きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ROMA」

2019年04月20日 | 映画


かなり終盤までどこが焦点なのかわからず、
作り物とは思えないリアルなエピソードが
いくつも連なっていたけど、
ラストで家政婦が漏らす言葉ですべてが繋がった。
いい話だった。

流されていくだけ、と思っていた若い家政婦が、
慟哭し、海の波に押されたように心情を漏らす。
このときでなければ言えなかった思いだったんだな。
相手の男はムカツクけど、
彼にはなにも言えなかった。
なにかを言う人生じゃ、
それまでなかったんだろうな。

彼女を含め、たくさんのものを失う人々。
でも、抱き合う。
彼女の心を映したように、
エンドロールに映る空が高かった。


犬はどんだけ排泄するんだ!
と思ったけど、
連綿と続く「生」の象徴でもあるのかな。

モノクロ映像が美しかった!

エンドロールが無音だと
暗くなるまで席を立てないね。


これってネット配信先行だよね。
家で見たら絶対寝るなあ。
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「ねじれた家」

2019年04月20日 | 映画


画面は暗いし、
ミステリー映画としては謎解きの筋道がピリッとしないけど、
豪華な屋敷と変人揃いの一族はゴージャスで麗しい。

「いまいちかなー」と思っていたらラストが、
「うおぉぉっ!」だった。
そうだよね、このラストなんだから
「犯人はお前だ!」の
すっきりな作りにはできないよね。
ああいうふうに終わるしかない。

犯人のビジュアルがある
映画ならではの展開だったんだな。

ねじれているのは人の心なのね。

有楽町角川、お客さんが多かった。
(特に年配のご夫婦)
クリスティ、強いな。


映画では久し振りに
ジリアン・アンダーソンを見たわ~。
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