きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

うすた京介画業20周年記念原画展「うすた展」

2016年01月16日 | 漫画・小説・雑誌
新宿の映画と阿佐ヶ谷のライブの合間に行ってきました。



場内は撮影可でした。




やっぱりメソが好き!




マサルさんの頃は線画に中学の時の絵具で塗っていたようなカラー絵は、
ジャガーの頃には画材を使用したイラスト、ってかんじになってます。
なんだかすごいよ!




原画以外にもいろいろありました。






今年初のおみくじは凶でした。
コメント (2)
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「パディントン(吹替版)」

2016年01月16日 | 映画
ペルーから来たクマがロンドンで家を探す珍騒動。
クマが本当に存在しているみたいだった。
ロンドンの人はなんであんなに無関心なんだろう。
私なら連れて帰るよ!
なんやかんやは定番だけどテンポが良くとても面白かった。
ニコールが元旦那出演作のパロディをやっていて
考えた方もアレだし受けた方もアレだ。
両方偉い!
下ネタ無しなのでお子様にも安心です。
悪人は出てきません。
ミリセントさんの行動も、
結局はお父さんの無念を晴らすたけだしね。
剥製係は必要なんだし。

ふるちんは普通のお父さんの芝居もできるんだな、
でもこれなら彼でなくても・・・・・、
と思ったところで本領発揮な場面がありました。

映像も綺麗でした。
家の中の風景とか、わかりやすくて
華やかではないけど鮮やか。

パディントンはモフモフ
テッドはモコモコ
って、かんじかな。
実際にはパディントンの方が物を壊してるような気がするけど、
パディントンの方が「無害」に思えるのはイメージ戦略かしら?


舞台挨拶付きでした。
殿目当てで舞台挨拶付きを取ったのに
着ぐるみクマに目を奪われて困った。
松坂くん、クマの声のオファーは無理だと思ったけど
有吉さんも他のクマの声をやってるし。
パディントンと自分の共通点は色が黒いこと、
今日の衣装もパディントンの色のイメージ。

作中のパディントンは失敗をするけど、
みなさんは?の質問に。
松坂くんは実家に帰ったとき甥へのお年玉用のお金を用意し忘れたこと。
斉藤由貴は冬休み明け直前娘の宿題の手伝いをしたのに
持って行くチェックをし忘れて
娘は全部机に置いていったこと。
三戸さんは前髪が短いのでヘアアイロンで額を火傷するけど隠せないこと。

松坂くんによると続編が決定したそうです。


吹替でも充分楽しいけど、
松坂くんだと「礼儀正しい男の子」ってかんじなので
「クマの紳士」を体感したいなら字幕の方がいいかも。
「英国紳士な言い回し」のニュアンスって
英語がわからなくても感じられると思うので。
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「白鯨との戦い」

2016年01月16日 | 映画
階級が違う男達の反目と友情、
仲間内での争い、
軽い勝利の後の大きい戦い、
それから・・・、
と、映画のセオリーが
コンパクトにまとめられていました。
どこが主題かわかりにくくはあるけど、
チキンハートな私には丁度いいドキドキで終わって良かった、
というのが正直な感想です。
物足りないと思う人もいるかな。

小説「白鯨」の映画版ではないので、
鯨はあんまり出てきません。
そこは期待はしない方がよろしいかと。

エセックス号の悲劇は知っていたけど
それが「白鯨」の元ネタだったとは!
今回の映画で繋がりました。
「無駄にしない」は遺体を包む布のこと?
と最初は思っちゃった。

帆船にウハウハ。
洋上を走る船の映像はワクワク。

クリヘムは安定の役。
キリアン・マーフィがこういう役は珍しいね。
2Dで見てもそれなりに迫力があります。
3Dで見たら船酔いしただろうな。

ラストの「ペンシルバニアでは・・・」の台詞が
一つの時代の終わりを告げていて切なかったけど、
それがこうも、現代の争いの火種となるとはねえ。

最後の白鯨の目を見て銛を打ち込めなかったのは
自然に人間は勝てない、ということだといいなあ。
賢い動物を殺しちゃイカン、ではないといいなあ。


映画の中の白鯨は怖かったよ、悪魔だったよ。
我が家のくじらはこんなに可愛いのに!

