きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「白鳥の湖」アナニアシヴィリ&ウヴァーロフ/グルジア国立バレエ

2007年07月22日 | バレエ・ダンス
 この「白鳥」のハイライト版は2004年2月に見ました(→その時の感想はこちら)。当時はファジェーチェフのリリカルさを笑ってしまいましたが、今回全編を見て、なんであんな演出になったか、わかったような気がしました。
ぶっちゃけ、
金が無い
のかな、と。
パ・ド・トロワ、という、踊りの見せ場を入れつつも(ソリストのモチベーションを維持、あるいは下げないためにも。役の数をこれ以上減らせないし)、なるべく金をかけないで、と考えると、一幕のセット&衣装を削るしかなかったんだろうなあ、と、思っちゃいました。不遜な客で申し訳ない。3幕の、1人1人の衣装は良いと思うの。色分けといい質感といい。それでも豪華には見えないんだな。バレエ団にお金が入れば、ひとつひとつパーツが増えていくのかなあ。そんなことを思うと、スポンサーを見つけてきた某団長はエライ!あそこは美術に金をかけてるもんなー。
 えーと、そいでもって。すでに皆さん御存知でしょうが、この「白鳥」は、「白鳥」を上演するバレエ団の王子役の「夢」です。一幕が稽古場。芸術監督に促されて、ソリストが「練習」として見せるのがパ・ド・トロワです。で、練習に疲れた王子役のダンサーが夢を見て・・・ってのが2幕・3幕。芸術監督がロットバルト。稽古場ではそんなに恐い人には見えないんだけどなー。それほど嫌いでしたか?それとも、芸術監督もロットバルト役として出演するのか。それは、おいといて。ハイライト版では笑えば良かったけど、全幕として提示されるとイマイチでした。だって、それぞれが役を掘り下げなくていいんだもん。ウヴァーロフは、ジークフリードじゃないんだもん。ジークフリード役のダンサーなんだもん。演技の演技であって、真実の愛なんか、いらないんだもんね。必要ないんだもんね。だから、話がすごく薄っぺらい。オチも夢オチなので、オデットの愛も必要ないし。作品としては、なんだかなー、です。ただ、お金が無い時に「白鳥」の全幕を作るとなると、こうするしかないのかなー、という裏事情を勘ぐっちゃったりして。ファンであるのも考えものだわ。

 ニーナの白鳥は「やっぱりラインがボケ始めているな」と思うときと、「さすがニーナだぜ!」と思うときが交互にやってきます。筋力がちょっと落ちてるかもね。でも年齢的には妥当なのかな。黒鳥はさすがだったな。動きとかなんとかより、吸引力が凄い。出てくるだけで観客の魂を吸い取っている。やっぱスターなんだよなあ。32回転は昔にくらべてスピードが無いけど、この速度でも回れない人もいることだしね。20代の頃とまったく同じに!なんて、望んじゃいけないよね。
 ウヴァーロフは、のびのび踊っていました。いい具合に肩の力が抜けているカンジ。う~ん、深い演技も見たいんだけどね。この版じゃ仕方がないよね。

 ロットバルトを始め、グルジアの方々は美男美女揃い。体型も良い人が多いし、躍り込んでレベルをアップしてくれ!技術面を含め、悪くはないが、魅力があるかと言われれば微妙。3羽の白鳥の真ん中の姐さんはデカかった。「ドン・キ」で弾けてくれると嬉しいな!そいでもって、セットの鏡ぐらいは磨いてくれ!!
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「10~未来へ」の曲、など

2007年07月22日 | 小山卓治
洗い出してみました。

まず10枚目のアルバム「種」から
・吠えろ
・ジオラマ
・今夜のアリバイ
・ある夜の電話
・夕陽に泣きたい
・ユリエ
・汚れたバスケットシューズ
・Soulmate
・種の歌
・最初の奇跡
計10曲。

