は録画をし忘れたので
今週から見ます。
忙しいわ。
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あすかちゃんはギルダ

2007年07月18日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
星組公演「エル・アルコン-鷹-」の制作発表がありました。

星組「エル・アルコン-鷹-」「レビュー・オルキス-蘭の星-」制作発表(産経新聞ENAK)

ヒロインがいるような、いないような作品なので
あすかちゃんは誰を演じるのか想像つかなかったのですが
ギルダ役なんですね。
楽しみ!
ポスターは青池先生の書き下ろしの絵も入るそうな。
頼むぞ!
齋藤君!!


併演のショーは草野先生で、アルゼンチンタンゴだって。
これも楽しみですね。
大劇場は11月2日~12月15日。
京都JCSの裏ですね。ほほほ。
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そんなことだろうと誰もが思ったことでしょう

2007年07月18日 | 劇団四季
20日のチケットを取っちゃいました。

足は往復ぷらっとを考えたのですが
いまからだと店頭申込しかできません。
京都滞在3時間の往復がバレバレになるのが
ちょっと恥ずかしくて、
往路はバス夜行バス4200円にしました。
これから新宿で観る映画と
京都の時間潰しを考えます。

JCSだって行くさ!

でもね、
チェにはね、
「皮肉っぽい」って形容詞がつくけどね、
笑顔があるの。
キヨミチの笑顔を見たいの。
ユダと神にはないから。
(カーテンコールにはあってもね)
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「眠れる森の美女」ローリンズ&カラン/オーストラリア・バレエ団

2007年07月17日 | バレエ・ダンス
「白鳥」は面白かったけど、「眠り」はダメだったなあ。
変化球は1個でいい。
2つ続くと王道を観たくなる。
これなら、薔薇で埋め尽くされたマラーホフ版の方が好き。

もともと、総タイツのオンパレードは好きじゃないし。
3階席からだと、ものすごく見分けがつきにくい。
どれがリラなんだか、いらん集中力を使わなければならない。

最大のアレは、、、
私の事前の予備知識がマズいのかもしれないけれど
春の妖精と冬の妖精の対立、と思えた部分。
でも、オーロラは成長しているんだし。
ちゃんと季節は巡っているでしょ。
レオン君のお内裏様のように、
「桜の季節が来ないように!」というのならわかるけど。
カラボスの呪いは長期戦だったのか?
16巡の季節の先なのか?
最後も勿体ぶってカラボスが出てくるけど
季節は、時間は、やってくるものだしね。
常春の国を冬の妖精が乗っ取ろうと思っているのなら
わかるんだけどね。

踊りも少々忙しないかな。
もうちょっとゆったりな部分があっても良いと思う。
美術も、単体で観れば好きな方だけど、
「眠り」か?と言われると疑問だな。
子供っぽい、って言われても、マールイぐらいが丁度良いなあ。

ローリンズは可愛らしかった。
2幕でカラボスをぶん殴るところが強気で良かった。
華やかなのか、どうなのか。
この演出だから目立たないのかもしれないし。

カランは、まあ、普通。

王子の弟も出てきて。
麗しい兄弟愛?と思っていたら
3幕の宝石の男性ソロ要員だった。
彼が2幕でカラボスと向かい合ったとき
♪見せてあげるーわー 私のこーこーろ~~
と勝手にアテレコしちゃいました。
カラボスの氷の心を溶かすのかと、期待したんだけどなあ。

