本日の主演はシェスタコワ&ルジマトフ。白鳥で組むのは初めての二人ですが(たぶん)、両者とも当たり役なので、とても素晴らしい内容でした。役の掘り下げが深く、悲恋の道筋がハッキリわかりました。2階最前列で見たせいかもしれませんが、昨日より群舞は揃っているように見えました。
シェスタコワのオディールは、まさしく白鳥の化身。腕、脚は鳥のようですし、繊細な動きは、とっても儚げです。王子が誓いを破ったら、本当にショック、それだけで死んじゃいそう。それでいて「姫」の威厳もあったりして。オディールの理想像の一人ですな。昨日のステパノワは「光り輝く純白」でしたが、シェスタコワは「湖の情景に溶け込む白」と言ったところでしょうか。
オデットの時も、誘う目つきがたまりません。オディールの時とはうってかわって華やかで圧倒的。32回転前半はシングル・シングル・ダブルを連続で。パ・ド・ドゥのヴァリも、踊ったらすぐ引っ込むのではなく、ルジが出て来て踊るのを誘うような仕草で、王子を支配しているな、と思いました。オデット&オディールとも踊りの技術面では完璧ですが、それが押しつけがましくなく、演技を助けるツールでした。こういうのがイイのよねえ。
ルジの王子も、これまた絶品でございまして。佇むだけで王子様。メランコリックな風情が、もう・・・・・・・・。言葉では言い表せません。無理っすよ。どんな瞬間も素に戻ることなく、幕が上がってからはずっと「ジークフリード」なんですよね。ああ、もっと彼のジークフリードが見たいなあ。踊り的には・・・・・、まあ、こんなもん?アラベスクの背が反りすぎ!ってことがないので、まだウォーミングアップ中かしら?でも、ジャンプ中の脚のラインとかは綺麗ですよ。年齢的にはこれだけ踊れればOKではないでしょうか。ダメ?
ロットバルトのミャスニコフは、昨日よりノリが良かったかも。白鳥ちゃん達をいじめる悪い人ですよねえ。悪魔ですからねえ。ジャンプも高いなあ。この人も結構な年齢のはずなのになあ。
パ・ド・トロワは、配役表では昨日と同じでしたが、実際には変更で、コシェレワ&ステパノワ&ルダチェンコ。違うメンツでちょっとラッキー。女性陣は他日の白鳥ですから、もう、貫禄充分。堂々とした踊りです。ステパノワがソロの最後でちょっとぐらつきましたが、それ以外は万事OK。コシェレワは華やかですねえ。背筋とか腕の伸ばし方とかが好きだな。ルダチェンコは・・・、遅れがちな重たい踊りは、もう芸風と思っちゃってもいいのかな?女性陣からすると明らかに格下って雰囲気。昨日のプローム君の爽やかな軽やかな踊りが印象深いだけに、彼の踊りがえらく重たく感じました。しかしながら、ビジュアルはバッチリですよね~。ルジと並んだときの「王子の友人」って雰囲気はとってもよろしいです。このビジュアルだけでもいいや~~。
コシェレワは大きい白鳥にも入っていました。一番目には行ってきますね。コチュビラちゃんの優しいラインも好きですが。
各国の踊りの印象は昨日とだいたい同じ。マラーホフは脚だけでなく、長い腕の動きも味わいがあるなあ。好きだなあ。ペトゥホフ(息子)は身体のラインがスッキリしたと思う。白い服でも膨張していないよ。
二羽の白鳥にはエルビラちゃん。可愛い。好き好き好き~~。胸とか、かなり体型が戻ったみたい。これからもたくさん踊ってね~~。
とにかく今日は、主演の組み合わせがとても良かった!その二人のムードが全てのレベルをアップしたみたい。幸せでした~~。
【配役】
オデット&オディール:シェスタコワ
ジークフリード:ルジマトフ
ロットバルト:ミャスニコフ
王妃:マルチナ
家庭教師:ブレクバーゼ
パ・ド・トロワ:コシェレワ、ステパノワ、ルダチェンコ
スペイン:モストヴァヤ、カミロワ、チェスノコフ、アルヒプツェオフ
ハンガリー:フィルソワ、ペトゥホフ
マズルカ:
タマラ・エフセーエワ、ロパティナ、フィラトワ、グリゴルツァ
マスロボエフ、A.マラーホフ、リャブコフ、アルジャエフ
大きい白鳥:コシェレワ、コチュビラ、カミロワ、フィルソワ
