ある男が財布を捨てた。
その財布はゴミ収集車に運ばれゴミ処理場へ。
そこで暮らす子供が手にする。
その中に入っていたのは・・・。
逞しく生きる子供たちと
ブラジルの政界の汚職と貧困層の問題を絡めながらも、
上質なミステリーでもあった。
ネタ(道具だて)は割れているんだけど、
解明への組立かたが上手かった。
いかん、もうダメ!とハラハラする部分と
コミカルな部分が上手く融合して
ぐいぐい話に引き込まれる。
神父様の造型が上手い。
あそこで貧困者のために、と言いつつ
酒が手放せない。
酒に頼るしかない場所であるけど
それでも踏みとどまっている。
子供たちも、最初はどうであれ
行動原理は「正しいこと」をすること。
そのために、時には危ない橋も渡る。
悪人がたくさん出てくるけど
いろんな登場人物に善意が感じられ
希望に繋がるラストに上手く話が落ちた。
あの子たちがいた世界の方がこの世では多数なんだろうな。
今いる環境に感謝。
あきらかに無賃乗車で入ってきても
気にすることのない乗客が
ブラジルの現状を表しているんだろうなあ。
その財布はゴミ収集車に運ばれゴミ処理場へ。
そこで暮らす子供が手にする。
その中に入っていたのは・・・。
逞しく生きる子供たちと
ブラジルの政界の汚職と貧困層の問題を絡めながらも、
上質なミステリーでもあった。
ネタ(道具だて)は割れているんだけど、
解明への組立かたが上手かった。
いかん、もうダメ!とハラハラする部分と
コミカルな部分が上手く融合して
ぐいぐい話に引き込まれる。
神父様の造型が上手い。
あそこで貧困者のために、と言いつつ
酒が手放せない。
酒に頼るしかない場所であるけど
それでも踏みとどまっている。
子供たちも、最初はどうであれ
行動原理は「正しいこと」をすること。
そのために、時には危ない橋も渡る。
悪人がたくさん出てくるけど
いろんな登場人物に善意が感じられ
希望に繋がるラストに上手く話が落ちた。
あの子たちがいた世界の方がこの世では多数なんだろうな。
今いる環境に感謝。
あきらかに無賃乗車で入ってきても
気にすることのない乗客が
ブラジルの現状を表しているんだろうなあ。