うん、そういった意味では、
全体的な美術が、「くるみ」に加え、
「雪の女王」を連想させた。
それでますます頭が混乱したのかもなあ。

4人の王子の衣装が素敵だった。
1人ウルトラマンっぽい人がいたけど。
ガンガン踊るバージョンだった。



オーロラ:レイチェル・ローリンズ
フロリムント王子:ロバート・カラン
フロレスタン王子:ケヴィン・ジャクソン
王:フランク・レオ
女王:キスメット・ボーン
カタラブット(式典長):コリン・ピアズレー
宮廷の看護婦:ソフィー・フレッチャー
看護婦:カミラ・ヴァーゴティス、ジュリエット・バーネット、
ナタリー・ヒル、ジーナ・ブレシャニーニ
リラの精:ダニエル・ロウ
カナリヤの精:レアンヌ・ストイメノフ
地の精:久保田美和子
空気の精:ラナ・ジョーンズ
水の精:アンバー・スコット
火の精:ゲイリーン・カンマーフィールド
リラの精の騎士:アダム・ブル、ポール・ノブロック
青い鳥:ニエル・ゴーディエロ
二人のイワン:レミ・ヴェルトマイヤー、ツゥ・チャオ・チョウ
ジンジャー・キャット:ベン・デイヴィス
白い猫:ナターシャ・クセン
人形:ジェシカ・トンプソン、ブルック・ロケット、本坊怜子、ダナ・スティーヴンセン
彫像:ルーク・インガム、ティモシー・ファラー、
ゲンナーディ・クーチン、ジョン=ポール・イダシャク
カラボス:オリヴィア・ベル
四人の冬の精:ロビン・ヘンドリックス、ジェーン・カッソン、
ステファニー・ウィリアムス、フランシス・マーフィー
フクロウ:シモーヌ・プルガ
カラボスの騎士:藤野暢央、マシュー・ドネリー
四人の王子:トリスタン・メッセージ、アダム・スーロウ、
ルーク・インガム、アンドリュー・キリアン
オーロラの友人:カミラ・ヴァーゴティス、ジュリエット・バーネット、
ナタリー・ヒル、ジーナ・ブレシャニーニ
男爵夫人:ジェーン・カッソン

トピアリ-、廷臣、妖精、衛兵、
侯爵夫人、女中、トロール、子鬼:オーストラリア・バレエ団

指揮:ニコレット・フレイヨン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ学校
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京都に行きたい

2007年07月17日 | 劇団四季
 
 
 
キヨミチを見たい・・・ 
 
 
 
 
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あれから3年ちょっと

2007年07月17日 | 宝塚(専科、スケジュール、雑談等)
鳥原如未ちゃんがエビータにキャスティングされました。
めでたい!!
リカちゃんが特出した「アプローズ・タカラヅカ」で気になった歌手で、
その後わりとすぐに退団しちゃって、
ちょっと寂しくって、
でも四季に入って、
私が見に行く演目にアンサンブルで入ってくれて、
全国ツアー公演などでは主役に入って(私は観てないけど)
いよいよタイトルロールですよ。
私は四季を集中的に観だしたのはわりと最近のことなので
宝塚の現役時代を知っている子が
ウェーバー作品の主役にキャスティングされるのは初めてで
もう、嬉しくてたまりませんわ。
勝手な推測ですが、
全国ツアーからタイトルロールじゃないかと思っていますので
相模原公演のチケットを取ろうか、
前向きに考えています。

えーと、余談ながら。
鳥原如未ちゃんの宝塚時代知りたい方は、
「鳥原如未 宝塚」で検索するより
在団中の芸名「七星きら」で検索する方が
ヒットするのではないでしょうか。たぶん。
私は当時は別の組を熱狂的に見ていたので
きらちゃんは歌がうまい、とか、歌声が綺麗とか
そんな印象があるだけです。

それで、まあ、懐かしく思って
「アプローズ・タカラヅカ」など見返しまして。
私の好きな場面の音声は
著作権の都合で市販版DVDではカットされているので
BS放映分を見ます。
正確な場面名は忘れたけれど、
アサコがせり上がってくる「キラーK」の場面が大好きなのです。
演出は齋藤君。
ここをしみじみ見ていましたら、、、(登場順)
 ・アサコ→組替えで月組トップ
 ・キホちゃん→退団、リカちゃんと同じ事務所へ
 ・彩音ちゃん→娘1就任
 ・蘭とむ→組替えで宙組2番手
 ・オサ→今年退団
 ・ユミコ→組替えで雪組2番手
 ・きらちゃん→退団後四季へ
 ・あすかちゃん→組替えで星組娘1
この場面にはいないけど、当時の娘1のふーちゃんも退団だし。
たった3年でも、面子はすごく変わるんですねえ。
しみじみ。

いや、ただそれだけなんだけどね。


と、書いた後に調べてみたら
きらちゃんは06年2月12日退団だった。
わりと最近なのねー。
もう時間の流れがわからんですー。
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遠征記録(殆ど食べ物)

2007年07月16日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
7月14日。
ぷらっとこだまぷらんのグリーン車。

ひかり普通車より安かったので、思い切って乗ってみました。
リッチな気分。

途中、け。ちゃんとどう森のDS通信。
キャラメルちゃんが来た!

