私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

民主党の菅代表の珍提案「国連待機部隊」

2004年01月07日 22時47分27秒 | 政治
  民主党の菅がまたバカなことを言っているようである。それは自衛隊とは別組織の国連待機部隊の創設を提案していると言うものです。その部隊は「PKOや国連決議に基づく多国籍軍への日本の参加を想定している」とのことだが、安保理の常任理事国に反日国家の支那やロシアが入っているのに、もし日本周辺で有事があったとしたら、支那やロシアがどう出るか不明であり、安保理決議なしに何も動けない国連待機部隊など何の役にも立たないのは当然だろう。

 菅は、今の憲法での自衛隊のPKOや国連決議に基づく多国籍軍への参加は憲法違反だとの認識をもっているようだが、「憲法の還暦までには民主党案を出したい」と思っているなら、その憲法改正案に自衛隊を軍隊として位置づけして、国連待機部隊にも出せるようにすれば良いではないか。諸外国では自衛隊を軍隊としてみており、菅の提案する別組織の国連待機部隊を持つということになると、日本は一つの国なのに組織も命令系統も異なる軍隊を別に持ったと認識されることであろう。

 国連待機部隊が自衛隊とは別の組織となると、まさか自衛隊員の中から希望者を募り、自衛隊を退職させた後の元自衛隊員を採用するのであろうか。それとも全く新規に採用試験をするのか。すると、その採用した人に制服を支給し、訓練もしなければならない。また待機する宿舎を建設し、各種装備を整え、活動はほとんど外国であろうから、出て行くための艦船や航空機を備えて置かなければなりませんし、活動がない時には、その停泊地や駐機場などを確保し、いつ出動があるかわからないので整備もしておかなければならない。それを自衛隊とは別の組織であるから頼む訳にはいかず自前でやらなければならない訳で、そのための人員も必要だ。

 自衛隊が創設されて今年で50年だが、歴史も伝統もない国連待機部隊をこれから自衛隊の代わりに役にたつようにするには、膨大な予算と時間を掛けてやらなければならない。まあ菅が生きているうちには無理ではないだろうか。

 自衛隊が憎たらしくてしょうがない連中が考えそうなことだが、憲法改正をして自衛隊を日本国陸海空軍とし、自国の防衛と国際貢献が出来る軍隊にすれば良い訳で、膨大な予算と時間を掛けて国連待機部隊を作ったとしても、憲法が改正されれば無駄になってしまうものであり、菅の提案は全くの愚策と言えるだろう。どなたか菅という人間に付ける薬を持っていないものか。
(2004/01/07) 

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民主党の菅代表の珍提案「国連待機部隊」
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