私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

イラクに向け出発した陸自先遣隊

2004年01月16日 22時20分30秒 | 防衛省・自衛隊・安全保障
 今日16日にイラク復興特別措置法に基づき、イラク南部のサマワにおいて給水や医療支援などの活動をする陸上自衛隊の先遣隊が成田空港を出発し、2月上旬にも予定されている陸自本隊に備えるとのことである。防衛庁からマスコミに対しテロを警戒して派遣隊員の顔を撮影しないように要請していたとのことだが、テレビを見ていましたところ、フジテレビは派遣隊員が搭乗口に近づいてくるとカメラを下に向け足元と後ろ姿しか映していなかったが、あのNHKは隊員の顔を真正面が映していた。どうなっているのか。隊員の顔をさらしてテロリストに知られてしまうことが良い訳はない。他局はどうしたか分からないが、日本のマスコミは、自衛隊が初めて危険な任務に派遣されるという歴史的な日には違いないものの、生中継までして、派遣隊員の動向を逐一報道することは、テロリストに情報を提供していることだと分からないのであろうか。

 テレビ画面に見送りの家族の方が映し出され、涙を流されている姿を拝見しますと、こちらまで同じように涙が込み上げてくる。どうか、ご無事に任務を達成され、誰1人も傷つくことがないように帰国されることを祈念致する。平成16年1月16日という日は、ようやく日本が普通の国になる一歩を踏み出した歴史的な日となった。何度も申しますが、イラクに赴く自衛隊員は日本の誇りであり、また家族の方も同じく堂々と胸を張って派遣隊員を夫や兄弟、子供などに持ったことを誇りに思って欲しい。日本が、これからも危険なことを他国に押しつけて回避し、国際貢献を怠ることになれば、日本民族は長期にわたり、国家としての誇りを取り戻すことは出来ないであろう。小泉総理が述べた「日本という国の精神が試されている」とは、まさに正論なのである。

 ところで先遣隊の軽装甲機動車などの装備を、チャーターしたロシアの大型輸送機「アントノフ」に積み込む場面がテレビに映し出されていたが、航空自衛隊のC130輸送機の6倍(120トン)の最大積載量があるという「アントノフ」に装備の輸送を依頼しなければならないとは、情けないではないか。このような大型輸送機を自衛隊が保有することに反対する人は誰かは言わなくても分かっているが、迅速な国際貢献を行うためにも、早期導入を図るべきではある。

 先遣隊が出発しても、偏向マスコミの派遣反対キャンペーンは飽きることなく続いているが、長崎の市民団体では派遣に反対し、抗議の意思を示すために「白いリボン」をつける運動を始めたという。この人達は北朝鮮に拉致された拉致被害者の生存と奪還を信じて始まった「ブルーリボン運動」もして来たのか。それならば胸には「白いリボン」と「ブルーリボン」と二つ付けることになるが、まあ、そんなことはないであろう。そんな「白いリボン」を付ける運動をしても「ブルーリボン運動」のような高まりにはならないと予想する。

 北海道旭川市では、長崎とは逆にイラク派遣陸自隊員の家族を支援しようと、黄色いハンカチを身に着ける運動が始まったとのこと。これこそ正しい市民運動ではないか。私もマネをして黄色いハンカチを付けようと箪笥の中を探したが、見つからなかったので、さっそく明日にでも購入しようと思っている。派遣にいまだに反対する人もいれば、無事を祈る人もいる。それほど日本は自由な国であることは幸福である。私は今回の派遣が決して間違った選択肢ではないことを確信している。
(2004/01/16) 

この記事は「今日のコラム」
イラクに向け出発した陸自先遣隊
としてHPに掲載されていたものです。