本日のニキヤ&ガムザッティの組み合わせは日本(の全幕)ではお初です。楽しみにして行ったら、期待以上の収穫でした。
シェスタコワは髪を黒くして登場。昨日のペレンに比べると「巫女」らしさがあります。ちょっと神々しい。ペレンの長い手足は大好きなのですが、こう比べてみると、小柄なシェスタコワの方が、ルジとのバランスは良いのかも。少し儚げなところが良いですね。婚約式での嘆きは、全身を振り絞って泣いているようでした。痛々しくて、見ている方が辛かった・・・。幻影の場面はあまりにも白い。精霊そのものです。布の踊りなど、彼女にしてみれば不安定なところもありましたが、その緊張感もニキヤらしいし、ルジがさりげなくカバーしているのが微笑ましいというか。息がピッタリのペアでした。
エフセーエワ。あの可愛い子がどんな役作りをするのかしら?と思いましたならば。「世間知らずの、甘やかされて育ったお嬢様」路線で来ましたよ。ガムザッティのイメージにはないパターンでしたが、これで大正解!ヘンにシェスタコワを踏襲するよりは、自分らしさを出した方がイイよね。エフセーエワのガムザッティは、ひたすらソロルを愛する「女の子」。ニキヤにプライドを傷つけられ、「死ねばいいのに!」と願うけど、幼い彼女には「死」の意味など、わかっていなかったのです。蛇に噛まれて死につつあるニキヤを見て、なにが起こっているかわからない。「こんなことになるなんて!」お父様にお願いした彼女自身が一番パニック。そして、愛するソロルがうろたえている。自分を見ることなく、ニキヤしか見ていない。それがなによりのショック。ニキヤが踊っているときは、自分の手を取ってくれていたのに!ソロルが自分との結婚を承知したこと=自分を愛していることを疑っていない彼女は、ニキヤが踊っていても動じないし、ソロルがニキヤを気にしているなんて思ってはいなかったのです(倒れるニキヤに駆け寄ろうとするソロルに、シェスタコワのガムザッティは睨みつつ笑顔で止めるけど、エフセーエワのガムザッティは動けないんだよね~)。だから結婚式で、ニキヤを殺したことを責められても、「あなたを愛していただけなの。私の気持ちをわかって!」ただそれだけの気持ちでソロルに縋り付いていて。
可哀想すぎる・・・
泣けました~。こういう感想を持っちゃうのは間違いなのかもしれないけれど。それでも、仏罰は彼女の上にも。因果応報なんだよね~~。技術的にも良かったと思います。イタリアン・フェッテも決まっていました。
ルジは、やっぱり2幕のヴァリは無し。でも、それ以外は万全。風邪気味だったのでヴァリ省略だったらしいのですが、演技面でカバーしていたので、私としては大満足です。2パターンのニキヤ&ガムザッティに対し演技を変えていたんだもんね~。シェスタコワとのスピリチュアルな舞台には大感動です。う~ん、これで体調万全だったら・・・。若返りの秘薬でも飲んでいるのかしら。体調が悪い本人と彼の踊りを楽しみにしていた人には申し訳ないのですが、飛べない故に出す彼のオーラはわりと好きだったりします。
今日は3階で見たのですが、昨日より照明がキレイでした。「ラ・シル」の2階席の時も「明るすぎるな」と思ったので、2階後方席は鬼門なのかな。寺院崩壊の映像もクリアでした。昨日はこの辺も不備があったようですが。
黄金仏は今日のクズネツォフが良かった。手の動きとか、トルマチョフより神々しい。けど、もうちょっと衣装がどうにかならないかなあ。気を抜くと露出狂のオッサンに見えてしまうのよ。
ジャンペーで、コチュビラの腕の布が足先に絡まって、ちょっとドキドキしちゃいました。クリギンは今日はヒゲ付き。シンバルの人が、白鳥辺りでは金髪&髭のおじさんだったのに、今日は黒髪のちょっとふっくらした人に代わってました。時期的に交代なのか、演目でなのか。あと、すごくどーでもいいことなんですが、阿片にスネークマンショーが付くのはなんでなのかしら?睡眠導入剤みたいなもん?