チッチに教えた合い言葉を、なぜか言ってるキャラメルちゃん。
け。ちゃんが教えた口癖とともに。
け。ちゃんの村にはチャウヤンが行きました。

車中の馬鹿話。
卓治が雨男、という話から。
ビッグ・プロジェクトでメジャーになって、
「オーラの泉」に出ちゃったりして。
雨男なのは守護霊が龍神系だから、とかとか。
(↑本気にしないでね)
太一に思いっきり突っ込まれてほしいとか。
「歌をやめちゃおうと思ったことはないんですか?」とか言われて
美輪さんから「この人は、強いのよ」とか言われちゃったりしてー、とか。

この日の宿は大阪ニューオータニ。
お昼御飯はホテル内でアフタヌーン・ティー。


夜の馬鹿話。
もしJCSのDVDが出るとしたら・・・。
普通の映像以外にも、
画面切り替えで役者のアップが出るように。
ジーザスviewerは柳瀬さんのアップ。
。。。。。
でも、でも、ずっとジーザスしか映らないって
ユダの視線ってことじゃない?
そしたらジーザスviewer=ユダviewer?
(う~ん、文字にすると面白くないなあ)

私たちは「淑女の休日」というプランで泊まりました。
7月15日。
朝食は「淑女のこだわりヘルシィメニュー」なるものを
お部屋でいただきました。
 ・ビタミンたっぷり絞りたてジュース
 (グレープフルーツ または オレンジ、キャロット)
 ・おなかに優しいアロエのヨーグルト 季節の果物を添えて
 ・つるつるお肌に ポーチドエッグ、
 ・アボカド入りのカリフォルニアサラダ
 ・盛りだくさん パンバスケット
 ・ハーブティーアカシア蜂蜜添え または コーヒー、紅茶
ホテルHPの写真を見たら、サラダに紅茶、程度のイメージだったのですが
実際はボリュームたっぷりでした。

淑女は朝からこんなに食うのか!
淑女じゃない私たちは、ちょっとビックリ。
食べきれないパンはお持ち帰り。

9時ぐらいにホテルを後にして、宝塚へ。
まずはお約束のプチ・ミュージアム。

宙組前作芝居の舞台小道具。
こちらはショーのミニチュア(?)

かしげのおでこも再現。

宙組には月組さんも見に来ていました。
私たちのすぐ近くをお通りになりまして。
「マチオだ!マチオだ!!」とウッカリ叫んでしまいました。
無礼でごめんなさい。

幕間に武庫川を見ながら
お持ち帰りのパンをいただきました。
どれも美味!

これで一食浮いたから、夕食はちょっとリッチにしよう!
と言い合う私たちは、やっぱり淑女じゃありません。

終演後、梅田へ。
花組観劇。

花組観劇後は、京都へ。
宿は京都センチュリーホテル。
部屋は666号室。

ダーーーーミアーーーーンッッッッ!

夕食はホテル内の「嵐亭」で。
オシャレな前菜。

モロコシ御飯はおかわり可だったので
腹一杯になりました。

7月16日。
朝ご飯は東本願寺前の「Te Concepcion」。
野菜サラダ、グラタンパン(だっけ?)、ヨーグルト、デザートと
たっぷり3杯の紅茶で850円。

食後は祇園方面へ。
バスに乗りたかったけど、道なりにあるバス停に止まるバスは
祇園へは行かないようなので、結局歩き。
途中、鉾を見た!

お祭りっぽいねえ。

10時45分。
開店前から小森に並ぶ。
11時開店。
今日は「宇治金時」だ!

美味しいんだよーーーーっっっ!

11時半には店を出ることができ、
八坂神社の前からバスに乗って京都駅へ。
夕食は新幹線内で駅弁だろうから
昼も弁当を買って劇場内で食べる、ってのは
ちょっとヤダよね、暖かいものが食べたいよねー、
とか言っていたのに、地下街で食べた昼食は
冷やしおろしそばでした。

12時半頃。
劇場へ向かう。

前予でウッカリ来ちゃったHINAさんとも
手塚治虫ショップで合流。
13時エビータ開演。
至福の時。

終演後はグランヴィアでお茶。


17時半頃の新幹線に乗り、
家に着いたのは21時過ぎでした。
お疲れ様でした!
コメント (2)
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「エビータ」劇団四季(京都)

