私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

西の広島、東の国立、北の札幌

2004年01月13日 22時14分59秒 | 政治
 秋葉・広島市長と言えば、昨年の8月6日の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式で述べた平和宣言で、米国の核兵器だけを批判し、北朝鮮の核開発を何ら批判しなかったことで偏った反核平和運動だと言われて有名になった方である。

 上原・国立市長は、社民・共産・生活者ネットが推薦する革新市長として有名であり、その市長のバックップにより国旗や国歌を否定するなどのすさまじい市民運動が行われており、国旗を掲揚したことで児童が校長先生に土下座を要求した国立二小学校事件は有名な話だ。

 そのような偏向している市長がいることから「西の広島、東の国立」と言われてきたが、それに「北の札幌」を加えなければならなくなった。札幌市長の上田文雄氏は、昨年6月に市民ネットワーク推薦、民主、社民党支持で初当選を果たしているが、昨年12月の市議会で自衛隊のイラク派遣に関し「慎重に判断する」ことを求める意見書案を可決していながら、札幌で行われる冬の北海道の最大イベントである雪祭りには自衛隊に対し「雪まつりは何とか、従来通り、支援をお願いしたい」と要請したという。自衛隊のイラク派遣に反対して、自衛隊員の士気を喪失させ、罵声を浴びせたと同然のことをしておきながら、札幌市にとって大きな観光収入となる雪祭りでの雪像を自衛隊に今回も例年通り無償で製作させてようとしていると言うのである。

 これにはさすがの自衛隊側も頭に来て、自衛隊員の雪像製作に励んでいる傍らで自衛隊のイラク派遣のデモ行進をしたら撤収もありうることも表明したという。当然ではないか。上田・札幌市長は自衛隊が嫌いで、イラク派遣に反対する意見書案を可決したのだろうから、そんな嫌いな自衛隊に、それも無償で雪像製作を依頼するの言うのだから、こんな厚顔無恥な人も珍しい。右手を上げて「自衛隊反対」との声を出しながら、左手で自衛隊に「よろしく」などと言ったとしても、そんな人を自衛隊が信用する訳がない

 日本共産党の「しんぶん赤旗」には「派兵反対デモを敵視。札幌陸自11師団。雪まつりの協力撤収も」との見出しで、「竹田師団長は、筋違いのデモや街宣活動に隊員はきぜんと対応してほしい、と市民運動敵視の発言をしたうえで、『度が過ぎたデモや街宣活動があって(雪まつりに)協力する環境にならない場合は撤収も含めて検討する』などと、威嚇(いかく)的な発言もしました。」と書かれており、さらに有事法制反対道民連絡会の山下忠孝事務局長の話として「憲法で保障された『デモや街宣活動』を敵視する竹田発言は、憲法擁護の義務がある公務員としても決して許されるものではありません。私たちは、隊員にも平和に暮らす権利がある国民として接しています。問題は、憲法違反と対米追随の下で自衛隊派兵を決定した小泉内閣・防衛庁にあります。雪像づくりとは、全く別問題です。」と言って自衛隊員が寒さの中、鼻水をすすりながら雪像製作をしている傍らで、恩知らずにも「自衛隊のイラク派遣反対」のデモをしても良いではないかと抗弁しているのである。

 イラク派遣反対のデモをするのは自由だが、であるなら自衛隊の協力なしには開催出来ない雪祭りの会場の傍らで、何もデモ行進をすることはないではないか。竹田師団長はデモをする市民運動敵視した訳ではあるまい。ではデモ参加者は、雪像製作をしている自衛隊員に向かい「自衛隊のイラク派遣反対」とか言って、そばを通るのであろうか。どうしてもデモをしたければ、派遣を決定した責任は小泉内閣・防衛庁にあると言うなら、東京まで来て国会、総理官邸、防衛庁の前でやれば良いではないか。それにしても「(自衛隊のイラク派遣と)雪像づくりとは、全く別問題です。」と言い、自衛隊を批判していないようなポーズをとっているのだから、まったく勝手である。イラクに派遣される自衛隊員も雪像づくりをする自衛隊員も同じ部隊に所属する自衛隊員でないか。

 上田・札幌市長は1月5日に行われた毎年恒例の札幌市の新年互礼会で、例年行って来た国旗の掲揚と国歌の斉唱を取りやめることを決定したため、自民党と自民党第2の両会派と例年参加している自衛隊の幹部は誰も互礼会には行かなかったという。当然だろう。
 自衛隊に雪祭りの支援を依頼しながら、命の危険を省みずイラクに赴く隊員達を励ますことしないというのだから、そんな上田・札幌市長がいる限り、自衛隊は雪祭りの支援をやめるべきある。「西の広島、東の国立、北の札幌」の市長をこれからも注視して行きたいと思う。
(2004/01/13) 

この記事は「今日のコラム」
西の広島、東の国立、北の札幌
としてHPに掲載されていたものです。