まずは1週目の2回分の感想等。
25日新宿20時40分の回と
26日豊洲12時の回を見ました。
【ネタバレ】
啖劍太歳はもちろん殤不患です。
睦天命は死にません。
蠍瓔珞も出てきます。
凜雪鴉は最後にチラッと登場。
【全体の感想】
虚淵さんだけどエグさは無かった!
予想しすぎてごめんなさい。
画面としては首がバンバン飛び
流血たくさんだけど、
話はそんなに辛くない。
謎は殆ど解けない。
魔剣目録を作成した人のビジュアルが判明したぐらい。
基本は、聆牙爆誕物語&魔剣目録誕生秘話。
と、眼鏡出世物語。
眼鏡が影の主役と言えなくもないんじゃないかあ。
そして赤巫謡誕生の秘密もわかりました!
なにかきっかけがあったのではなく
聆牙という変身アイテムでドッカーン!と
いきなり赤くなりました。
(聆牙ちゃんが赤巫謡への変身アイテムなら、
手放すと白巫謡に戻るの?)
母の死は悲惨な事件ではなく
単純な事故でした。
それゆえ、悲しい。
子が母に近寄っただけなのに。
母は拒否した。
「あれは、事故だったのでございますよ」
犬顔家の木野花さんの台詞が頭をグルグル。
聆牙は、いつ、どこで、どうやって、
浪巫謠と出会うのか、
と思っていたけど、
最初からいたわ。
自分の狂気が生んだと思っていた幻聴は、
ただの本物の妖怪だった、とは。
(最初からわかっていれば悲劇は無かった?)
聆牙も殤不患が集めている魔剣と
似たようなものだけど、
自分の意思があり、
破壊行動に走らないから
お目溢しされているのかなあ。
道中は煩そうだけど。
私はラストのお地蔵様は、
「この話は1期に繋がる」の意味かと思ったけど、
1期までに亡くなる人の鎮魂という解釈もあるのね。
目(眼)の表情が素晴らしかった!
物理的には器物の一部の開閉のアップ画面なのに、
操演、演出、撮影、カメラワーク、音楽、声などで、
豊洲の大画面で見てもしっかり心が入った
人形本人(本体)の芝居になっていました。
職人技の結集に心が震えました!
白巫謡の歌を聞くために
ありとあらゆる手段の金策をした皆様の気持ち、
わかります、わかりますとも!
店主も馬鹿よね。
高価な薬なんか使わなくてもファンは酔えるよ!
ハッ!あの店主、そこまで見込んで、
ご禁制のと言って高額取って安酒を出してた?
【キャラ別感想】
なんとなく、うすうす、
みなさん想像していたと思いますが、
白巫謡の雅なビジュアルと
西川さんのロック歌唱は全く合っていません。
マリウス役のビジュアルなのに歌声はミツオさんみたいなかんじ!
あるいは、ハナちゃんのビジュアルでハマコヴォイス。
もしくは、クリスティーヌのビジュアルで歌声はキヨミチ。
物語の説得力は超弱いけど、楽しいから、いいのだ!
2回目からは気にならなくなったよ!
白巫謡とロック的な歌はビジュアル的にはあわないけど、
西川さんの演技は良かったです。
人と交わるのが苦手な浪巫謠が健気でした。
睦天命への気持ちは女性への恋心だけではなく、
「人」そのものへの信頼感で、
その辺りの複雑な混ぜこぜの気持ちも良く出ていました。
開映直後の歌声で、
東山さんが幼巫謡キャスティングされたのが
よくわかった!
すごくクリアで美しい歌声だった!
母上が鍛え、期待するのも大納得だ!
(かの地にはカストラート的な文化は無かったのかな。
去勢されなくて良かったよ。)
睦天命がとても良い人で死ななかったので、
彼女には幸せになって欲しく、
あのまま3人で旅を続けつつも、
途中で良い人(一般人)にめぐりあって
旅を降りて幸せに暮らしてくれるといいなあ、
と夢を見ましたが、
虚淵さんが3期に出すとのお話で、
いまは血塗れで死ぬ未来しか見えません。
睦天命(東山さん)の「本当に強い人」の
台詞回し(ニュアンス)がすごく好き。
その人がいかに真に強いか、
それは剣の腕とかだけではなく
精神的にも強い、
そして彼女がその部分を尊敬している、
その辺りが全部わかる。
東離に来てからの殤さんは
「厭世的な皮肉屋を装い」とあるけど、
近しい人を亡くしたことによる悲壮感はないので、
睦天命を目の前で失ったのではないと思いたいけど、
虚淵さんなので覚悟はしておく。
嘯狂狷は第二の主役といってもいいんじゃないか。
こんなにたくさん彼の活躍を見られるなんて!
嬉しや!
彼は、なんですか、女衒?遣り手婆?
偶然拾った手駒を効率良く使う
抜け目無さが素晴らしい。
コメツキバッタのように平伏し
ビンタされてもめげない。
(その姿がよく似合う)
鶯も魔剣泥棒(禁裏破り)を逃して
皇女様激おこだろうに
よく首が繋がったなー。
殤不患が東離に行くまで
まだ時間がかかるだろうに、
その間は失敗続きよね。
でも東離にはちゃんと手続きを踏んで行って
左遷にあらず。
眼鏡、どんだけ言い訳面で有能なのだ!