2007年07月16日 | 劇団四季
 そんなわけで、京都エビータです。開幕チェはキヨミチとヤマを張ったのに、10日公開の稽古写真は絶対にキヨミチに見えなくてドキドキでしたが、15日のキャスト発表を友人から聞いてホッとしましたよ。
 その反動なのか、下手前方席でしたので、ひたすらキヨミチを「見て」来ました。帽子からはみ出しまくりのモジャモジャの髪、モジャモジャのヒゲ。名古屋の時のチェよりも薄くなった背。筋張った腕と、静脈の浮き出た手の甲。すべてが
カッコイイ
見ている間、ずっとずっと幸せでした 細かい表情もガン見。カクテルを作る動きが少々忙しかったり。エバの臨終、立ち去るときはチェだったのに、這い上がるときは両手をついて「よいしょ!」ってカンジだったり。上手側に捌けていくとき、袖口のカーテンが開いて、そこをちょっとかがんで入っていったりとか。チェ〆はタップリ間を取ってからガッツポーズ。嬉しそうだったなあ。

 声は良く響いていました。大声を張り上げるのとは違う、豊かで余裕がある歌声。ユダより、無理のない音域なのかな。長期戦を見据えてのセーブもあるようにみえた。モジャモジャといい、ほっそり度といい、JCSに戻りそう(希望)。細くなったので体力的にはどうかしら?と思ったけど、体も良く動いていましたよ。「飛躍・・・」の時も、気のせいかもしれないけれど、脚が高く上がっていたような。

 本日のチェは、若き革命家ではないので怒りもなく、エバの鏡というわけではないのでエバの理想のもう一つの姿ではなく。後世の語り部のようなチェでした。自由自在に物語の中を泳いではいるのだけれど、彼らとは同時に存在していないみたい。こういうチェもあるんだな。

 井上さんのエビータは、迫力ありすぎ。エビータ単体としてはいいんだけど、初役の人が多いので、少々バランスが悪いかも。

 渋谷さんのペロンは、、、、軍人にも見えないし、大統領にも見えない。「部長」ぐらいなんだな。高音部が美しいけれど細い。演説も響いてこない。エバはペロンを利用し、ペロンもエバを利用したはずなのに、渋谷さんだと、特に野心はなかったのに、一方的にエバに利用されたみたい。 

 内田さんマガは、渋谷さんより太い声。ペロンとマガ、逆の方が絶対いい!「ミ・アモ~レ」の「~」の遊び心がもうちょっとあるといいけれど、うん、まずまず。これからに期待。

 百々さんが、素顔でも猫に見えてくる。百々さんマガを見たいよーーー!如未ちゃん(旧名:七星きら)、タイトルロールキャスティング、おめでとう!ミストレスは、、、、、、こういう歌い方がミストレスと思うしかないのかなあ。。。見た目は、いままで見た中で一番子供っぽかった。

エビータ 井上智恵
チェ 芝 清道
ペロン 渋谷智也
マガルディ 内田 圭
ミストレス 勝又彩子
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「源氏物語 あさきゆめみしII」 宝塚花組

2007年07月15日 | 宝塚(花組)
前作は1時間40分の一幕もの。
今回は二幕になったけれど、いくつかのストーリーを
「刻の霊(ときのすだま)」が繋いでいくという作り方は同じでした。
そうじゃないと、あの長い話は舞台化できないよね。

基本的には、初恋の人の面影を求めて
女性の間を渡り歩く光源氏、でしょうか。
筋が通ってOK!という人もいれば
それを理由にしちゃイカンと思う私もいます。
誰からも愛され、誰もを愛すでもいいと思います。
どんなふうに描いても、
ムカツク男には変わりない。

とは、言うものの、平安絵巻は
それはそれは美しい。
本当に、動く絵巻。
ショー作家の草野先生ならではだね。
最後に付いた洋物のショーも素敵だった。

中階段の上に1人が通れる程度の階段を上から降ろし
大階段ふうに。
(タガー登場みたいだったわ)

オサちゃんのファンってワケじゃないけど
若いタニちゃんを見た後だと、
さすが!と思う部分が多いな。

彩音ちゃんの歌と台詞はだいぶ良くなった。
藤壷と紫をちゃんと演じわけられていた。
儚げで凛とした大人の女性と
可愛らしく少女の部分を残した女性。
ピッタリだった。

まとぶんの刻の霊は、進行役。
オサの時ほどの「この世の以外の者」感は無かったな。
ショーの黒髪では「セイハタト!」と
思っちゃいました。

壮くんは、2幕以降の方が深みがあって良かった。
人がいいだけの若者よりも
大人の役の方が合っているわ。

さお太さんの朱雀帝も押さえた演技で良かった。


黒タキダンスは、やっぱ花組だな。
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「バレンシアの熱い花/宙 FANTASISTA!」宝塚宙組

2007年07月15日 | 宝塚(宙組)
タニちゃんの大劇場お披露目です。
ショーのオープニングで、
タニちゃんがウメちゃんと一緒に銀橋を渡っただけで
泣けてきましたYO!