帰宅してすぐにモフモフしました。
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「LOVE & DREAM —I. Sings Disney/II. Sings TAKARAZUKA —」宝塚星組

2016年01月14日 | 宝塚(星組)
出だしの場面に既視感。
「ワンチケットプリーズ?」
みっちゃんハイパーステージ、風ちゃん白メーテル。

まさこちゃんは縮んだのではなく
一人だけローヒールで裾を引きずり気味。
それでも一番大きい。

一幕はディズニー名曲集。
歌詞はかなりディズニー日本語版。
耳馴染みでいいね。
1幕は基本的に1人2着?
娘役ドレスはいかにもお姫様で夢夢しくて素敵。
短いフレーズにヅカダンスを入れるのは難しいね。
舞台の広さに対して人が多すぎるし、振付は苦労しただろうな。
電飾美術も含め、サイトー、頑張ったな。えらい!

レリゴーのイントロで会場のテンションが一気にアップしたのがわかった。
「キタキターーっ!」ってかんじだった。

二幕はヅカソング。
男役、娘役、それぞれのキーに合わせてあるので
みんながとてものびのびと歌えるのがよくわかった。
いつもの定番を上手く繋いで、と思ってたら
だんだんとみっちゃんコーナーになって、
ヴァンパイアで涙腺決壊。サイトーめ!
BJとか、私の好きな曲ばかりで楽しかった。

ノバボサをペチコート付きドレスで踊った娘役さん達に大拍手!

リナちゃんのアドリブコーナー、
いつもはリナちゃんが質問するみたいだけど今回は逆?
北翔さん、ならびに、風ちゃんの入団年に
公開されたディズニー作品は?はリナちゃん答えられず。
入団1年目だし!とか言ってた。
最後に風ちゃんが好きなTDLのアトラクションは?に対して
おそらく勘で言った「スプラッシュマウンテン」が正解し、風ちゃん大喜び。
みっちゃんの「常識よ!」は人気アトラクションのことか、
風ちゃんのことならわかるのよ!の意味か、どっちだろう。

パレードは「イッツアスモールワールド」と
「すみれの花咲くころ」のミックス。
パレードの衣装がみんな少しずつ違っていたのが面白かった。

アンドレの歌(白ばらの人)を歌った子が
すっきりとした張りのある歌声で、すごく良かった。


ガイズのデュエダンの衣装展示もありました。









細かいレースが綺麗!
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「白鳥の湖」ヴォロンツォーワ&レベデフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月11日 | バレエ・ダンス
ヴォロンツォーワの白鳥は普通に良いけど、
昔のヴィシのような圧倒的なオーラとか只者ではない感は特に無く、
普通の時のシェスタコワやコシェレワぐらいなかんじ。
ただレベデフ君とは化学反応的な情熱があり、
三組の中で一番愛情のやり取りが感じられる。
スタイルと雰囲気ならソボレワ、
安定感ならペレン、
熱さならヴォロンツォーワ、かな。
三者三様で面白いよ。
誘惑とか色気とかはあまりないけど
ハキハキした踊りなので黒鳥の方が良い。
32回転は前半はダブルシングルシングル後半はシングル。
衣装はソボレワと同じかな。
スカート右手に赤い羽。
マールイの主演はすごく納得だけど
数年前にボリショイで主演はないだろう。
フィーリンが正しい。

レベデフくんは今日が一番身体の伸びが良い。
ものすごく生き生きしている。
余所へは行かず、ずっとマールイにいてくれよ~。
花嫁候補の前では均等に立ち止まるのではなく、
4番目ぐらいの金髪の前で長めに立ち止まった後
3番目に戻り、やっぱり違う、みたいなかんじで進む。
昨日もそうだったから、これが彼の演技プランなのかな。
いまいちわかりづらい。
けど、全体的に、
ふわふわした若い者に軸ができていくかんじは
前より伝わってきたかな。

ヴェンシコフは今日も怖い顔で踊っていました。
4幕の羽の仕掛けは、
ロットバルト自ら後ろを向いているときに外しているみたい。

トルマチョフは3日続けての道化でしたが
テンションも演技もジャンプの高さも安定していました。

トロワのナザロフは音の乗り方がイマイチだな。
ミリツェワはくっきり音楽に乗っている。
ザパスニコワも一昨日より音楽的。

ワルツ4人組男性、オマールはべっとりした小姓的金髪ヅラ着用。
スペインと雰囲気を変えるためかと思ったけど、
ヤフニュークの髪がなんだか昨日より輝いているので、
もしかして金髪で揃えたのかも。
ものすごく自信が無いけど両端はマスロボエフとニキータなのかなあ。
わからんけど。

昨日の4幕で発見した胴回りがアレな子は2幕では発見できず。
代わりに、なんだか周囲よりふた回りぐらい年齢が上っぽい人がいるような?
教師が?
4幕でもいなかった。
いちおう一部はそれなりにダブルキャストになっているのかな。

今日は主催が光藍社じゃないから花束は無いのね。

今日は1階25列かなり端。
前列がいないこともあり、視界がクリア。
昨日は前方でも上手1/5は見えなかったし、
一昨日も前の人の動きに合わせて私も頭の位置を変えなきゃならんかった。
今日はなにもしなくても全部見える!
やっぱりカナケンはいいね!

