きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ルジマトフのすべて 2007」

2007年07月02日 | バレエ・ダンス
今年の夏もルジが来たよーーー。
あいかわらずプログラムは買っていないので
感想は的はずれかもよー。

第1部
「ドン・キホーテ」エレーナ・エフセーエワ、ミハイル・シヴァコフ
初っ端からドン・キ。
こういうプログラムは光藍社ならではだね。
エフセーエワのドン・キは初めてだけど、なかなか良い。
華やかで赤と黒の衣装が似合うし、
なにより、脚を上げたときの太股のラインが気持ちよい。
爽やかな風が吹くよう。
リフトのバランスも長かった。
回転の軸がもうちょっと真っ直ぐに、というか
スカートが左右対称になるような回り方ができればなおGOOD。
32回転の前半はシングルシングルダブル。
頑張れ、頑張れ、と応援する気持ちになるのは母心なのか。
シヴァコフの上着はガラ用に新調?
黒みがかった赤。臙脂よりもっと赤に近い色ってなんて言うんだっけ?
髪の毛はパーマよりウェーブ。
クリクリは人工パーマなのか?
エフセーエワを回すときの腰が引けてるとか
キメポーズはもっとケレン味があればとか
笑顔(可愛いんだな、これが)と、そうでないときの落差が激しいとか
気になる点もあるものの、
トップバッターの重圧に負けることなく
結構のびのびと踊っていたかな。
頑張れよ。
ヴァリエーションは前の方ひとつだけでヴィジェニナ。
美人なんだけど、見慣れたミリツェワに比べると
いまみっつぐらい、なにかが足りない。
でも、ミリツェワが過剰労働から解放されて良かったよ。

「シェヘラザード」ユリア・マハリナ、ファルフ・ルジマトフ
一場面を切り取っただけなのに
幕が上がった瞬間からエロエロな空間。
それでいて下品にはならないのは、このお二人だからでしょうか。
マハリナは色っぽく、
ルジマトフは猫科の動物のよう。
短いけど、物語を堪能した。

「マラキ」イーゴリ・コルプ
天使に憧れるメガネくん、なのかな。
チャーミングだった。
顔立ち自体や化粧には、
そんな要素はあまり無いのに。
身体を使うってのは、
こういうことなんだなあ、と実感する。
何気ない動きも、神経が隅々まで行き渡っている。
これがキーロフなのだな。

「白鳥の湖(黒鳥)」ヴィクトリア・クテポワ、アルチョム・プハチョフ
コルプとは正反対の印象のクテポワ。
神経が行き渡らない踊り。踊りというか動き。
音楽に乗り遅れかけることも何回か。
プハチョフでさえ持て余し気味の長身、長い手足を
自分でも持て余しているみたい。
もっと身体をコントロールして欲しいなあ。
学生じゃないんだから。
なんで踊っているのか。
客に見せるために踊っているという意識が見えないのは
むかしのイナキみたいだな。
ルジマトフが妻をお披露目するのはどうかいなー、と思ったけど
逆に言えば、彼女とは組んで踊らない理性は残っていたのか、とも。
でも、プハチョフならば、ステパノワが良かったよん。
プハチョフは端正だし、脚のラインも綺麗だ。
眉と生え際の距離は深まるばかり。
でも、それも彼の個性なのさ!!!

「牧神の午後(ニジンスキーの肖像より)」ユリア・マハリナ、ファルフ・ルジマトフ
話を知らないのでなんともいえないけれど、
恋人同士の睦み合いなのか?
ニジンスキーとロモラには見えないんだけど。
ところどころ「牧神の午後」に見られる
横向きのポーズがあった。
全幕で見たかったなあ。
92年以降のルジの来日公演はわりと押さえているけれど
この公演はなにかの都合で行けなかったのよねー。
大後悔。


第2部
「道」ユリア・マハリナ
映画の方は見たことがないので、
曲はサラ・ブライトマンの歌、という認識。
(ルジが使う曲とは全然違うイメージ)
マハリナの長い手足が生かされた作品だった。
自分の道を振り返り、模索し、乗り越える?

「海賊」イリーナ・ペレン、イーゴリ・コルプ
ペレンは美しいなあ。
マハリナを見ちゃうと、動きがもっさりしているんだけど、
それでも「絵に描いたような」バレリーナだ。
こういう容姿って貴重だよね。
衣装は水色。
コルプのパンツは赤。ちょっと黒がグラデーション。
妖しさをちょいと見せつつ、
見せ場ではケレン味たっぷりで、
それでいて技術は安定していて、
なおかつパートナーへの思いやりのあるサポート。
そりゃ、もう、素敵な仕事っぷりさ。
キッチリ仕事をこなすプロだ。ハラショー!