芝居は柴田先生の名作の再演。
コケないように手当てしたんだろうけど、
トップ&娘トップの話ではないので
ちょっと散漫な印象。
できれば、新トップコンビのハッピーエンドが良かったなあ。
たくさんの人に見せ場があるので
かえって、真ん中の筋が見えづらかった。
表と裏、2つの顔を持つ主人公フェルナンド。
それぞれの世界に、それぞれ愛する女がいる。
はず、なんだけど。
タニちゃんだから裏表なんか無くって。
表・表だから、二股をかけているように見えちゃう。
さっき、別な人に愛している、って言ったじゃない!
なんで、こっちに愛を囁くの。
ってか、なんで愛している、ってことになっているの???
わかりづらいなー。
コスプレはかっこいいんだけどね。
友人ロドリーゴは蘭とむ、酒場の男ラモンはほっくん。
W二番手と言うよりは、
前半の二番手が友人で、後半の二番手が酒場の男、ってカンジだった。
二人とも良い芝居をしているので、
逆になったときが楽しみのような、不安なような。
ウメちゃんのイサベラは、凛とした美しさがある。
強い女。自分を律することができる女。
そして分をわきまえて身を引くことができる女。
でも、でも、ハッピーエンドで見たかったよ。
あんな別れ方をして、婚約者と幸せな生活ができるのか、あの男は。
主役の婚約者マルガリータは深窓の幼い姫君。
可愛らしさを出そうとしたのか
たっちんの演技はちょっと平坦だったかな。
主役を助ける泥棒ドンファンは、
七帆くんの予定が休演により早霧せいなくんに。
台詞の通りがよく、代役とは思えないしっかりした演技だった。
ラモン妹のローラのアリスちゃんが、ますますハナちゃんに似てきた。
ハナちゃんに比べると顔は大きいんだけど。
ロドリーゴの婚約者シルヴィアはまちゃみちゃん。
う~ん、好きな男を裏切ってしまった辛さは出ていたけれど、
最後は「彼の手を取れない」という苦悩までは到達していなかったな。

それにしても、中村Aの演出は平坦だ。
「人をたくさん出す+華やかな雰囲気で盛り上げる」が
スパニッシュな衣装によるお祭り、ってのが
Aのパターンなんだけど、無駄な場面になっちゃうんだよね。
全然華やかではないし、唐突だし。
もっと、うまくできないかなあ。


ショーは、藤井君の宇宙もの。
宇宙に生まれたプリンスが、
宇宙を旅して、王になる、ってストーリーだけど
太陽系もろくに回っていません。
♪キラキラ ドキドキ
には、私もドキドキだ。別な意味で。
これまた、盛り上がりにくいショーだった。
でも、金星のタニちゃんの気障り具合は素敵だった。

いろんな人に見せ場を作りすぎて
ひとつひとつが印象に残りにくい。
芝居も、ショーも。
でも、「新生宙組」ってのは
よくわかったわ。
タニちゃんとウメちゃんは見た目のバランスが良い。
特に顔の大きさが。

鈴鹿さんの目は、大丈夫なのかな。

最後に一言。
スッシーが
カッコイイ!

メロメロよーーーっっ!
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「犬顔家の一族の陰謀」~金田真一耕助之介の事件です。ノート(プレビュー公演)劇団☆新感線

2007年07月14日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
プレビュー公演ですので、本公演では改訂されるかもしれませんが。

私は元ネタが殆どわかったので
大爆笑でした。
ガラガラと、自ら戸を開けて登場とか。
なぜ「滝」かと思ったら、その「滝」だったか!とか。
「お湯にのぼせる」とか。
どこがどのように面白かったかは
書くとネタバレなので、書けません。
いくらこの日記に「ネタバレ」と入れていても、
やっぱ、書けないです。