あっという間の7日間でした。
来年もまた来てね!!

【配役】
オデット/オディール:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
ジークフリート王子:ヴィクトル・レベデフ
悪魔ロットバルト:ミハイル・ヴェンシコフ
道化:デニス・トルマチョフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:ロマン・ペトゥホフ

パ・ド・トロワ:
 タチアナ・ミリツェワ、ワレーリア・ザパスニコワ、
 ニキータ・ナザロフ
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ、
 ヴェロニカ・イグナツェワ、エカテリーナ・ホメンコ
大きい白鳥:
 アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ、
 アンドレア・ラザコヴァ
スペイン:
 クリスティーナ・マフヴィラーゼ、マリアム・ウグレケリーゼ、
 アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ
ハンガリー(チャルダッシュ):
 オリガ・セミョーノワ、ウラジーミル・ツァル
ポーランド(マズルカ):
 アーラ・マトヴェーエワ、ユリア・カミロワ、
 アレクセイ・マラーホフ、アルチョム・マルコフ
イタリア(ナポリ):
 オルガ・プリュトコワ、コンスタンチン・キリンチュク
花嫁候補:
 アナスタシア・ロマノワ、デボラ・ダヴィス、
 ユリア・バラグロワ、アナスタシア・トルスタヤ、
 エレーナ・トゥルシナ、ヴィクトリア・ザリポワ

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
第1 幕-第2 幕約70 分 休憩20 分 第3 幕約40 分 休憩20 分 第4 幕約20 分
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「アンジェリカの微笑み」

2016年01月11日 | 映画
死者に魅入られちゃった若者の話、かな?

どの場面を切り取っても美しい一枚の写真になるような画面をしみじみ堪能。
カメラの型&現像写真がカラーから舞台は70年代かしら?
監督101歳の作品だとかで、
話の運びはその呼吸に合わせたのかかなり緩やか。

しかし、アンジェリカ、人妻だろう。
化けて出るなら旦那のところに出てあげればいいのに。
旦那はきっと幽霊でも会いたいと思うよ。

と書いたものの、
アンジェリカは孤独な若者の妄想なんだろうなあ。

ポルトガルの会話芝居も独特だったなあ。
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「白鳥の湖」ペレン&レベデフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月10日 | バレエ・ダンス
ペレンの白鳥は盤石。
さすがのキャリアが感じられる。
やっぱりワガノワ系は見てて安心感がある。
貫禄でいろんなことを乗り切っているかんじもするけど、
レベデフくんを引っ張ってもいる。
これが生え抜きベテランのあるべき姿。
さすがに32回転はキツそう。
そこ以外はまだ余裕がある。

レベデフくん、若いけどしっかり王子様だ。
正統派、ってかんじがいいね。
踊りも綺麗だった。
伸び盛りの勢いがあるなあ。
見ていて楽しい、頼もしい。

ツァルは今日も濃いです。うふふん。

ヤフニュークをはじめ、
トロワ組もピシッと決めてます。
トルマチョフも軽快に踊っています。

一幕ワルツ4人組にモロゾフがいた!
ロミジュリのロミオ役をトロワではなく、
ここに入れるんだからマールイの階級フラット過ぎ!
下手からマスロボエフ、モロゾフ、他日トロワ枠、ニキータ??
モロゾフの位置の人が一番家庭教師と絡みがあるのよね。

ハンガリーのヴェンシコフはヅラ無しのナチュラルメイク。
もうベッタリな青いシャドウは止めたのかな。
幕が降りるところでで倒れる王妃を支えているけど、
あんた昨日と明日は騙すじゃん!とか思っちゃうよ。

ニキータものびのびと踊るようになったなあ。
父ほどのやり過ぎ感はまだない。
惜しいのか、これでいいのか。

オマールは今日も良い。
スペイン男子は髪を伸ばすよう指示されているのかなあ。

今季の三人娘の中では
オガンネシアンが一番好きかな。

群舞にひときわ胴回りがすこい子がいるね。
最終幕の踊りの部分だと上手側が多く、カテコだと2列目下手から5番目ぐらい。
りりこ!と思ったよ。

カテコのツァルは、
昨日のいつまでも厳しい表情のヴェンシコフとは違い早々に満面の笑みになった。
2回ぐらい飛んででてきた。
レベデフくんはカテコでも堂々としていた。成長したなあ。

