きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「eyes“7 to 9”」

2007年07月21日 | 小山卓治
感想を書くことを考えると気が遠くなりそうですが
頑張って書いてみましょう。

東京の皆さんは、GW以来の卓治なんですよね。
ワタクシは2週間振りでしたわよ。おほほ。
って、なんの自慢にもなりませんが。

今回のライブは長いこともあり、
また連日の遠征で疲れていたこともあり、
後半は私の意識は朦朧としてきました。
卓治もだんだん声が荒れてくるのよねえ。
舞台の中も外も疲れるだけのライブ。
でも、行く。

今回のメニューは、割と近場に作られた曲ということもあり、
曲をじっくり聞くというよりは、
それに関する記憶が浮かび上がってくる、ってカンジで聞いておりました。

アルバムごとの思い出は・・・。
「成長」
 「俺は帰ってきたんだ」で浮かれていたなあ。
 その後にまた彼は旅に出ちゃうんだよ、と
 過去の自分に教えてあげたい。
「花を育てたことがあるかい」
 「天使の歌う朝」とか「祈り」とか、
 好きな曲もあるけれど、アルバムとしては嫌い。
 たぶんアレンジのせいなのでしょう。
 電子機器による音は、卓治には合わないと思った。
 ライブではさらに強烈な音だった。
 でも、当時は流行っていたんだよね。
 こういう音で行くなら、今回をもっておさらばだな、と当時思いました。
「ROCKS!」
 前のアルバムからのブランクがあったので
 出ただけで嬉しかった。
 そのうえ、私の嫌いな機器は入っていない!
 やっほーーー!
 しかし、ライブに行きすぎたので、
 アルバムでの音は軽く聞こえちゃうんだよねー。

そんなことを踏まえつつ。

01.欲望
最初なので弦は切れない。
シングルのジャケットはヒゲ無しだったなあ。

02.絶望のダンス

03.ついてねえや
95年のライブは結構行ったので
「ついてる話」もたくさん聞いたよ。
だんだん長くなっていってさあ。
名古屋か大阪で最前列の柵に寄りかかってみていたら
冒頭のナンパのところで使われちゃってさ。
「どこから来たの?」って言われて
「東京」とか「千葉」とか答えたら
「ネタを知ってるヤツは帰れっっ!」って言われたなあ。
そうそう、ネタを知らない地域では
「いままでいいことは無かった・・・」でシーンとなっちゃってたわ。

04.俺は帰って来たんだ
本当にねえ。
この曲を聞いたときは、「帰ってきてくれたんだ」って思ったものだよ。
「君の愛を抉り出したいんだ」で
かなり前向きというか積極的になったな、と思ったんだ。

05.夜を行く
わりと似たような時期に中島みゆきも「夜を往け」って曲があってさ。
ソングライターって、こういう世界が好きなのねー。

06.ダンスを踊ろう
真島ソング。繰り返されるフレーズは、嫌いというより眠くなる。
マイケル・ジョーダンかあ・・・。

07.天使の歌う朝
歌う前に「自分の歌の天使はロクなもんじゃない。
でも、この天使は、ちょっと素敵だ」的なMCが入った。
どこぞのラジオに出たときパーソナリティが絶賛していたな。
 タクシー タクシー トラック またタクシー
この順番が早朝をよくあらわしていると。
大好きな曲。

08.結晶
これも好きな曲なんだけど、タイトルが思い出せなくて
「ハロー&グッバイ」と呼ぶことが多いです。
前奏のピアノも綺麗。

09.前夜
いやー、最近までは嫌いでした。
故郷を出て都会へ行く、ってことを知らないし、
親も越えるべき存在ではないので、
どう受け止めていいかわからんのです。
これも「さよならとうさん」の通称が。
最近ようやく慣れてきました。

10.談合坂パーキングエリア
最近京都に夜行バスで行ったとき通ったよ。
シェルから幾らか貰えましたか?