次に公式に記載されている提供曲。
・FISH-漂流
・Thunder Boy
・美しい沈黙
・予感
・rose
計5曲。(8/14追加)(11/10訂正)

アルバム未収録の新曲で、
新アルバムに入るのではないかと予測される曲。
(新しくない曲もあるけど)
・丘の上の風景
・おまえはゴージャス
・オリオンのティアラ
・クリスタルレインドロップ
・これでチャラだぜ
・週末は嫌い
・天国のドアノブ
・ナチュラル・ウーマン
・はるかな故郷
・ひだまりの歌
・プロポーズ
・祭りの季節
・靖国通り、月曜の午後
・夢の国へ
・路傍のロック
計15曲。

そして、ネタ系。
・38 Special
・Bara-Bara
・どうしたんだジュニア
計3曲。


合計で33曲!(8/14訂正)(11/10訂正)
ネタ系は演奏されるのか。
「美しい沈黙」は再び演奏されるのか。


宮崎余談。
「客層は?」「いろいろです」。
まさにいろいろな客層でした。
終演近く、客席のライを明るくして
お客さんの顔を確認した卓治。

で、懇親会でですね。
私たちは地元の方と同じテーブル。
(まあ、殆どが地元の方だけど)
私たちとほぼ同じ年代の女性と、年配の女性各一名ずつ。
途中から、宮崎市出身の彫刻家の先生が加わりまして。
いろいろ話しているうちに、小山さんの口調に話題が移りまして。
かいつまんでいうと
「客席を見たときに、年配の客もいることがわかったんだから
 その後は、もう少し丁寧な言葉づかいをしても良かったのでは?」
といった内容でした。
(小山さんとしてはいつもより丁寧だったんだけどね。一応フォロー)
そして、
「東京から来るくらいの熱心なファンなあなた方が
 注意しなきゃダメだよ!!」
と言われちゃいましたよ。
えー、でもさーーー、
なにを言われても目がハートになっちゃうのが
ファンってものではないんですか?
と、少しばかり思った私でした。
しかし、年配の方々に説教される卓治も
見てみたかったと思う私は
本当にファンなのでしょうか。
時間切れで見届けられなかったのがちょっと惜しいね。
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馬鹿話はこっちで

2007年07月22日 | 劇団四季
さっき感想の後に付けちゃったけど
やっぱ馬鹿話は切り離しましょう。

千秋楽ですよね。
これが宝塚なら・・・・
村さんあたりからご挨拶があって。
メインキャストの今後の予定も発表してくれちゃったりして。
「柳瀬は引き続きエルサレム版でジーザスを演じます」とか
「エルサレム版には、本日のキャストに加えて
 芝清道も参加いたします」とかとか。
んでもって、
「ここでジーザス役の柳瀬大輔から、一言みなさまにご挨拶申し上げます。
 やなぴー!」
と、やなぴーに呼びかけてくれると最高なんだけど。
(愛称で呼びかけるのがツボだよね)
まあ、四季だからな。無理だよね。
村さんで想定しているはずが、タキさんの声で聞こえてくるよ。

JCSは、JSCと書いちゃうこと多数。
なので、「じーざす くらいすと」と口にしながら打っています。
それでも間違えるけど。

今日の小山さんを見て。
袖をまくって見えた腕の肌の張りは
キヨミチよりあった。
酒と霞であの張りが出るのかしら。
霞を食べれば若さが維持できるのかしら。
キヨミチは痩せたというより
やつれた系かもね。
だから肌の張りが、が5歳上の卓治ほどでは無いのかしら。
でも、それが神仕様なのかしら。


ロビーに飾ってあった芝ユダ(エルサ版)のパネルを
♪ぶるぼんさんに撮っていただきました。
ありがとうございました。

こう見ると、エルサ版のユダって、
いまのキヨミチほどモジャじゃないよ。
やっぱ、モジャは神仕様????
マリアの「あの人が可愛い」に
マニアックな香りが漂っちゃうかしら。
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