
大団円にふさわしい。
それでいて、「あのあと凜さんは?」の妄想、
いや、想像の余地があるのが良かった。
きっと魔界に飽きて、
殤さんを追いかける日が来るはず。
ふよたんとむっちゃんがくっつくにしても、
息子が殤さんだったとは、からの、
少年の物語の発端に繋がりびっくり。
そこに繋がるかー。
聆牙ちゃんも訳知りなのは知ってたからか。
知ってたなら教えてくれても。
まあ、いろいろあったかもだし。
TVシリーズなら、ケンケンと丹翡ちゃんの息子もでたかな。
丹翡ちゃんが息子に例の技を教えていたかな。
でも映画の尺で、終了間際に子供を2人出すのは難しいよね。
なにはともあれ、ふよたんが穏やかな日々を手に入れたのは良かった。
息子はいなくなっちゃったけど。
それは親としてはなによりも辛いことだと思うけど。
でも、「戦わなくていい」「明日は死ぬかも」の道からは
外れて良かった。
(これが虚淵さんの言うところの、
物語の中では「死」と同じなんだろうな)
禍世螟蝗の望みがわかってすっきり。
神仙が出て来て収めたのも王道で納得。
猊下が飛ばされたのは、、、
見たことのある顔の人たちがいる世界ね。
「スーパー・ナチュラル」の悪魔狩りが家業の兄弟が
「悪魔がいるからには、神もいる」と言っていたように、
魔界があって魔族がいるんだから、
天界があって神仙もいるよね。
凜さんは思う存分に本気を出せる相手と戦えて嬉しそうだった。
カッコよかった。
さすが主役の片割れ。
ここで神誨魔械を使わず、煙月で戦う。
命を賭けて、笑顔で愉悦に興じる。
さすがだ。
魔王こそが抜け殻、そのとおりだ。
魔王様、セレクトミス。
と、いうことは、だ。
眼鏡は魔王を出し抜いたということだ!
魔王様、チョロい、チョロすぎるよ!
打算に必要なのは愉悦の心なのか。
素直すぎるよ!
顔無しとはいえ、虫3人が復活して。
(ここにいないから蜘蛛と蜂は生きてる)
ちょっと嬉しく思い、
彼らの死をもう一回見るのかと気づき悲しく、
からの、オールスターのエンディング。
嬉しい。
魔宮貴族も出番があって良かった!
まあ、なんですか。
殤さんは迷わず凜さんを取ったんだな、と。
今回の掠風竊塵が盗んだ物は「殤不患の心です。」
今回、玹歌に比べてあんまり考えないのは、
殤凜ハッピーエンドだー!
わーい!
で、気持ちが落ち着いちゃったからかも。
(2回目の感想)
前の感想で、凜さんは魔王との戦いに神誨魔械を使っていない、
と書きましたが、
正確には喪月之夜を使っています。
戦闘用の聖剣を使っていないという意味でした。
凜さんなら1本ぐらいパクれそうだけど。
愉悦のために敢えて、と思っていたけど、
そもそも身代わりを操るためだった?
いつから身代わりを?
クルクル回って上に行ったときにすり替わり?
椅子に座っていた時からすり替わってる?
魔王の力量を見るためにも、最初は本人かな。
入れ替わり発覚のときに凜さんが喪月之夜を持ってるから、
あのあと魔王は殺されて、
殤さんに仕掛けた罠の人はあの時すり替えられていた人か。
またはあらたな犠牲者か?
魔王の死体温存ではなく。
もしかして、魔王と戦いも、
「自分相手に存分に戦いたい」以上に、
魔王の亡骸的なものがあれば、
それを餌にして、
殤さんを手に入れられると思ったとか??
喪月之夜は魔剣目録に収容されているけど
神誨魔械ではない。
どこまで魔王に対して有利なのか。
でも振りかぶった後にトドメを刺しているよね。
いや、トドメは刺しておらず、
人間界に遊びに行く時の代理の操り人形として
残している可能性もある?
蹴落としたのは身代わりモブで。
魔王が地上征服のために
煩悩を切り離して捨てた的なことを言ってきたけど、
魔界に飽きた魔王が自由に遊ぶために
傀儡用の生真面目さを魔界に置いて地上に逃げた、
という可能性もある?
凜さんならそこまでやれる。
でも、凜さんは人間でいてほしいな。
皇女様のあたりのこと。
ふよたんの夢の中で、母と息子の姿を見て、
己にはかけられなかった親の愛を知って、
その親の愛を含めた気持ちがふよたんの心を溶かして、
ふよたんは親の愛を息子にそそぐ、って流れがある?