皇女様は我儘で残酷だけど、
すごく頭が切れるのがよくわかる。
釘宮さんの芝居もすごく良かった。
可愛らしさを残しつつも
最後の号令は西幽全土に伝わり
実行されるのが良く伝わってきた。
だから殤不患は西幽にいられず
東離に行ったんだな。
西幽皇女が少女なのは
ニトロ的な戦略もあるんだろうけど、
あの年齢だから浪巫謠への執着が鶯部分だけで
恋愛要素皆無なのが際立っていいね。
彼を「人」として見ないから
彼の孤独感マシマシ。
そういう部分を割り切れる頭脳を持つ怜悧な皇女様。
啖劍太歳はもちろん殤不患。
意外と黒や光り物が似合う人だった。
髭があって良かった。
ちょっと血に飢えた野獣味があった。
(まだ若さが残っているんだな)
啖劍太歳はためらいなく人を殺しまくり。
2期で村人達が巻き込まれて死ぬのを
快く思ってない殤不患とは大違い。
・東離に行くまでになにかあった
・皇帝の近侍や禍世螟蝗手下といった
敵認定した相手には容赦はなし
・東離はアウェイなので遠慮した
どれか、か、全部か。
成人女性を相棒にする絵もしっくりきた。
あんなに胸を強調した服の睦天命の胸を
全く気にしない唐変木で朴念仁で、らしくていいわ。
啖劍太歳の人形も間近で見たいなあ。
解脱済みの茶色い殤不患が到達地点と思えば
猛々しさが残る彼も愛おしい
わかる人は殆どいないと思うけどー。
西幽玹歌終了時点での殤浪睦の関係って、
高口里純の「赤鼻のアズナブル」を思い出したよー。
あと、浪巫謠があれほど酷い目に遭いながらも
輝きを失っていない部分については
獣木野生(伸たまき)「星の歴史」の
カーターの言葉を思い出しました。
以下、引用。
「変かも知れんが
ときどき彼が健気に思える
あれほど傷つきながら
同時に少しも傷つかずに
わたしたちのもとへ
たどりついたことが・・・
もっとも実際に何があったのかわたしは何ひとつしらない
だが今の彼を知っている
彼と出会えたのは幸運だった。」
とにかくだ。
巫謡が山を降りて良かった。
たくさんの苦難が待ち受けていたけど、
あのまま山で朽ちるよりもね。
巫謡ママについては
この後の妄想パートでまとめて。
【舞台挨拶&トークから】
とてもラッキーなことに
豊洲会場が当たりました。
詳しくはどこかでレポートが上がると思うので
ここではメモ無しの私のおぼろげな記憶から何点か。
3期情報
・放映は来年
(司会者が来年の放映を、と言いました。
虚淵さんからの正規発表ではないけれど
訂正等がないから、来年(予定)かと)
・12話以上
(虚淵さんが現在12話を執筆中)
・浪巫謠の血筋が少しわかるかも?
・宮中出身の巫謡ママの謎も少し?判明するらしい
・睦天命もなんらかのかたちで出てくる
ライビュ終了後は現地のメディア用撮影のみで、
特に登壇者の話は無し。
登壇者メイク直し時間の繋ぎで、
司会の方の誕生日が今日で、
諏訪部さんが台本(今日の?)台本に
メッセージを書いてくれた、とのお話がありました。
虚淵さんの
「ゲーム畑の出身なので最後に畳むことを考えて
話を小さくしてしまう習慣があったけど、
サンファンはスケールの大きい話が書けた。」
の、お話が印象的。
そうだよね、ゲームはきっちり終わらせなきゃならないよね。
そこに、西川さんに贈られた浪巫謠を織り込むなど
ライブ感を取り入れつつ書けたのは、
ご自身にも素晴らしい体験だった、
ようなこともお話されていました。
原案者がまず楽しいのが、視聴者としても嬉しいです。
アクションは台湾サイド任せ。
ある程度の段取り、この辺でこちらが優位になって、
ぐらいは知らせるけど、
それ以上の流れ動きは台湾スタッフの作成、演出。
見て驚く。
今回は竹恐怖症になりそう。
グサグサ来てる、とのこと。
そういえば、私服?の諏訪部さん(生)を見たのは初めてかも。
前に見たのはリカちゃんの朗読劇のとき。
ロココな衣装をお召しでした。
【巫謠ママ関連】
巫謡ママの言葉で気になるのが
「めしいた」という台詞。
「めしいの」ではないので、
あの目は後天的なんだよね。
受胎はともかく、産んだのは目を奪われたあとよね。
どんな、どれほどの罪か。
宮中のやんごとない方が禍世螟蝗と通じたとかかなあ。
先の皇女、とか身分を示す言葉がないので、
皇帝の直系からは外れるのかな。
そして、現在の皇帝が鶯を重用するのを知っている(思っている)のと、
それ名誉と思う立場だったということよね。
先の皇帝or皇帝候補だった亡き皇太子、が現皇帝の兄で、
その側室あたり?