11.太陽に手が届きそうだ
爽やかだよねえ・・・

12.成長
繰り返しがクドいので体調が悪いときは辛い。
でも、「見つける」過程は好きだな。
それが成長なのか。

13.今までの僕は
かなり嫌いな曲。
あまりにも真っ正面から歌われると
顔を背けちゃうの。
友人は大好きだと言ってました。

14.YELLOW WASP
必ず来ると思っていましたよ。
「黄色いワスプ」はカセット版じゃなくて、
最近のCD版の方のような気が。
テンションを上げるのが辛いだろうなあ。

15.虹の袂
音楽は「オペレッタ」からかな。弦楽器が多い方。
厚みのある弦楽器の音は卓治の声にはまったく合わないと思う。
でも、有るモノを使うのは良いことだな。
ミラーボールへのライトは一色。
赤・青なども入れれば虹に近くなったかも。
ステップが周りから遅れるダンサーは
概ね腹が立つけど、この曲のように、妙に印象に残って
結果的に応援しちゃう場合もありますね。
これが出た頃のツアーは、ラストから2曲に新曲の静かな曲を演奏して
客のテンションを下げる、という戦法をとっていたようで。
その後の1曲はサービスだー、みたいな。
(それまでのライブは、いつまでたっても客が帰らなかったから)
京都では効果がありすぎて、「虹の袂」の後、
アンコールの拍手もおこらずシーンとしてしまったことがありましたな。
近場の人が「小山さん、どないしはるんでしょ」と
雅に呟いていらっしゃいました。
結局は、ちょっと遅れてアンコールが始まったけどね


ここで、インターバル。


第2部は
16.ジャングルジム
から。

17.花を育てたことがあるかい
友人が結婚式で流していた・・・

18.孤独のゲーム
「ROCKS!」のツアーだったと思うけど。
トランプにバンドのメンバーがサインを入れて
「このカードで勝負に出てやる」で
バラ捲きましたよね。
なので通称「トランプの曲」。
う~ん、もっとましな思い出はないのか。

19.壊すなら1秒
ギター一本でのアレンジ。
ちょっとゆっくりめ。
シングルカットして、「ROCKS!」の中では
一押しにしたかったと思われるが、
直後に阪神淡路大震災があり、ライブで歌うのは自粛状態に。
ここぴーが、卓治の歌声がエロくて・・・とか言ってなかったっけ。

20.真夜中のボードビル
「傷つくことなんか恐くはないのさ」
とか
「見物はされるが理解はされない」
とか、
好きなフレーズがたくさんある。
なにげに強気なところが好き。

21.祈り
アンプラグド。
だんだん会場からの歌声が大きくなってきた。
これぞ「打ち寄せる波のように繰り返される祈り」だね。
ちょっと涙。

22.さよなら恋人
これも変わったアレンジだった。
んで、これまた中島みゆきに「グッバイ・ガール」って曲があるんだよ。

23.そして僕は部屋を出た
映画のようで好きな曲。
友人は「女が部屋で待っているなんて、
自分に都合の良い夢を見るんじゃない!」
と言いますが。

24.長すぎる夜と遠すぎる朝
あ~、私の意識はもう途切れるよ。
タイトルは好きだよ。
しかし、ピアノ曲ということもあって、
これと「結晶」がゴッチャになるワタシです。

25.負けないで
発表されたときは、「あなたが私にそれを言うか!」だったけど
最近は励まされることもある。

26.紫の夜明け
ここだけゲストが欲しかったな・・・

27.Hot Butter
「よーい、ドン!」が、なんだか久し振り。
卓治の曲によく登場する、男を振り回す女って、大好きなんだよ。

28.Crying Bee
〈シーサイド・バウンド〉〈エメラルドの伝説〉〈春一番〉〈危険なふたり〉
脱線付き。
えーと。
これを歌う雰囲気を味わうために
カラオケで「NAI・NAI 16」を歌っていたのは
私たちだけでしょうか。

29.これでも食らえ!
30.これでも食らえ!~REPLY
「REPLY」つきだ!