映像つかっての舞台転換はスピーディー。
オチも良かったです。

登場人物が多いので、最低限、
「犬神家の一族(映画)」は見ておいた方がいいですよ。
*7/17訂正。「陰謀」じゃありませんでした。失礼。


開演前に「キャプテン・フューチャー」のOPがかかっていた。
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ごめんなさい、ファン失格です

2007年07月13日 | 小山卓治
●〈eyes Vol.11 夏号〉を発行しました [7/10]

と、トップにあったのでクリックしたら・・・
 
 
 
 
 
表紙の写真は大反則です。

 
いや、なんちゅーか
色っぽいと思うけど。
 
こういう表情で来るとは思わなかったので
 
うわあっっっ!
qあwせdrftgyふじこlp

と叫び声をあげて
ウィンドウを閉じちゃいました。

ごめんなさい。
ファン失格です。


歌で自分を表現できる人は
カメラマンに求められる表情を作れるんだな。
と、思った。
クリエイター、というだけでなく、
パフォーマーでもあるんだよな。
 
と、思ったけど、、、
 
まだビビッてて、先に進めないです。
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「白鳥の湖」マーティン&ウェルチ&ダン/オーストラリア・バレエ団

2007年07月13日 | バレエ・ダンス
バレエというより、緻密に練り上げられた芝居でした。
振付も、アクロバティックとバレエの、ギリギリバレエ寄り。
衣装も装置もステキだった。

あいかわらずプログラム無しなので
個人的な印象でストーリー説明。

<プロローグ>
幕が上がると、若い女性が客席に向けて佇んでる。
長袖、床までのスカートの、これは夜着?
不安と、もしかしたらという気持ちで、とある部屋を覗く。
半裸の男性と、ノースリーブ膝丈の夜着の女性が睦み合っている。

肌の露出度で、女性の奔放さを表しているのか?
布越しの踊りがエロかった。


<第一幕>
結婚式。
どこかの王国の、皇太子の結婚式。
若き皇太子妃は長い白いドレスの裾を翻し、
皇太子とワルツを踊る。
途中皇太子は、妻に「愛を誓う」。
笑顔なのに、しらじらしい。
途中から、皇太子は、来賓の一人男爵夫人と踊り始める。
序幕で、夜を一緒に過ごしていた女性だ。
彼女は夫も子供もいるというのに
平然と皇太子と踊る。
皇太子の結婚相手以外は、みな知っている仲なのだ。
皇太子妃となったばかりの若い女性は
ひとり、場から取り残される。
頼りとなる皇太子に縋るが、
皇太子は彼女を省みることはない。
突然、皇太子妃が変貌する。
手当たり次第に、若い男と踊り出す。
皇太子の母、国の女王は、皇太子妃をとがめる。
夫の浮気ごときで、皇太子妃の義務を忘れるな、と。
精神を病み始めた皇太子妃は病院に収容される。
パーティーが終わった後、玉座に立った男爵夫人は
となりに皇太子を招き寄せる。

いつ頃のイメージでしょうか。20世紀初頭くらい?
西洋絵画が再現されたような美術だった。
音楽は基本的に白鳥の一幕。
来賓?男爵夫人の母国?なのか、ハンガリーがあった。
皇太子妃のソロには黒鳥の音楽だったり。道化の方だったか?


<第二幕>
病院にいる皇太子妃。
皇太子が向かえにくる幻想を見る。
しかし実際には、見舞いに来た皇太子は
男爵夫人と共に病院を後にするのだった。

「白鳥」の第二幕が充当(っていうのか?)
白鳥たちは、皇太子妃の幻想なのだろうか?
看護婦の帽子がヘンな形だと思ったが
白鳥を模しているのかな。
白い世界は、ピュアな彼女の内面なのか?


<第三幕一場>
男爵夫人主催のパーティー。
皇太子は男爵夫人の横に立ち、二人は殆ど夫婦。
友人達と乱痴気騒ぎを繰り広げるなか、
白いドレスの皇太子妃が登場する。
一度は傷ついた彼女は再生し、人々を魅了する。
皇太子の妻にすぎなかった彼女は、
いまや「世界のプリンセス」になったのだ。
皇太子でさえ、彼女に心を奪われる。
悔しさにまみれた男爵夫人は精神科医を呼び出す。
皇太子妃は再び病院に終了される。