「阿修羅」ファルフ・ルジマトフ
ボリショイの岩田さんの振付。
う~ん、私はあんまり。
和の世界とルジマトフの融合だけど、
それ以上が見え辛かった。
「阿修羅」って文字が萎えたなーーー。
外国で上演なら神秘さ倍増かもしれないけれど。


第3部
「ブレリア」ロサリオ・カストロ・ロメロ、リカルド・カストロ・ロメロ、ホセ・カストロ・ロメロ
フラメンコだ。
カッコイイのだ。
構図に見覚えが・・・
娘1と男2&3だ。

「ボレロ」
ファルフ・ルジマトフ
ロサリオ・カストロ・ロメロ、リカルド・カストロ・ロメロ、
ジェシカ・ロドリグエズ・モリナ、アナ・デル・レイ・グエラ、
ハビエル・ロサ・フランシスコ、ホセ・カストロ・ロメロ

前に見たときも思ったけど、ルジマトフが
踊る男Sなのだ。
ルジマトフを、芸術家の部分でなく、スターの部分を切り取って、
そこを再構築ではなく、ひたすらスポットを当てたような振付。
リカルドさん、着眼点が素晴らしすぎ。
似非フラメンコを真ん中で踊る姿は
本当に男役トップに被るのだ。
ルジ、次は羽山紀代美先生に振り付けて貰って!
絶対貴方に似合う踊りになるよ!!!

カーテンコールは3~4回。
最後は、幕の外でちょっと回ったりのサービス有り。


私は最近見ているモノがモノなので
すぐに「この人は黒薔薇(ttp://www.shiki.gr.jp/navi/images/070629jcs03.jpgの右側)が似合うかどうか」を
考えちゃったりするのですが、
ルジはダメだったな。
そんなゴテゴテはいらないんだぜ!と思っちゃいました。
だってルジだから。
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芝居は(BlogPet)

2007年07月02日 | にこらすの投稿
きょうにこらすが反対された。
チョンパはやっぱり綺麗なのだ。この人数、このチームワークだからこそ美しいのだ。これを見ると、やっぱり宝塚っていいな、と思う。あすかちゃんの着物の着こなしがかなり良くなっていた。裾捌きが軽やか。腰の線が色っぽいよねーー。オペレッタ狂言は配役がうまいよね。芝居は、コスプレ?なんのためのコスプレ?武器もクラシカル。で.
*このエントリは、ブログペットの「にこらす」が書きました。
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神降臨?新チェ誕生か?

2007年07月02日 | 劇団四季
7月2日午前10時現在、
JCSのキャスボには、キヨミチの名前が残っています。
午後には消えるかもしれない。
明日の午前には消えるかもしれない。

でも、このまま続投になれば!
神が来るかも!
だって、だって、
痩せてたも~~~ん。
チェなら、みぞおちの肉まで落とすことないも~ん。
いちおう、用意はしている、ってことなのかな。
ドキドキ。
「主役級の役はやってきたけど、
 主役はやっていないから、
 一度見てみたい」
と、友は言う。
私も同感ではありますが、
柳瀬さんの清らかな声の後に、
芝ジーザスって、大丈夫なんでしょうか。
いろんな意味で。

劇団からのバースデー・プレゼントが
ジーザス役だったりして。

もし、キヨミチがJCS続投なら、
新チェが誕生するわけで。
いろんな噂が飛び交っていますが
どうなるんでしょうかね。
他の用事に合わせて
15日のエビータを取っているんですよ。

ま、そうなったら、そうなったで。
8月末に大阪のオペラ座行って、
京都のJCSに行けばオルゴールGETだぜ!とか
気楽に考えています。

本当は、もうちょっと芝ユダについて書いたり、
芝ユダとスンラユダの違いを書いたり、
四季にもTCAスペシャルみたいのがあったら
(アルプ愛読者大会か!)
ゲージを2つでWユダ攻撃とか見られるかしら?
でも、芝&スンラのW攻撃だと、
ジーザスがなにかを答える前に、
お釈迦様が
ボチボチでんな
マホメットが
本当です
って答えちゃいそうだ、とか
そんな馬鹿な話も書こうと思っていたのですが
なんか、全部吹き飛んじゃいましたよ。
アンナスが明戸さんだし、
前のデータをうっかり載せた、ってことは・・・・
ないよね。。。
コメント (2)
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