きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「Bandito(バンディート)」 宝塚月組

2015年02月23日 | 宝塚(月組)
大野くん作。
「良い正塚」っぽい。


なりゆきで義賊になっちゃった男の物語がメインだけど、
いろんな人にいろんな物語があるのが
透けて見えるのがいいかんじ。

救いのあるラストで良かった。

ヴィトーがサルヴァトーレに肩入れする理由がわかりづらいな。
昔の自分を見ているよう、が正しいんだろうけど、
たんなるLOVEにしか見えんぞ。フラグぐりぐり。

ショーは噂通り神だった。
大野くんのダンスに対するセンスはとても良いと思う

たまきちの背中がかっこいい。
たまきちがチンピラに見えるトシちゃんの貫禄、存在感が素敵。
まゆぽんに華があり、髭のあーさが渋く、からんちゃんが上手い。
さちかも良いよ。
るうちゃんも芝居を締め、ヒロさんが全体をレベルアップ。
大野くん、よくやった。

組子に台詞を割り振ってくれたのがすごくありがたい。
スミスが髭なのもありがたい。
なによりありがたいのは、この時期のたまきちに
受け身で孤独な男の役を宛て書きしてくれたことだ。
渋さ、男臭さが格段にアップしていた。
退団のきえちゃんにもたくさん場面をくれて、
本当にありがとう、大野くん!

わかばちゃんの声が惜しいなあ。
ヒロイン芝居ではあるけれど。

正塚におけるマフィアあるいは軍事独裁政権が、
大野くんにおけるソビエトのスパイかな。
コメント
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