女性が作った乙女ドリームより、
おじさんが作った「昭和歌謡ショー」の方が楽しいって、
女としてどうよ?と自問する3時間ですな。
芝居の方は、
脳味噌が茹だる
クサい台詞のオンパレードに頭痛が・・・
私たちの愛は
幸福の岸辺に
辿り着くことができるのでしょうか
*うろ覚え
いや、クサい台詞自体は、嫌いじゃないんですよ。
ただね。
「決め台詞」は「決め」の場面で使うから決まるんであって。
最初から最後まで同じような言い回しじゃ、
「決める」ことはできないのよ。
これが「文字」で「読む」のなら、
それはそれは美しい世界を想像できるのだと思いますが、
芝居はね、舞台はね、「音」の世界なのよ。
音だけで「耽美(な漢字)」を想像するのは難しい。
それが、一片の台詞ならともかく、
1時間40分に渡る台詞だからね。
正直
飽きるんだよ。
くどくどクドクド、運命の愛だの、結ばれない運命だの、言いまくってさ。
そのわりには夜這いに行ったり、ベッドに誘ったり
ヤることはヤっているんだから、
それで満足しやがれよ。
そもそも「曾祖父と曾祖母の物語」なんだから、
ハッピーエンドに決まってるじゃん。
それを、まあ、長ったらしく、台詞をこねくり回すもんだから
あーーーーうーーーーー、と唸っちゃうんだよう。
柴田作品もクサい表現オンパレードだけど、
「音」による「台詞」で「話」を作っているので
耳で聞いても違和感がないんだよね。
この「パレルモ」は台詞の言い合いで終わって、
台詞以上には、「絵」で見せていない。
そこがなによりも、見ていて辛い部分。
実の父の「彼女のことは、片時も忘れたことはなかった」って
嘘だろう~~、としか思えない。
忘れてなければ、いろいろ手段はあっただろうに。
公爵なんだから。
当時の公爵は、一国の王とほぼ同じだよ。
それが、「偶然」ロザリオを手にした男を見て
「息子」だと思うってさ。
ありえんだろう。
たったいま、思い出したようにしか見えないんだけど。
で、ヴィットリオ達の娘(エルヴィラ)がカヴァーレ姓なのは、
(1)ドンブイユには正式な結婚により生まれた息子がいたので
公爵家はそちらが継ぎ、ヴィットリオ・ロッシが
カヴァーレ家に婿養子で入り継いだ
(2)カヴァーレ家は次女(アンリエッタの妹)が継ぎ
その息子とドンブイエ家長女が結婚した
の、どっちなんでしょう。
この辺の説明も欲しいなあ。
そいでもってね。オチがね~~~。
やっぱり、納得できないよねえ。
「じゃじー」は10回連載予定を
7回でいきなり打ち切られてようなオチだけど
こっちは10回予定が8回の予定に変更になったんで
オチを慌てて書きました、ってカンジだね。
さらに言うのなら。
ヴィスコンティの「山猫」は
日本人全員は見ていないのよ。
「イタリアの新しい時代」「貴族の凋落」ってのは
景子ちゃんの頭の中には織り込み済みなんだろうけど
実際には台詞で「チョロっと」言うだけ。
この、金ピカの衣装を着た人たちが「凋落」?
贅を極めた支配階級で、いままさに絶頂期みたいよ。
どこが落陽だよ!
この辺もね~~、説明すべきだろうよ~~、と思うワケよ。
赤シャツ隊とかガリバルディとかもね。
説明できないんなら、入れなくてもよろしかろう。
出演者は熱演なんだけどね~~。
まあ、豪華な衣装を見るだけでもいいかね~~~。
と、投げやりな気分の後に見ると
「昭和歌謡ショー」が面白いんだな。
単体で見て、あるいは、他の芝居との併演で見て
面白いかはわからんけど、
この芝居のあとなら「ブラボー!」です。
岡田先生の色分けに、原色だけでなく
白とか灰色とかも入ってきたので、ちょっと新鮮。
「エイサ」は一緒に身体が揺れそうになって困る。
中国の「水」の場面は好きだわ。
そして「昭和歌謡ショー」ね。
蘭とむのチャイナドレスは、「オカマ」ではなく、
ナチュラルに「男の女装」だよなあ。
あんなに脚を見せているのに。
なぜ、前回をそれを思わなかったかというと、
その場面はさおた氏の踊りを見ていたからだ、と
今になって気が付くワタシでした。
この回はeプラス貸切公演。
お遊びは「東京の屋根の下で」の蘭とむ。
髪を後ろにピッタリと撫でつけ、ビン底眼鏡。
直立不動っぽく歌う姿は東海林太郎か。
眼鏡は「カンカン娘」のあすかちゃんにかけていました。
中詰め銀橋では、オサやふーちゃんも
その姿にビックリさ!
オサの一言は「蘭寿とむが失礼しました」でした。
階段黒タキは、ダサダサダサ~とカッコイイの
紙一重っぷりがイイですな~~。
それにしても、さすがに花組。
揃っているよ。
最初は、うにょうにょ~~、と適当に動いていたのが
あっというまに整列するところが大好きだわ。
あ~、しかし、蘭とむが欠けて大丈夫なのか?