話の尺とはいえ、幽皇はアレだし、
西幽皇妃の話は全く出てこないので、
毒親というほどではないけど、
嘲風は親の愛を知らないんじゃないかなあ。
ふよたんは皇女から愛を学び、
悪と邪悪の区別もつくようになった。
ふわふわした、いろんなことが地続きだった子供の感情から、
各個の感情、思考に分岐した。
大人になったんだな。
ふよたんとむっちゃんは玹歌からのLOVEではなく、
殤さんが去った後の寄り添いからだと思う。
2人が自然に暖かい気持ちで
寄り添えるようになったんだと思う。
ただ、大団円で終わるために、
割りを食った感はあるよね。
30分13話なら自然な流れになったのかな。
割りを食ったというか、
話をまとめるために切り捨てられた感がある。
でも、玹歌を見終わって、
むっちゃんが3期にも出ると聞いて、
虚淵さんだからむっちゃんが肉体的にも精神的にも辛い
血まみれ惨殺ルートも想定していたので
生き延びて、誰かと暮らすことになってホッとした。
2回目だと、神誨魔械を手にした東離軍が
軍破殿の元部下だとわかるので、
西幽軍の服を知っているのもわかる。
彼らを東離に配置したのはこのためか。
虚淵さんの設計、すごい。
船上の殤さん、魔剣蒐集中の西幽に行く前説
(元の名を手に入れた説)があるけど、
私は3年後説。
「刃無鋒」って言ってるし。
もあるけど。
魔界から逃げ出して気楽な一人旅。
西幽軍によって大打撃を受けた南蛮が復興中で。
よしよし、と思っていたら、凜さんが背後に。続く。
みたいな。
ラストのカーテンコールの映像、
後半に煙が漂っているので、
この映画自体が凜さんが私たちに幻を見せているのか、
とも思ったり。
凜さん、魔界のなんとかをアレして、死者と会えるのかな。
殺無生や刑亥と実際に地獄の底のようなところで
2人と言葉を交わしているのかな。
2人も凜さんが地獄に落ちたから、
許せちゃったかな。
と書くとイイ話っぽいけど、
そこまで来てまだ騙すのか、あの男。
(やりそう)
ふよたんとむっちゃんの子供用に
商人に玩具持って来させたってことは、
ケンケンと丹翡ちゃんの間にまだ子供はいないのだろうと。
いれば玩具のストックはあるよね。
あの冠は凜さんが作った説もあるのね。
私はいまのところはそこまで深く考えないでおこうかな。
元から決まっていた縁より、
行きずりからの腐れ縁の方が好みなので。
西幽に比べて国政はしっかりしていて
司政に腐敗や汚職もなさそうな東離において、
皇弟と丹翡の距離が近く、
護印師の地位の高さがうかがえる。
護印師(丹翡)の配偶者の地位が不問になるくらい、
護印師の発言権は強そう。
丹翡がいまだ厳しい修行をケンケンに課している、
修行を怠らないのは魔界の再侵攻に備えてだろうし、
かつての侵攻がいかに恐怖だったか、
また、それをちゃんと伝えているんだな、と。
西はどこかで気が抜けた、のか、
西は東より他国と接していそうなので、
過去の魔界より現在の隣国、なのかな。
西幽は東離に併合ね。
美姫はむっちゃんで、
「皇弟と?」とか、一瞬思った。
東離皇弟殿下も魔王の愉悦のカケラを吸収しているのでは?
魔界軍が攻めてきても逃げださずに戦況を見る。
肝が据わっている。
西幽に行けば土地の者を登用し、
国庫から支援し、風俗文化には干渉しない。
明君じゃないか。
皇弟がいるからには皇帝がいるよね。
西幽皇帝が幽皇なら、東離は離皇?
皇帝の正体は、次のシリーズでわかるかな?
考察できない謎が残るのも良いよね。
直接は関係ないんだけど中原に行った 猊下を見て
以前見た「ダルバール」に出てきた言葉を思い出した。
昔の王は、反逆者は殺さず目玉をくり抜いた。
殺せば人の記憶に残り、称えられ、
意思を継ぐ者も出る。
目を失えば物乞いになって生きるしかない。
その姿を見て人々は王を恐れる。
殤さんが猊下を倒したら、
傾倒していた虫組は猊下を称え、
忘れなかったかもしれない。
玄鬼宗のように。
神仙による追放なら、受け入れるしかない。
異郷で「天寿を全う」して、
元いた世界の人からは忘れ去られられるのは
猊下にとってなによりの屈辱だろうな。
それができちゃう無慈悲さが
人間の理の外の感があって良い。
(この無慈悲さがなく愉悦でやっちゃうのが
人間たる凜雪鴉なんだろうな)
いまさらながら「殤」の意味
https://ja.wiktionary.org/wiki/%E6%AE%A4
近親相姦を避けるために、聆牙がしたのは
どなたかが前にネタで描かれていたことから思いついたんだけど、
殤さんを貧乳好きに育てた。
ので、玹歌前に知り合ったむっちゃんに落ちない。
まあ、これはネタにしても。
殤さんが、剣の師匠の1人がケンケンだと知ったのは4期で
育ての親が聆牙だとわかったのも魔界にいってからで、
赤子時代ルートに入ったときはその記憶はないと思います。
玹歌前にむっちゃんと出会って、
お互い憎からず思っているのがわかったとしても
それ以上にならないのは、
「危険なことに携わっている自分は
誰かと深い仲になってはいけない(結婚しない)」という
裏社会の男のセオリーだと思います。
その自制を知っているから、
むっちゃんも立ち入らない。
ま、あと、恋愛関係になったら、
魔剣収集の同志関係が終わっちゃうかもだから。
恋人か同志かで、むっちゃんは後者を選んだんじゃないかな。
それぐらいの覚悟が必要な魔剣収集を
なぜしようと思ったのか、知りたいところだな。
の、あたりから考えると、自制できるぐらいには
殤には恋愛方面もそれなりに経験があって、
凜さんにいたっては魔族も手玉に取る。
そんな大人の話だからいいんですヨーーーーっっっ!