この場面のセットは黒が基調。
そこへ、オディール登場の音楽で
皇太子妃が白いドレスで表れる。
うますぎる!!!
皇太子と皇太子妃のパ・ド・ドゥの音楽はチャイ・パ・ド。
男爵夫人のソロはルースカヤの音楽。


<第三幕二場>
男爵夫人との関係を続けながら
若い皇太子妃と結婚した皇太子。
彼はそれを心から悔やみ、真実の愛を見つけたことを知る。
だが、皇太子妃は死ぬ。
(沼に飲み込まれたようだった。自殺なのか?)
二度と皇太子の腕の中には戻らないのだ。


見てると、もう、なんだよ、この男は!と思うけど
モデルがいるんだよなーーー
でも、こちらの方がずっとハンサム。
軍服、黒タキ、ネクタイ有りのスーツ、など
ビジュアル的にもウハウハ。
スーツで踊ると熱そうね。

誰もが知っている話で、
これでハッピーエンドにはなるまい、と思ったけど
どうオチをつけるかと、ある意味ワクワク。
うまい落とし方だった。

マーティンは可愛らしいが、表現力がある。
ジゼルなんかが似合いそうだ。
ウェルチは不実などっちつかずな男を好演。
ダンはバレフェスの時とは違い、妖艶だった。

指揮のフレイヨンは金髪の女性。
カーテンコールでは、ウェルチが迎えに行った。

バレエ的要素より演劇的要素が混じっているので
普通の白鳥を観たい人は不満かもね。
でも、たまにはいいと思うわ。

いろいろ思ったけど、最大は、アレだな。
オーストラリア人が作り
日本人が見ているのに、
殆どの人が話を知っている。
こんな極東で、芸能レポーターごときに
敬称(称号)なしで名前を呼び捨てに連呼され
異教徒と事故死した故・ダイアナ妃が、
こういう言い方はどうかと思うけれど
とっても不憫だ。
今頃は王妃だったかもしれないのに。
劇中で女王がたしなめたように
確かに王族としてはいたらない部分もあっただろうけど
男の趣味は悪いよな、とも思うけど、
こういう料理の仕方をされて
受け取る方も熟知している。
それが彼女の人生だったのだな。
しみじみ。


オデット:カースティ・マーティン
ジークフリート王子:ダミアン・ウェルチ
ロットバルト男爵夫人:ルシンダ・ダン
女王:シェーン・キャロル
女王の夫:ロバート・オルプ
第一王女:ゲイリーン・カンマーフィールド
第一王女の夫:藤野暢央
公爵:アダム・スーロウ
公爵の若い婚約者:カミラ・ヴァーゴティス
伯爵:ティモシー・ハーバー
伯爵の侍従:マシュー・ドネリー
提督:コリン・ピアズレー
侯爵:マーク・ケイ
男爵夫人の夫:フランク・レオ
宮廷医:ベン・デイヴィス

招待客、ハンガリー人、召使、乳母、
従者、小さな白鳥、大きな白鳥、白鳥:オーストラリア・バレエ団


指揮:ニコレット・フレイヨン
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

協力:東京バレエ学校
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ルグリ・ガラ、出演者変更

2007年07月12日 | バレエ・ダンス
Dansomanieさんではすでに情報が流れていましたが
オレリー降板がNBSから正式に発表されました。
それに伴い出演者変更。
東京に限って言えば、Aプロにアニエスとジョゼが、
Bプロにはイレールが出演します。

  7/12<ルグリと輝ける仲間たち>出演者・プログラム変更のお知らせ(NBS)

ジョゼの「三角帽子」に
ルグリ&イレールの「さすらう若者の歌」。
ありがたやです。
エトワール3人が降板になり、
「輝ける仲間」の看板がかなりビミョ~となりましたが
これなら納得ですね。

怪我をした3人の、一日も早い回復を祈りつつ。
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「エリザベート」宝塚雪組