あの濃さがココから消えたらどうなるのかしら。
まとぶんは、やっぱ、ぶんぶんに似ている。
でも、ぶんぶんの甥っ子に似ているから「うん太」なんだよね。
ぶんぶん自身と似ていても不思議ではないのか。
ロケットで、トランペットの音が裏返りそうになったので
「こんな時イブキさんを召喚できれば」と
終演後友人に言ったらば
「イブキさんの音だってぷぺーーだよ」って言われました。
確かにね。
おじさんが作った「昭和歌謡ショー」の方が楽しいって、
女としてどうよ?と自問する3時間ですな。
芝居の方は、
脳味噌が茹だる
クサい台詞のオンパレードに頭痛が・・・
私たちの愛は
幸福の岸辺に
辿り着くことができるのでしょうか
*うろ覚え
いや、クサい台詞自体は、嫌いじゃないんですよ。
ただね。
「決め台詞」は「決め」の場面で使うから決まるんであって。
最初から最後まで同じような言い回しじゃ、
「決める」ことはできないのよ。
これが「文字」で「読む」のなら、
それはそれは美しい世界を想像できるのだと思いますが、
芝居はね、舞台はね、「音」の世界なのよ。
音だけで「耽美(な漢字)」を想像するのは難しい。
それが、一片の台詞ならともかく、
1時間40分に渡る台詞だからね。
正直
飽きるんだよ。
くどくどクドクド、運命の愛だの、結ばれない運命だの、言いまくってさ。
そのわりには夜這いに行ったり、ベッドに誘ったり
ヤることはヤっているんだから、
それで満足しやがれよ。
そもそも「曾祖父と曾祖母の物語」なんだから、
ハッピーエンドに決まってるじゃん。
それを、まあ、長ったらしく、台詞をこねくり回すもんだから
あーーーーうーーーーー、と唸っちゃうんだよう。
柴田作品もクサい表現オンパレードだけど、
「音」による「台詞」で「話」を作っているので
耳で聞いても違和感がないんだよね。
この「パレルモ」は台詞の言い合いで終わって、
台詞以上には、「絵」で見せていない。
そこがなによりも、見ていて辛い部分。
実の父の「彼女のことは、片時も忘れたことはなかった」って
嘘だろう~~、としか思えない。
忘れてなければ、いろいろ手段はあっただろうに。
公爵なんだから。
当時の公爵は、一国の王とほぼ同じだよ。
それが、「偶然」ロザリオを手にした男を見て
「息子」だと思うってさ。
ありえんだろう。
たったいま、思い出したようにしか見えないんだけど。
で、ヴィットリオ達の娘(エルヴィラ)がカヴァーレ姓なのは、
(1)ドンブイユには正式な結婚により生まれた息子がいたので
公爵家はそちらが継ぎ、ヴィットリオ・ロッシが
カヴァーレ家に婿養子で入り継いだ
(2)カヴァーレ家は次女(アンリエッタの妹)が継ぎ
その息子とドンブイエ家長女が結婚した
の、どっちなんでしょう。
この辺の説明も欲しいなあ。
そいでもってね。オチがね~~~。
やっぱり、納得できないよねえ。
「じゃじー」は10回連載予定を
7回でいきなり打ち切られてようなオチだけど
こっちは10回予定が8回の予定に変更になったんで
オチを慌てて書きました、ってカンジだね。
さらに言うのなら。
ヴィスコンティの「山猫」は
日本人全員は見ていないのよ。
「イタリアの新しい時代」「貴族の凋落」ってのは
景子ちゃんの頭の中には織り込み済みなんだろうけど
実際には台詞で「チョロっと」言うだけ。
この、金ピカの衣装を着た人たちが「凋落」?
贅を極めた支配階級で、いままさに絶頂期みたいよ。
どこが落陽だよ!
この辺もね~~、説明すべきだろうよ~~、と思うワケよ。
赤シャツ隊とかガリバルディとかもね。
説明できないんなら、入れなくてもよろしかろう。
出演者は熱演なんだけどね~~。
まあ、豪華な衣装を見るだけでもいいかね~~~。
と、投げやりな気分の後に見ると
「昭和歌謡ショー」が面白いんだな。
単体で見て、あるいは、他の芝居との併演で見て
面白いかはわからんけど、
この芝居のあとなら「ブラボー!」です。
岡田先生の色分けに、原色だけでなく
白とか灰色とかも入ってきたので、ちょっと新鮮。
「エイサ」は一緒に身体が揺れそうになって困る。
中国の「水」の場面は好きだわ。
そして「昭和歌謡ショー」ね。
蘭とむのチャイナドレスは、「オカマ」ではなく、
ナチュラルに「男の女装」だよなあ。
あんなに脚を見せているのに。
なぜ、前回をそれを思わなかったかというと、
その場面はさおた氏の踊りを見ていたからだ、と
今になって気が付くワタシでした。
この回はeプラス貸切公演。
お遊びは「東京の屋根の下で」の蘭とむ。
髪を後ろにピッタリと撫でつけ、ビン底眼鏡。
直立不動っぽく歌う姿は東海林太郎か。
眼鏡は「カンカン娘」のあすかちゃんにかけていました。
中詰め銀橋では、オサやふーちゃんも
その姿にビックリさ!
オサの一言は「蘭寿とむが失礼しました」でした。
階段黒タキは、ダサダサダサ~とカッコイイの
紙一重っぷりがイイですな~~。
それにしても、さすがに花組。
揃っているよ。
最初は、うにょうにょ~~、と適当に動いていたのが
あっというまに整列するところが大好きだわ。
あ~、しかし、蘭とむが欠けて大丈夫なのか?
あの濃さがココから消えたらどうなるのかしら。
まとぶんは、やっぱ、ぶんぶんに似ている。
でも、ぶんぶんの甥っ子に似ているから「うん太」なんだよね。
ぶんぶん自身と似ていても不思議ではないのか。
ロケットで、トランペットの音が裏返りそうになったので
「こんな時イブキさんを召喚できれば」と
終演後友人に言ったらば
「イブキさんの音だってぷぺーーだよ」って言われました。
確かにね。