幕前で三人が挨拶しているときも幕の隙間から白鳥ちゃんたちの足が見えた。
客電がつくまでみんな残っているんだね。

今日はフォーラムでも前方席で、
オケの音の拡散前ぐらいに聞けたのが嬉しかった。
弦はやっぱり情緒的で美しい。


【配役】
オデット/オディール:イリーナ・ペレン
ジークフリート王子:ヴィクトル・レベデフ
悪魔ロットバルト:ウラジーミル・ツァル
道化:デニス・トルマチョフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:ロマン・ペトゥホフ

パ・ド・トロワ:
 ワレーリア・ザパスニコワ、エラ・ペリソン、
 アンドレイ・ヤフニューク
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ、
 ヴェロニカ・イグナツェワ、ナイリア・ラトゥポワ
大きい白鳥:
 アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ、
 アンドレア・ラザコヴァ
スペイン:
 クリスティーナ・マフヴィラーゼ、マリアム・ウグレケリーゼ、
 アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ
ハンガリー(チャルダッシュ):
 オリガ・セミョーノワ、ミハイル・ヴェンシコフ
ポーランド(マズルカ):
 アーラ・マトヴェーエワ、アンドレア・ラザコヴァ
 アレクセイ・マラーホフ、アルチョム・マルコフ
イタリア(ナポリ):
 ニーナ・オスマノワ、ニキータ・クリギン
花嫁候補:
 アナスタシア・ロマノワ、デボラ・ダヴィス、
 ユリア・バラグロワ、アナスタシア・トルスタヤ、
 エレーナ・トゥルシナ、エラ・ペリソン


指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
第1 幕-第2 幕約70 分 休憩20 分 第3 幕約40 分 休憩20 分 第4 幕約20 分
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「ブリッジ・オブ・スパイ」

2016年01月10日 | 映画
前半の「1件は」がくどいと思ったけど伏線だったんだね。
最初の裁判、国がもうちょっと
「敵国スパイにも公正な裁判を受ける権利がある」って部分を
宣伝してあげれば良かったのにね。
それともドノヴァンさんが優秀過ぎてやり過ぎちゃったの?

原題が複数形だけど、
これを上手く日本語にするのは難しいよなあ。

思っていたよりスパイ戦は少なく、
やり手弁護士の頭脳戦みたいなかんじだった。
様々な思惑が交錯する中、
敵国スパイは転向せず、
その部分に好意を持つドノヴァンさんは高潔だけど、
それさえもあちらの手だったりして。
入れ歯の老眼鏡のアベルさんはしたたかだよねえ。
あの後の話が出てたけど、本当なのかな。
よくてシベリア送りじゃないの?

ベルリンの壁は、本当に突然できたんだなあ。
あれから世界はだいぶ変わったなあ。


最近の「史実に基づく」は、
「オチは決まっているので中間部を描き込みました」
って作品が多かったけど、
これはどこを娯楽として描くかがちゃんとわかる流れだったので
面白かった。


スピルバーグ&トム・ハンクスの手慣れた職人技が光る作品でした。
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「白鳥の湖」ソボレワ&サラファーノフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月09日 | バレエ・ダンス
今日はソボレワ&サラファーノフ。
幸薄そうな雰囲気で手足が長いソボレワは、
予想通り白鳥がよく似合う。
目を惹かれるようなとか圧倒的なオーラとかではないけど、
私はわりと好き。
今まで見た彼女の中では一番合っていると思う。
逆に黒鳥が想像つかなかったんだけど、
予想よりは誘惑の吸引力があった。
サラファーノフとヴェンシコフの助けがかなりあるにせよ。
もうちょい、一歩踏み出して来るような迫力があればなお良いけど、
まあ、これからこれから。
頭身のバランスがいいよね。
32回転は、1回1回力強く回るシングル。

サラファーノフはやっぱり端正。王道の王子。
手袋外しはこの版では誰でもやるのかな。
1幕にも王子のソロがあるのは嬉しいね。

ワルツのソリスト4組にオマールがいる?
輝かしい額が、、、
ワルツの男性、あとはヤフニュークはいた。ニキータも?
1階45列は遠くてダンサーの確定にいまいち自信が持てない。
全景は綺麗に見えるんだけどね。

トロワはやっぱりミリツェワが良かった。
もう一人の彼女とはスカートの翻し方の美しさも違うんだな。


舞踏会。
カシャネンコと並ぶとオマールがやや小さく感じられるけど
フリーダム感満載の踊りは好きだな。
マズルカで最初に踊る方がマラーホフだよね。
ハンガリーもツァルで眼福眼福。
トルマチョフも元気に踊ってますわよ。