2007年07月12日 | 宝塚(雪組)
 大変申し訳ないけれど、ハッキリ書こう。つまらなかった。宝塚版の「エリザベート」は大好きなんだけど、今回はつまらなかった。2巡目だから、ではないと思う。
 まず演出面。ものすごく平坦だった。イケコが演出だと思うけど、中村Bじゃないかと思うくらい。「エリザベート」そのものではない。「エリザベート」をなぞっているだけで、実がない。
 歌唱面もとっても弱い。物量大作戦こそ宝塚なのに、コーラスの音量がない。パワーもない。1階後方席の音響のせいなのだろうか。迫力がなかった。役者さんの年齢が若めのせいか、歌声が全体的に若めの女の子声で、それもなんだかなー、だった。美穂さんなど、歌える人のマイクは絞ってあるのか?ダンスもいまいちピシッと揃わないんだなあ。
 最大の問題点は、となみがシシィを作り上げられなかったことだ。「白羽ゆり」という役者が舞台に立って、歌って、台詞を喋っているに過ぎない。なにをやっても××、のような、役者の個性が役をはみ出したのではなく、役としてはなにもないから、役者の地が見えてしまっている、ただそれだけだった。顔が丸いかも、なんて心配まではとうてい到達しない。なんなんだ、この虚しさは。植田モノのような定型芝居ならよくても、このテの芝居はダメなのか。アントワネットとシシィは違うのだよ。時の流れもまったく感じられない。シシィはなにから逃げていたのか。それよりも、逃げていることさえ感じさせない。大劇場の初日ならともかく、東京公演だよ。これをOKした演出家も演出家だ。エリザをあてた企画の時点で問題だったのか?
 ミズのトートはビジュアルは良いのだが、すでに喉がダメになっている。「大海賊」のリカちゃんを思いだした。音がハズれるとか、そんなことは言ってられない。ソロを歌い終わると、「どうにか乗り切ったな」としか思えないので、トートに見えないんだな。喉だけではなく、鼻もなのか?風邪なのか?歌唱面で大幅にパワーダウンなので、トップとしての求心力がない。トップ仕様の宝塚版だから、トートに求心力がないと、芝居としてのパワーも無くなる。見ていてとっても辛かった。歌い上げるナンバーでないところとか、芝居自体は悪くないので、トップとしての資質は充分だと思う。しかし、それにしても、彼女の喉にトートは厳しかったのではないか。東京は開けたばかりなのに、8月まで保つのかしら?
 ユミコは、私の好みとしては、オヤジをやるにしても声が高いんだよね。歌自体には、経年は感じられなかった。ただルドルフ葬儀の場面から湖畔はとっても良かった。シシィへの愛情が切なかった。
 キムのルキーニは・・・・・・・。予想以上によくやっていると思う。ヒゲも似合っている。ただ、これもたんなる私の好みだけれど、もう一歩、役に踏み込んで欲しかった。やっぱり、「キムがルキーニを演じているな」って部分が出過ぎていて、「ルキーニ」ではないんだなあ。
 逆に、テルのルドルフは、歌がかなりアレなんだけど、役としてはよく作っていたと思う。ミズとの「闇が広がる」は良かった。
 エルマーはひろみちゃん。だいぶ男くさくなってきた。ショーではカッコつけていたな。いづるんのヴィンディッシュからは全くと言っていいほど狂気は感じられなかった。たんにメンチ切っているだけだった。ヒロさんのツェップスは勿体ないなあ。でも溶け込んでいたわ。
 ハマコのゾフィー。個人的には、もっともっとやっちゃってーーーーっっ!と思わなくもないけれど、やりすぎずないリアルな皇太后陛下で良かったんではないでしょうか。ソプラノも綺麗でした。
 今回ほど、一本もの芝居にもショーが付いていることを感謝したことはない。ショー部分がなかったら、かなーーーーーーり辛い気持ちで劇場を出なければならなかったでしょうな。前半は白、後半は黒地に深緑。色合いはステキだった。デュエットダンスもとっても良かった。
 2週間後に、もう1回見る予定だけど、どうなっているかなあ。ミズの喉は回復するかしら。でも、となみのシシィは進歩しそうにないなあ。むーーーー。

 あと、指揮が西野先生だったんだけど、ゆっくりめの演奏だった。台詞部分がとっても早く感じた。このアンバランスさも、乗り切れない理由だったのかな。佐々田先生や伊沢先生ぐらい音楽性豊かに、とは言わないけれど、テンポがどうも違う気が。いっそ御崎先生で走るぐらいの方が良かったかもなあ。
*そのゆっくりめの音にも、乗り遅れがちのとなみだったなあ。

 今日のお客様は、ずんこさんとワタルくんでした。私の席からは見えなかったけど。

 やっぱり、アレだな。
トートは
音程ではなく
声量

ですな。
音程がヤバヤバのマリコさんやサエちゃんも
トートとしての迫力はあったよなあ・・・
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