現皇帝の異母妹の可能性とかも?
と、書きつつ、こんな流れがあり、
なおかつ、いまの西幽皇帝=禍世螟蝗もありかなあ、とかとか。
4期あたりでさー、
後継者として巫謡が禍世螟蝗一味に拐われ洗脳され
黒巫謡になるとかさー。
で、聆牙を手にして赤巫謡に戻ってさ、
聆牙が「これからも頼むぜ、相棒!」で締めるのさー。
あの雪山は流刑地かも?
巫謡ママも、音楽だけではなく、
武芸の達人だったんだよね。
その修行はどこで。
祭壇に動物を捧げている呪術的な部分は
いずれ明かされるのかな?
(なんとなく、虚淵さんも驚いていたような?
原案には無い部分とか?)
あの動物を含め、特に食事面とかは
親子の面倒を見ていた人がいそう。
いずれの陰謀の手駒用に。
巫謡ママの望みは
息子が皇帝の寵愛を受けることだけど、
息子自身の栄達ではなく、
息子の歌が皇帝を喜ばせるのが目的よね。
息子を人間としてではなく、
あくまでも道具として慈しんでいる。
そこが辛くてエモいわ!
母が得たいもの、それは結局なんなのか。
声変わりは、そういうことを知らないということより
認めたくなかったのかも。
天使の歌声でなければ彼女には意味がない。
どれほど愛情があったとしても。
歌を通じ親子の魂が結ばれている、
なんて、綺麗な話はここにはいらないわー。
浪巫謠を初めて「道具」としてではなく、
「人間」として見てくれたのが睦天命なのよね。
ニトロ公式によれば、
聆牙は「浪巫謠の母が愛用していた琵琶。」とのこと。
→ http://www.thunderboltfantasy.com/gaiden2/character
もともと物の怪だったのか、
なにかのきっかで楽器に魂が宿ったのか。
母が目を奪われるときに、
母の魂の一部が移ったとか。
聆牙の正体は母の良心回路?
余談ながら、、、
お母様の「音楽の天使」というお言葉を聞きますと、
「歌え!私の音楽の天使!」のキヨミチボイスと、
ああ、怪人総崩れのエアポケットな名古屋は
ファンとしては実に幸運だったなの思いが、
一瞬で脳を突き抜けます。
【妄想と、この先への期待】
浪巫謠のネクスト能力:超聴覚
白巫謡の衣装は宮廷での
お仕着せかと思っていたよ。
まさか酒楼での衣装とはねー。
赤毛店主が与えたんだよねー。
服を贈るのは脱がせるために決まっているだろうよー!
浪巫謠のお初は殤不患で無いのは確定です。
ニトロの燃料がこの位置とはね。
ふふ、さすがだよ!
白巫謡、眼鏡に味見されている。(断言)
皇女様の巫謡への気持ちは鶯部分だけだと思うのは
浪巫謠の恋愛ネタ(性的部分)は、
綺麗な服を与えられ酒楼で歌わされられ、
眼鏡に捕らえられ尋問までと、
2期のあれやこれやで、
彼が皇女様に献上されるまでの間が
自分の中で話が出来上がっちゃってるので、
皇女様が入り込む隙がないだけかーもー。
白巫謡から赤巫謡チェンジ、
前後のいきさつをつらつら妄想しているうちに、
「ブルーソネット」という単語が思い浮かんでなあ、、、
んで、殤不患にキメキメ目線で見つめられた瞬間に
恋に落ちた浪巫謠。
キラーン!ドキーン!の効果音が聞こえたよ!
むっちゃんへとは違うときめきよ!
ただ、殤不患と浪巫謠、
二人の魂はこの瞬間に出会った!
という場面ではあったけど
2期で凜さん相手に
殤さんの所有権を主張する浪さんまで
なにがあったのかが
まだまだわかりません。
この辺はぜひぜひどこかで書いて欲しいです!
感情が薄そうな浪さんが
悪を熱く憎むようになるとか、
殤さんのために
いろいろ背負うとするようになるとか
そういう感情の起伏は
いつ、どこで、誕生したのか、
考えるだけでワクワクしますね。
眼鏡が「追命靈狐」と呼ばれるようになるまでも見たいなあ。
無理ならせめて小説とかで。
なんでも簡単にできてしまって、
周りが超馬鹿にしか見えなくて、
イライラしながら冷めた目で世間を見ている、
官吏時代(制服)の凜さんも見たいんだなあ。
6期ぐらいには過去編がありますかね。
でも、はっきりしない方が楽しいかなあ。
七殺天凌が言うところの
「こわっぱ」時代の殤不患も見たいなー。
まだ髭が無い頃の。
そんなことを思うと、
彼はどれだけ長く魔剣回収に携わっているんだろうか。
きっかけはなんだったのか。
やっぱり故郷の村が焼かれたとかか。
【2週目の課題】
魔剣目録工房に七殺天凌がいるか要確認。