私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

北朝鮮の「揺さぶり戦術」に騙されるな

2004年01月09日 23時03分14秒 | 北朝鮮関連
 100パーセント信用出来ない北朝鮮が「日本にいる拉致被害者五人が平壌空港まで迎えにくれば、五人の家族を120パーセント帰す」と提案したと言う。これはいつもの北朝鮮の手口に一つである「揺さぶり戦術」であり、それに乗ってのこのこと北朝鮮に拉致被害者五人が行ったとしたら、再拉致という事態になりかねない。ですから拉致被害者の五人は北朝鮮がどんな条件を出しても絶対行ってはならないのは当然である。もし平壌空港まで拉致被害者五人の家族を迎えに行くなら、政府職員などだけで自衛隊が運行している政府専用機を使用して迎えに行くなら良いかも知れないが、それ以外の方法では拒否すべきである。

 北朝鮮には焦りが見えだしたようで、イラクのフセインが無様な格好で逮捕され、イランに続き、リビアの独裁者カダフィも恐れをなしたようで核開発計画の断念をしたようである。そして次の標的は北朝鮮の金正日の番になった訳だが、核査察に応じる気配は示しているようであるが、これも何処まで本当なのか雲を掴むかのような話である。

 また今月19日からの通常国会で、いよいよ北朝鮮に対する経済制裁を可能にする法案の審議が始まるであろうから、北朝鮮はますます孤立化を深めていくことは間違いなく、拉致被害者五人の家族をひとまず日本に帰して経済制裁を中止してもらおうとしているのではないか。

 北朝鮮は日本政府の中山恭子内閣官房参与、藪中三十二外務省アジア大洋州局長らを「嘘つきだ」名指しで非難していると言うが、すでに帰国している拉致被害者を「日本側と数週間で帰すとの約束したのにそれを破り永住帰国してしまった」と北朝鮮側は主張しているようだが、「嘘つきだ」と言われても良いではないか。北朝鮮は、今までさんざ日本に対し嘘を付き、さらには脅迫し、恫喝してきた過去があり「経済制裁をしたら覚悟がいりますよ」とのたまい日本をいまだに脅迫しているのである。

 なぜ北朝鮮は日本が経済制裁を発動することにしたのか、その辺のところが分かっていないようだ。北朝鮮は日本の朝鮮半島統治時代に840万人を拉致したとの根拠もないことを言って日本人拉致を正当化しようとしたが、それが旨く行かないとなると、経済制裁を免れるために「拉致被害者五人の家族を帰す」などとの話を小出しに使っている。

 日本にとって拉致問題の解決とは拉致された日本人全員とその家族の帰国と死亡が伝えられた被害者の死亡に至る経緯と遺骨の返還。さらに被害者に対する補償。拉致誘拐犯人の引き渡しなどを要求し、これを受諾しなければ経済制裁を発動をする旨を北朝鮮に伝えるべきである。今まで北朝鮮がやってきた「騙す」「脅かす」を今度は日本側がやる番だ。拉致問題の解決には、それが一番である。
(2004/01/09) 

この記事は「今日のコラム」
北朝鮮の「揺さぶり戦術」に騙されるな
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