言っても仕方がないけど。
2幕の白鳥の群舞はまだ見慣れないなあ。前の方が好き。

やっつけハッピーエンドの最終幕は短いな。
白鳥は生き絶えたロットバルトを踏んづけて前に出てきて欲しいけど、
中の人が気の毒ね。

幕が閉まってからのカテコでは
ヴェンシコフが飛んで出てきました。


【配役】
オデット/オディール:アナスタシア・ソボレワ
ジークフリート王子:レオニード・サラファーノフ
悪魔ロットバルト:ミハイル・ヴェンシコフ
道化:デニス・トルマチョフ
王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
家庭教師:ロマン・ペトゥホフ

パ・ド・トロワ:
 タチアナ・ミリツェワ、イリーナ・ジャロフスカヤ、
 ニキータ・ナザロフ
小さい白鳥:
 アンナ・クリギナ、エレーナ・ニキフォロワ、
 ヴェロニカ・イグナツェワ、エカテリーナ・ホメンコ
大きい白鳥:
 アスティク・オガンネシアン、スヴェトラーナ・ベドネンコ、
 アンドレア・ラザコヴァ
スペイン:
 クリスティーナ・マフヴィラーゼ、マリアム・ウグレケリーゼ、
 アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ
ハンガリー(チャルダッシュ):
 オリガ・セミョーノワ、ウラジーミル・ツァル
ポーランド(マズルカ):
 アーラ・マトヴェーエワ、ユリア・カミロワ、
 アレクセイ・マラーホフ、アルチョム・マルコフ
イタリア(ナポリ):
 オルガ・プリュトコワ、コンスタンチン・キリンチュク
花嫁候補:
 アナスタシア・ロマノワ、デボラ・ダヴィス、
 ユリア・バラグロワ、アナスタシア・トルスタヤ、
 エレーナ・トゥルシナ、ヴィクトリア・ザリポワ


指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
第1 幕-第2 幕約70 分 休憩20 分 第3 幕約40 分 休憩20 分 第4 幕約20 分
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「クリムゾン・ピーク」

2016年01月09日 | 映画
天晴れなほど陳腐だった。
普通ならあと二捻りはあるはず、その先をどう落とすか、
ワクワクしてたら全くの捻り無しだった。
この肩透かしが目的?
特に導入部の恋愛パートが長すぎて、まだ始まらんのか!とイライラ。
ラストバトルがかろうじてテンションちょい上がり。

ストーリー的には役者の無駄遣い。
なんでこんな浅い役を、、、。
ただし、ビジュアルはすごくいい。
衣装も、セットも。
ゴシックなお屋敷の中をミアがコスプレでウロウロする姿は眼福。
幽霊達がすごく安っぽい玩具みたいなのもワザと?
エンディングロールで出る映像と関係ある?
この物語自体夢オチ的で、
彼女の想像力がこんなもんだとも解釈できる?
それなら舞台設定ありきも納得、、、は、できないか。

私はポイントで見たので後悔無しだけど、
広い心を持った役者ファン以外にはオススメしません。
トムヒのファンは絶対に見た方がいい!絶対!
尻は拝んでおこう。


「パンズ・ラビリンス」のクオリティは奇跡なんだね。
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「海賊」ヴォロンツォーワ&ルジマトフ&サラファーノフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月08日 | バレエ・ダンス
ヴォロンツォーワは、なんかもうちょっと、
押しの強さが欲しいかなあ。
ジゼルは合っていたんだけどなあ。
もうちょい、ね。

ルジの片手リフトは今日は無し。
ペレンだからできるのか。
今日は3階5列だけど、
これくらい遠い方がルジのオーラを堪能できるかも。
手を振り上げるだけでクラクラする色気がムンムン。
昨日思っていたより踊ってた。
海賊アジトでのイチャイチャ踊りのラストの方で
ルジがフワッとピタリと回転を止めた時の興奮とトキメキったら!
ひゃ~、とか言いそうになっちゃった。

サラファーノフは、ソツ無く、ってかんじかなあ。
端正かつダイナミックなんだけどね。
ルジより前に出られないし。
コンラッドとアリの距離は昨年よりグンと縮んでいた

ミリツェワは手堅く可憐、でも人妻の色気もほんのり。
ギュリナーラは他の女の子達とは違う豪華衣装なので、
ギュリナーラは街の金持ちの娘、メドーラ達は漁師の娘で、
二人は身分を越えた友情を育くんでいると脳内設定をしています。
ソボレワは亡くなった先妻の娘で後妻に邪険にされているとか。
パシャの後宮で大事にされて嬉しかったとか。
ミリツェワは年齢の離れた政略結婚相手の夫の赴任地に来て、
年齢の近い地元の娘さん達と仲良くなったとか。
後宮でのパシャのあしらいかたが手馴れているよね。

オマールは今日もノリノリ!
ツァルも濃い!
ラストのコンラッドvsビルバントも迫力があったよね~。
もっと明るいところでやってくれてもいいのにな!

