2020/09/26
BS―TBS「報道1930」
「次の総選挙で絶対に政権交代を実現する」(小沢氏)
「次の総選挙で政権をとる」「共産党も含めて新しい政権をつくる」と宣言を(志位氏)
「次の総選挙で、政権交代を実現する」――。日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の小沢一郎衆院議員が2人で出演する初めてのテレビ番組となった24日のBS―TBS「報道1930」。ハイライトは、野党連合による「政権奪取宣言」でした。
(以下略。全文はリンク参照。しんぶん赤旗)
写真:立憲民主党の小沢一郎衆院議員(左)日本共産党の志位和夫委員長(右)
(引用終了)
平成21年8月に実施された衆院選で、民主党(当時)は政権交代をなし遂げ、約3年3ケ月に及ぶ悪夢の民主党政権と言われている暗黒の時代が始まった訳だが、国民の選択なのだから仕方ない話しだとしても、なぜ多くの国民は民主党に投票してしまったのであろうか。民主党に投票する気にさせたのは、おそらく偏向メディアによる「民主党政権で何もかも良くなる」との世論操作に騙されたからで、だから多くの国民が「メディアが推薦するならば良い政党なのだろう」との気持ちになってしまったのである。
私のように偏向メディアを一切信用していない方であれば、民主党を支持することはあり得ないだろうが、当時はネットでも民主党の支持者による書き込みもかなりあったので、偏向メディアの影響力がネットにも及んでいたことになり、今では、悪夢の民主党政権で多くの国民が得た認識は「メディアが推薦するような政党は支持しない」となってしまったのであり、だからメディアに不偏不党、公正中正を要求しても最初から無理だったと言えるだろう。
偏向メディアの他に民主党政権の誕生に貢献したのは現立憲民主党の小沢一郎衆院議員であり、政権交代をなし遂げた際に当選した民主党の議員らから、拍手される様子が報道されたからである。確か民主党は「国民の生活が第一」だと言うだけで、具体的な政策を掲げてしなかった気がするし、自公政権を倒して政権交代することが目的で、倒した後のことは何も考えていなかったとしか思えない。
さて、しんぶん赤旗によれば、その小沢氏が、日本共産党の志位和夫委員長と24日のBS―TBS「報道1930」に出演し、「次の総選挙で、政権交代を実現する」と述べ、志位氏も「共産党も含めて新しい政権をつくる」と宣言したそうだ。すっかり落ちぶれてしまった小沢氏は、ついこの間、山本太郎とくっついたと思っていたら、今度は共産党とくっつくとは情けない話しであり、かっては自民党に所属し、幹事長などを歴任した経歴があるのに、政治家としての信条を持ち合わせていない小沢氏らしい動きではなかろうか。
共産党は「確かな野党」を宣言していた気がするし、要するに政権政党になる気はなく、政府与党を批判し、足を引っ張るだけの存在でありさえすれば良いと思っているのであり、だから対案を出さなくとも野党だからと偏向メディアから批判されることもないからで、ま正に気楽な野党のままの方が良いとするのが共産党であった筈である。
だが、小沢氏から、おだてられて、その気になり、立憲民主党と共に政権政党を目指すととの宣言をした志位氏だが、政権交代したらどのような政治を行うかが見えて来ないし、その前に日本のような民主主義国家で共産党が政権に加わることを国民が許すとは思えず、あり得ない話しで、小沢氏が政治家であれば、いくら政権交代が目的だとしても、共産党だけは野党の一員だとしても組ませてはならないとの認識を持っていなければならないが、政治家ではなく、政治家だから良くわかっていないからであろう。
(2020/09/29)
菅新総理にも、「総理になったら、いよいよ腐敗が止まらなくなる」と批判しました。
杉田水脈議員の発言にも、「自民党では排外的なことをいう議員が重用される」と非難しました。
共産党でも田村智子議員は「非常に許し難い発言」と非難し、小池書記長も議員辞職を強く求めています。
何かしらコメントするのは、現役・「元」を問わず、野党各氏・代表に共通しているようです。
それにしても小沢・志位両氏とも、「次の総選挙で政権」を取れると本気で思っているのでしょうか。
ましてや共産党の支持率たるや、「微々たるもの」にしか過ぎません。
志位氏は「野党が全部入れた」「あと100票増やしたら過半数」とはしゃいでいますが、こういうのを「お花畑」と言います。
彼ら、中でも小沢氏は常に「国民の生活が第一」と抜かしていますが、本当に国民のことを心から思っているのでしょうか。
小沢氏は自民党を口悪しざまに罵っていますが、その本人はかつてその党に属して、支えてきたのです。
同氏は「やりたい放題」と非難していますが、その当人こそ今まで「やりたい放題」やってきたのです。
志位氏はかねてから、自民党に「任せられない」と言っていますが、「小沢・共産連合」にこそ「任せられない」と思います。
志位氏は菅新政権を、「倒さなければならない」としていますが、その前にご自分の党が倒れてしまいそうです。
さらに同氏は医療体制を「脆弱」とも言っていますが、自分たちの党、そして「小沢・共産連合」の方が余程「脆弱」だと思います。
政権を取る前に、この両者とも「共倒れ」の予感がします。
結局、小沢一郎衆議は「どこまでも、政局だけ思考」の人物。
選挙に勝って政権交代だけすればそれで良し、その先の
思考は 実はないのではないかと改めて思います。
明らかに無理筋な、今は「れいわ新撰組」の山本代表と
の連携が不調なら、今度は志位日共執行部への接近。
幾ら何でも信念がなさ過ぎます。こんな泥濘状態で、
どう政権与党を揶揄した所で 全く説得力はなく、支持
する向きは僅かでしょう。
あくまで選挙互助会的寄せ集めの連携ですから、それは
脆弱なもの。「共倒れかも」との成田あいるさんのご懸念
は、かなりの所で可能性大と心得ます。