小さい白鳥:シシコワ、アヴェロチキナ、ニキチナ、A.エゴロワ
二羽の白鳥:ハビブリナ、ロバノワ
指揮:アンドレイ・アニハーノフ
シェスタコワのオディールは、まさしく白鳥の化身。腕、脚は鳥のようですし、繊細な動きは、とっても儚げです。王子が誓いを破ったら、本当にショック、それだけで死んじゃいそう。それでいて「姫」の威厳もあったりして。オディールの理想像の一人ですな。昨日のステパノワは「光り輝く純白」でしたが、シェスタコワは「湖の情景に溶け込む白」と言ったところでしょうか。
オデットの時も、誘う目つきがたまりません。オディールの時とはうってかわって華やかで圧倒的。32回転前半はシングル・シングル・ダブルを連続で。パ・ド・ドゥのヴァリも、踊ったらすぐ引っ込むのではなく、ルジが出て来て踊るのを誘うような仕草で、王子を支配しているな、と思いました。オデット&オディールとも踊りの技術面では完璧ですが、それが押しつけがましくなく、演技を助けるツールでした。こういうのがイイのよねえ。
ルジの王子も、これまた絶品でございまして。佇むだけで王子様。メランコリックな風情が、もう・・・・・・・・。言葉では言い表せません。無理っすよ。どんな瞬間も素に戻ることなく、幕が上がってからはずっと「ジークフリード」なんですよね。ああ、もっと彼のジークフリードが見たいなあ。踊り的には・・・・・、まあ、こんなもん?アラベスクの背が反りすぎ!ってことがないので、まだウォーミングアップ中かしら?でも、ジャンプ中の脚のラインとかは綺麗ですよ。年齢的にはこれだけ踊れればOKではないでしょうか。ダメ?
ロットバルトのミャスニコフは、昨日よりノリが良かったかも。白鳥ちゃん達をいじめる悪い人ですよねえ。悪魔ですからねえ。ジャンプも高いなあ。この人も結構な年齢のはずなのになあ。
パ・ド・トロワは、配役表では昨日と同じでしたが、実際には変更で、コシェレワ&ステパノワ&ルダチェンコ。違うメンツでちょっとラッキー。女性陣は他日の白鳥ですから、もう、貫禄充分。堂々とした踊りです。ステパノワがソロの最後でちょっとぐらつきましたが、それ以外は万事OK。コシェレワは華やかですねえ。背筋とか腕の伸ばし方とかが好きだな。ルダチェンコは・・・、遅れがちな重たい踊りは、もう芸風と思っちゃってもいいのかな?女性陣からすると明らかに格下って雰囲気。昨日のプローム君の爽やかな軽やかな踊りが印象深いだけに、彼の踊りがえらく重たく感じました。しかしながら、ビジュアルはバッチリですよね~。ルジと並んだときの「王子の友人」って雰囲気はとってもよろしいです。このビジュアルだけでもいいや~~。
コシェレワは大きい白鳥にも入っていました。一番目には行ってきますね。コチュビラちゃんの優しいラインも好きですが。
各国の踊りの印象は昨日とだいたい同じ。マラーホフは脚だけでなく、長い腕の動きも味わいがあるなあ。好きだなあ。ペトゥホフ(息子)は身体のラインがスッキリしたと思う。白い服でも膨張していないよ。
二羽の白鳥にはエルビラちゃん。可愛い。好き好き好き~~。胸とか、かなり体型が戻ったみたい。これからもたくさん踊ってね~~。
とにかく今日は、主演の組み合わせがとても良かった!その二人のムードが全てのレベルをアップしたみたい。幸せでした~~。
【配役】
オデット&オディール:シェスタコワ
ジークフリード:ルジマトフ
ロットバルト:ミャスニコフ
王妃:マルチナ
家庭教師:ブレクバーゼ
パ・ド・トロワ:コシェレワ、ステパノワ、ルダチェンコ
スペイン:モストヴァヤ、カミロワ、チェスノコフ、アルヒプツェオフ
ハンガリー:フィルソワ、ペトゥホフ
マズルカ:
タマラ・エフセーエワ、ロパティナ、フィラトワ、グリゴルツァ
マスロボエフ、A.マラーホフ、リャブコフ、アルジャエフ
大きい白鳥:コシェレワ、コチュビラ、カミロワ、フィルソワ
小さい白鳥:シシコワ、アヴェロチキナ、ニキチナ、A.エゴロワ
二羽の白鳥:ハビブリナ、ロバノワ
指揮:アンドレイ・アニハーノフ