友人二人は同じヅラなので見分けがつかん。
濃い双子と思う!

昨日はあったのかなかったのか、なんだか薄い印象だった
ビルバントがメドーラに腕を切られるのも、
コンラッドにトドメを刺そうとしたらアリに見つかって
「私は助けようとしたんです、見てください、この傷を!」がちゃんとあった。
ツァルだとハッキリした演技になるのかな。
でも「この人は裏切ったの、証拠は彼の腕の傷、私がつけたのよ!」
とメドーラが言ってコンラッドが真実を悟る部分は
やっぱりカットだったような気がする。
2幕はあっという間に終わっちゃうよね。
前の版より短くなってちょっと淋しい。

昨日はギュリナーラとパシャが踊っている後ろで
宦官がゴロゴロ転がっているような気がしたんだけどなあ。
もしかしてアドリブ?


昔、イアーゴー役でカシャネンコを見た時は
なんて芝居が上手い人だろう!と思ったけど、
こういう娯楽作品の大芝居はツァルの方が上手いな。
同様に、技術はヴォロンツォーワの方が高レベルなんだろうけど、
娯楽作品の主演ってそれだけじゃダメなんだなあ。
踊り慣れているのもあり、ペレンの方が見ていて楽かったな。
小池芝居が合うヴォロンツォーワに、
植田歌舞伎が似合うペレンみたいな?
ソボレワは正塚芝居向きとか。


ヴォロンツォーワもルジも回るスペシャルカテコ付きでした。
たぶんオケが音を出していたと思います。
ダンサーしか見てなかったので、たぶん、としか。
だから指揮者がなかなか出て来なかったんだ。
嬉しいけどサラファーノフは捌けてて、そこは残念。


昨日は花園の下手二人が花輪を持たないアクシデントがあったけど、
今日はオープニングで船の撤収中に照明が明るくなりました。


【配役】
メドーラ:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
コンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフ
アリ(海賊):レオニード・サラファーノフ
ギュリナーラ:タチアナ・ミリツェワ
ランケデム(奴隷商人):アレクサンドル・オマール
ビルバント(海賊):ウラジーミル・ツァル
セイード・パシャ(トルコの総督):アレクセイ・マラーホフ
3人の娘:
 クリスティーナ・マフヴィラーゼ、マリアム・ウグレケリーゼ、
 アンナ・ノボショーロワ
ビルバントの仲間:
 ニコライ・アルジャエフ、パーヴェル・ヴィノグラードフ
アルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク:
 スヴェトラーナ・ベドネンコ、アスティク・オガンネシアン、
 アンドレア・ラザコヴァ
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「海賊」ペレン&ルジマトフ&レベデフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月07日 | バレエ・ダンス
ルジはさすがに踊りは辛くなってきた。
しかし立っているだけでセクシー魔人。
ウハウハ!
背の高いカシャネンコも、
楽しく生き生きと悪役を演じているオマールも、
メドーラの美しさを飛び上がって驚くマラーホフにもウハウハ!
海賊たちも濃いわ~。
ルジ5号ぐらいまでは余裕でいるのよね~。

テントから出てきた後のイチャイチャ踊りで
ルジが片手リフトを試みる。
短い時間けど片手だったよ!
ルジはほどよく体型を維持。
腹に見惚れる。

とにかく存在感が相変わらず素晴らしいので
ビルバントに刃向かわれても一捻りだし、
他の部下達も一睨みでおとなしくなるのも
すごく説得力がある。
このコンラッドをおとなしくさせるには
卑劣な手段を使うしかない。
そこでランケデムの出番ですよ!の流れは
とてもわかりやすいよねえ。

ペレンもさすがに昔よりも踊りの勢いは無くなったなあ。
それでも綺麗に踊っているけど。
ルジとの息は合っているので安心して作品を見ることができる。
1幕最初の白いセパレートの衣装、
メドーラだけベルトの柄が違うんだね。
細かすぎてわからんかった。
主役をアピールするなら光モノを入れてくれないと。