【配役】
ニキヤ:シェスタコワ
ソロル:ルジマトフ
ガムザッティ:エフセーエワ
大僧正:ブレグバーゼ
ドゥグマンタ(ラジャ):マラーホフ
マグダヴィア:マミン
黄金の偶像:クズネツォフ
奴隷:フィリモーノフ
インドの踊り:ガルネツ、ポドショーノフ
太鼓の踊り:トルマチョフ
壷の踊り:リィコワ
ガムザッティの侍女:オシポワ
幻影の場ヴァリ:ステパノワ、コシェレワ、ミリツェワ
ジャンペー:ポリョフコ、コチュビラ
二人の男性:ノヴォショーロフ、オマール
シェスタコワは髪を黒くして登場。昨日のペレンに比べると「巫女」らしさがあります。ちょっと神々しい。ペレンの長い手足は大好きなのですが、こう比べてみると、小柄なシェスタコワの方が、ルジとのバランスは良いのかも。少し儚げなところが良いですね。婚約式での嘆きは、全身を振り絞って泣いているようでした。痛々しくて、見ている方が辛かった・・・。幻影の場面はあまりにも白い。精霊そのものです。布の踊りなど、彼女にしてみれば不安定なところもありましたが、その緊張感もニキヤらしいし、ルジがさりげなくカバーしているのが微笑ましいというか。息がピッタリのペアでした。
エフセーエワ。あの可愛い子がどんな役作りをするのかしら?と思いましたならば。「世間知らずの、甘やかされて育ったお嬢様」路線で来ましたよ。ガムザッティのイメージにはないパターンでしたが、これで大正解!ヘンにシェスタコワを踏襲するよりは、自分らしさを出した方がイイよね。エフセーエワのガムザッティは、ひたすらソロルを愛する「女の子」。ニキヤにプライドを傷つけられ、「死ねばいいのに!」と願うけど、幼い彼女には「死」の意味など、わかっていなかったのです。蛇に噛まれて死につつあるニキヤを見て、なにが起こっているかわからない。「こんなことになるなんて!」お父様にお願いした彼女自身が一番パニック。そして、愛するソロルがうろたえている。自分を見ることなく、ニキヤしか見ていない。それがなによりのショック。ニキヤが踊っているときは、自分の手を取ってくれていたのに!ソロルが自分との結婚を承知したこと=自分を愛していることを疑っていない彼女は、ニキヤが踊っていても動じないし、ソロルがニキヤを気にしているなんて思ってはいなかったのです(倒れるニキヤに駆け寄ろうとするソロルに、シェスタコワのガムザッティは睨みつつ笑顔で止めるけど、エフセーエワのガムザッティは動けないんだよね~)。だから結婚式で、ニキヤを殺したことを責められても、「あなたを愛していただけなの。私の気持ちをわかって!」ただそれだけの気持ちでソロルに縋り付いていて。
可哀想すぎる・・・
泣けました~。こういう感想を持っちゃうのは間違いなのかもしれないけれど。それでも、仏罰は彼女の上にも。因果応報なんだよね~~。技術的にも良かったと思います。イタリアン・フェッテも決まっていました。
ルジは、やっぱり2幕のヴァリは無し。でも、それ以外は万全。風邪気味だったのでヴァリ省略だったらしいのですが、演技面でカバーしていたので、私としては大満足です。2パターンのニキヤ&ガムザッティに対し演技を変えていたんだもんね~。シェスタコワとのスピリチュアルな舞台には大感動です。う~ん、これで体調万全だったら・・・。若返りの秘薬でも飲んでいるのかしら。体調が悪い本人と彼の踊りを楽しみにしていた人には申し訳ないのですが、飛べない故に出す彼のオーラはわりと好きだったりします。
今日は3階で見たのですが、昨日より照明がキレイでした。「ラ・シル」の2階席の時も「明るすぎるな」と思ったので、2階後方席は鬼門なのかな。寺院崩壊の映像もクリアでした。昨日はこの辺も不備があったようですが。
黄金仏は今日のクズネツォフが良かった。手の動きとか、トルマチョフより神々しい。けど、もうちょっと衣装がどうにかならないかなあ。気を抜くと露出狂のオッサンに見えてしまうのよ。
ジャンペーで、コチュビラの腕の布が足先に絡まって、ちょっとドキドキしちゃいました。クリギンは今日はヒゲ付き。シンバルの人が、白鳥辺りでは金髪&髭のおじさんだったのに、今日は黒髪のちょっとふっくらした人に代わってました。時期的に交代なのか、演目でなのか。あと、すごくどーでもいいことなんですが、阿片にスネークマンショーが付くのはなんでなのかしら?睡眠導入剤みたいなもん?
【配役】
ニキヤ:シェスタコワ
ソロル:ルジマトフ
ガムザッティ:エフセーエワ
大僧正:ブレグバーゼ
ドゥグマンタ(ラジャ):マラーホフ
マグダヴィア:マミン
黄金の偶像:クズネツォフ
奴隷:フィリモーノフ
インドの踊り:ガルネツ、ポドショーノフ
太鼓の踊り:トルマチョフ
壷の踊り:リィコワ
ガムザッティの侍女:オシポワ
幻影の場ヴァリ:ステパノワ、コシェレワ、ミリツェワ
ジャンペー:ポリョフコ、コチュビラ
二人の男性:ノヴォショーロフ、オマール