サンファン最終章の好きな場面。
アジベルファの第三の瞳から剣が出てきて巨大化するところ。
実写特撮やアニメではない、
布袋劇だからこその迫力とナチュラル感。
1期出演の蔑様は関智一さんで、
4期出演の芙爾雷伊は清水理沙さん、
休德里安は野島健児さんで、
PSYCHO-PASSキャスト〜!と思っていたら、
最終章でもう1人追加!
まさかのユーキャン!
ま、それを言うならコパス3期の入江が諏訪部さんなんだけど。
コパスもサンファンも音響は岩浪さんだよね。
舞台挨拶のこと
1回目、2回目とも行きました。
覚えている範囲で。

1回目
よっぴーのお言葉「朝から速水奨の慟哭を聴く」は、
「羅小黒戦記」舞台挨拶の花澤さんのお言葉
「余裕のない櫻井さん」ぐらいのパワーワードでした。
よっぴー
虚淵作品なのに誰も死なず大団円
ラストについて
諏訪部さん 凜が引っ張りこんだ
鳥海さん 殤がついてきた
虚淵さん
殤の生い立ちなど、玹歌まで全く考えいなかった
魔王のビジュアルは宝塚のキラル凜がきっかけ。
これ → https://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/980ad20069e571d92c22e4325162d974
羽とかは重く大きく操演できないので減らし
赤に対してで、青
(「宝塚」「紅ゆずるさん」のお言葉が!
ベニとカイちゃんを呼んでトークショーをしてほしい!)
浪巫謠は人形がきっかけだけど
西川さんへのあてがきではない。
そのため、いつもの西川さんの役とは
違うイメージになったのでは
(西川さん、死なない役でした!的なことを)
鳥海さん、諏訪部さんともオーディション。
鳥海さん「まさかアニメではなく人形で、まさか主役だったとは」
エンディングがカテコなのは虚淵さんリクエスト
映画が大ヒットしたら、ワンチャン、続編が作れる?
上映後のネタバレOKだったので
諏訪部さんが、パパ、、、ママ、、、と言ったり。
1回目か2回目、どちらで言ったかあやふやですが、
西川さんのお言葉2点。
主題歌は、亡くなった田中敦子さんのナレーションのように
(田中さんのナレーションが聞こえてくるようなかんじで?)、
田中さんへの織り込んだ、的なことをおっしゃっていました。
上手くお伝えできなくてすみません。
台湾へ行った話から。
おじさん達の修学旅行みたい。
「あ、でも釘宮さんがいらっしゃいました。レイディが!」
2回目は、どんなだっけ。
上映までネタバレできないから、
ヒットすれば続編が作れるかも、のプッシュの記憶。
西川さんが、浪が一番衣装を持っている、と。
映画館のこと
1回目はシネマート新宿。
52席の小さい方。
客席の一体感あり。
2回目と3回目は豊洲。
舞台挨拶回だったので大きいスクリーン。
迫力を堪能。
人形展示は人がいっぱいだったので今回はスルーで。
展示期間内にまた行きます。
4回目は立川。

極音は爆音ではなく、耳への攻撃はなく、
細かい音も聞こえ、台詞はまろやか。
近くで声優さんが話しているような感覚。
映像もクリアでした。
ムビチケはここで使用。
特典画像はふよたんでした。

2週目は新宿と池袋と川崎に行きます。
【追記】
昨年3月のAJのときには最終章まで脚本は仕上がっていたと思うので。
その時点で虚淵さんは殤さんのことを
一番まっすぐにヒロイックな主人公
王道の中の王道
アウトローなヒーロー
裏街道だが正しき道を行く
みたいなことを言ってたよね。
1期からブレていない、その部分を
最終章でも受け取ればいいかな、と思っています。
全てを知っている聆牙ちゃんは
殤さんが裏街道を行くように育てたのかなあ。
魔剣収集だけなら裏街道でなくてもいいよね。
それとも、ひとつところに落ち着かないのは
殤さんの生まれ持っての性分なのか。
それにしても、虚淵さんが上手いと思うのは、
アウトローなヒーローの相方が、
正義感の塊の坊ちゃんではなく、
愉悦最優先の外道にしたこと。
この絶妙感!
「あなたって人は」とか
「お前って奴は」とかの
正論正義感を言う人を配置して表裏感を出すよね、普通は。
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