ソボレワは今日も可哀想な展開だけど長い手足が美しいわ。
レベデフ君は背が伸びた?大人っぽくなった。
去年はパシリ成分が残っていたけど今年はコンラッドの頼れる部下だ。
トロワのレベデフ君の二つ目のソロは
ジャンプではなく高速クルクル回転で舞台一周。

2幕はほぼ花園で唐突に海賊が暴れて幕。
二人ほど花輪を持たずに出てくるアクシデント。
忘れるわけないから、誰かが用意しそこのたのかしら。
花園は美しゅうございました。
ギュリナーラが何気に楽しく過ごしているのがいいね。


カテコ。
真ん中付近ははオマール、ソボレワ、ルジ、ペレン、レベデフの並び。
(指揮者を除く)三つの花束がルジ、ペレン、レベデフに渡され、
ソボレワがあれ?って顔して、
隣のオマールが「君が頑張ったのはみんなわかっているよ!」みたいな笑顔で
ソボレワの手をポンポン(か、ニギニギか)して、
レベデフはソボレワにあげたいけど遠くて~。どうしよう~。
そんな彼の、お客様への笑顔は絶やさないけど、
ちょっとドギマギを見てソボレワが
「大丈夫よ、気にしないで~」と優しく微笑んでいて、
そんな中で真ん中のルジはどっしり拍手を受けていて、
いろいろ微笑ましかった。
バレエは女性上位なので同格なら女性優先。
だから主演ペアの次は女性ソリストに花束を渡すべきだけど、
興行側はレベデフをスターとして認識している。
これも間違いではないのかな。
レベデフは指揮者に続きオケピに花束を投げ込みました。
うまく処理したね。

ランケデムの髪がヅラか自毛かわかりづらくて
1階11列目でガン見していたのは私です。
たぶんヅラ。
明日はビルバント仲間を見分けなければ。
きっと濃い方がポドショーノフだよね。
今日はカシャネンコを見る日だから!
明日はツァルだ~。

安定したベテランと伸び盛りの若手が混在した舞台は楽しいなあ。

ロビーで流れるダンサーへのインタビューも面白い。
チンタイガーが「引っ越しするならなにを重点に?」
と無茶な質問をしているのに、
みなさん律儀に答えています。
レベデフ君は犬を飼っているので広さ重視ですって。


【配役】
メドーラ:イリーナ・ペレン
コンラッド(海賊の首領):ファルフ・ルジマトフ
アリ(海賊):ヴィクトル・レベデフ
ギュリナーラ:アナスタシア・ソボレワ
ランケデム(奴隷商人):アレクサンドル・オマール
ビルバント(海賊):アンドレイ・カシャネンコ
セイード・パシャ(トルコの総督):アレクセイ・マラーホフ
3人の娘:
 オリガ・セミョーノワ、クリスティーナ・マフヴィラーゼ、
 ニーナ・オスマノワ
ビルバントの仲間:
 マクシム・ポドショーノフ、パーヴェル・ヴィノグラードフ
アルジェリアの踊り:アレクセイ・クズネツォフ
オダリスク:
 スヴェトラーナ・ベドネンコ、アスティク・オガンネシアン、
 アンドレア・ラザコヴァ

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
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「ジゼル」ヴォロンツォーワ&サラファーノフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月06日 | バレエ・ダンス
初めて観るヴォロンツォーワのジゼルは素晴らしかった。
慎ましやかで素朴で純粋で超小顔。
技術レベルは高いけどそれが前面に出ず、
控えめなジゼルとして舞台に存在している。
ジャンプは滞空時間が長いふわりとしている。
狂乱は静かに壊れていくタイプ。
精霊感たっぷりだった。
最後はアルベルトに健気な愛を残しつつも消えていく。
雰囲気がシェスタコワのジゼルに似てるかな。
顔が小さいからかな。
(楽屋口でシェスタコワを見た人が
 「顔が小さい。タマネギぐらいの大きさしかない!」
 と驚いたとの話を見たことあるけど、
 ヴォロンツォーワの顔(頭)もタマネギサイズだと思う)
ヴォロンツォーワのなにが良いって、
マールイのバチルド姫より身分が低く見えることだ。
ヴィシがゲストの時は、バチルドより格上の姫にしか見えなかった。
衣装の生地からして全く違ったもんな~。
(ジバンシーだったっけ。)