E.君が本当に欲しいもの
ま、〆はコレですね、やっぱり。


MCでは都留や宮崎の話など。
ワタシ的には、都留は相当辛いライブだったけど
本人は楽しめたようで、まあ、良かったね、と。
宮崎の懇親会は、本人も知らなかったんだね。
これで、宮崎にファンができるといいなあ。
私たちが宮崎に行けるんだから、
宮崎の人も東京に来られるよ!!
あと、8月17日のライブ関連で
女性客限定のライブもいい、男性の女装は不可、とか。
MCも滑らか。客のツッコミも鋭い。
あー、あとバッカスの演奏が下手だって言ってたけどさ。
だんだん走る未来君にみんな合わせてたんだから
上手いと思うんだけどなあ。
走る未来君のドラム、舞台最前列で汗まみれで歌う卓治、
その間にいたスマイリーと島山さんが
目配せして苦笑していたなあ。。。


と、駆け足で思い出してみました。
まったく感想になっていませんが、とりあえず。
あと3つぐらい、書き足さなきゃ、と思ったことがあったのに
忘れてしまいました。

「花を・・・・」の全曲ライブの時に演奏してくれたメンバーは
卓治の中から消去されているのかな。
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「ジーザス・クライスト=スーパースター ジャポネスク版」劇団四季(9回目)

2007年07月21日 | 劇団四季
 07年ジーザス・ジャポネ(東京)も、いよいよ千秋楽です。「ほぼ日」ならぬ、「ほぼ週」で行っちゃいました。スンラさんが役を作り上げていく経過が見えたような気がしました。いっぱいいっぱいで、ちょっと慣れてきて、自信を持ってきて、最後(とりあえず)の今日は、もう入り込みすぎ。「あーーーーーっ」とか「うぉーーーーっっ」とか呻き声も多くて。カーテンコールも、魂っていうか、エクトプラズムが口から抜けちゃった、ってカンジでしたね。何回目かのカーテンコールで戻ってきましたが。私は、役者としての彼が好きでも嫌いでも無かったし、これでファンになったかと問われればビミョーなところではありますが、でも、ユダ役に限定すれば「大好き!」って答えちゃいますね。キヨミチとは違うユダを作り上げたことには感服するばかりです。
 しかし、アレですな。ユダってば、ジーザスの近くに行きすぎ。精神的にではなく、身体が。「味方なんてもうないのだ」では、ジーザスの背にピッタリ顔をよせちゃうかと思ったよ。「女のことなど忘れて欲しい」なんか、マリアとの間に入り込んでいるよ。前からこんなに近づいていたっけ?記憶にないので、そうだったらごめんなさいよ、と。
 とにかく、ジーザスが好き好きスキーなユダでしたね。彼を愛していて、愛して欲しくて。彼の心を汲んで行動しようとして。高木マリアが、あるがままのジーザスを受け入れているのとは好対照でした。
 いろいろ好きな場面はありますが、やはり、「ゲッセマネ」の場面ですね。上手奥では使徒達がのんびり歌い、下手では、ジーザスが客席に向かって立っている。侮蔑や哀れみなどの複雑な表情をユダに向け、それを見ているユダは客席に背を向けているので、その表情は見えない。でもでも、背中から伝わってくるのよねー。悲しみが。うううう、泣けますわー。
 腰から見えた肌色の布はなんだったのでしょうか。背中の腰の辺りはマイク用の機器だと思いますが、それを固定するための布なのか、腰をカバーするコルセットなのか。言われてみれば、ゴロゴロが前ほどではなくなっているし。ちょっと心配。
 声は出ていましたね。最初に聞いたときは、途中で喉を潰しそう、と思いましたが、最後まで保ってなによりでした。高い歌声も気にならなくなりましたよ。
 「スーパースター」は動いていましたね。激しい振りではないけれど、籠が揺れていました。歌的にはふっきっているのに、でも視線はジーザスに注がれていましたね。死してなお、捕らわれているのね。
 柳瀬さんは絶好調。公演前半はセーブしていたんだろうなあ。いつもより顔が白かったような。とりあえずの最後なのでドーランを使い切るために塗りまくったとか。唇まで白いので、なんとなくライディーンに似ていた。キヨミチのジーザスも見たいんだけど、これだけ好調な彼を降板させるのは勿体ないよなあ。東京でエルサがあって、京都でエルサ・ジャポがあって、全ツまであったら、いったいどこまで痩せちゃうんだろうねえ。心配だわ。
 高木さんは、前より訛りがきつくなってきた。しかし、訛りなど些細なことさ!と全てを振り切っている彼女の演じ方は、それほど嫌いじゃないかも。スンラさんとの対比としても良いですわな。「あの人が可愛い」って言うけど、あなただけじゃないよー、そこで丸まっているやなぴーは、誰が見ても可愛いよーーーー。
 
(追加があれば明日以降。今日はもう疲れたよ)
コメント (4)
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