サラファーノフはいつものパツパツ短髪じゃなく
長めにして固めている。
ジゼルとは違う身分なのが雰囲気でわかる。
いつもは余裕があるにこやかな表情だけど、
時々ジゼルを見る視線が熱くて一直線で
本気がうかがえた。
常にウィルフリードを平伏させていたけど
一幕最後は彼に頼らるしかないほど辛かったんだね。
公爵だけなら騙そうと思っていたのに
バチルドを見て絶望したにがよくわかった。
ジゼルが息絶えた後は、
俺が悪いのか、俺じゃない!と言っているようだった。
一幕衣装の上着の裾が長くてスカートに見えるのはどうかと思うけど
踊りも体型も全く崩れていない。
昨日のイワンを見た後だと奇跡に思える。
しかし、私ならツァル一択だ!(ごめん)

狂乱の花占いのあと、
冒頭のように腕を組んで踊ろうとするアルベルトだけど、
すり抜けて一人で踊るジゼルがなんとも言えなかった。

二人とも素晴らしかったけど、
「単独でそれぞれ感」はちょいあったかな。
私の理想が高すぎるのかもしれないけど。

ツァルのハンスは言うことないっす!
好きでっす!
あんなにジゼルのことを思っているのに!
とばっちりで!!
他日のロットバルト様なので
1人でただ舞台を走る回るだけでも間が持てるんだよね~。
存在感があるよね~。
姿勢が、顔がちょいと前に出ている系かなあ。
首が長いからだと思うけど。
脚も長いけど!!

ザパスニコワのミルタはもう少し怖くてもいいかなあ。
他者を寄せつけない冷たい雰囲気や
長い手足が映える踊りは良いと思うけど
もうちょいなにか欲しいかな。

ペザントの二人は絶好調。
イグナツェワの揺るぎのない脚に惚れ惚れ。
ヤフニュークも決めポイントがピシッとしてた。
ツインウィリーも綺麗だった。
いつも思うけど、ミリツェワの音の取り方がすごく好み。
たおやかな雰囲気なのに技術はしっかりしているのも好き。

ペトゥホフは小芝居たくさん!
特にサラファーノフとの掛け合いは
台詞が聞こえてくるようだった。
あんなにご主人様のことを思いやっているのに
報われなくて可哀想だわ。
ジゼルの墓場ではそのご主人様を気にしつつ去るんだから
どれだけあの場所が怖いか、ということよね。
ジゼルについては良い子と思っているみたいだよね。
切り捨てるかんじはしない。
だからこそご主人様、早くお戻りに、ってかんじかなあ。

セミョーノワのバチルドは、
ジゼルから「この人は私の婚約者です」と言われても、
「なにを勘違いしているの?」というかんじの
明るい疑いのない笑顔で取り合おうとしなかったけど、
アルベルトのマジ顔を見て、全てを悟ってしまった。
我を失ったジゼルを気にする自然な動きが良かった。

公爵様はベルタの手をにぎにぎ、
ベルタはそれを避けるも、なにか思いついたよう。
公爵は今も昔も村娘と遊ぶのは貴族の嗜み、
若き日のベルタは遊びには付き合うもの、
という考えを持ち実行していたんではないかと思うけど、
今日の二人のかんじだと、
ジゼルは公爵のご落胤というほど深い仲ではなさそう?
1~2回は遊んで、今までお互い忘れていたけど、
ベルタだけ思い出したかんじ?

貴族隊にヴェンシコフはいなかったと思う。たぶん。
貴族(緑)ペアのお戯れ芝居はあり。

コールドはバラけ気味で、
ピシッと揃いはしないけど
ウィリーの凄味はあった。

オケは音がやや乱れるけど、
指揮者が決めの音のタイミングをばっちり合わせてくれる。
さすが座付き!


ヴォロンツォーワは素晴らしいダンサーだけど、
それこそシェスタコワのレベルで、
ボリショイの看板を背負って白鳥を踊るのはどうなんかなあ。
アレクサンドロワと同格では決してないよね。
若手マチネ公演の時ならともかく。


【配役】
ジゼル:アンジェリーナ・ヴォロンツォーワ
アルベルト:レオニード・サラファーノフ
ミルタ:ワレーリア・ザパスニコワ
森番ハンス:ウラジーミル・ツァル
ぺザント・パ・ド・ドゥ:
 ヴェロニカ・イグナツェワ、アンドレイ・ヤフニューク
ベルタ(ジゼルの母) :アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド(アルベルトの婚約者): オリガ・セミョーノワ
公爵:アレクセイ・マラーホフ
アルベルトの従者:ロマン・ペトゥホフ
ドゥ・ウィリ:タチアナ・ミリツェワ、アスティク・オガンネシアン
農民、貴族、ウィリたち:ミハイロフスキー劇場バレエ

指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団
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「ローレンシア」ペレン&ワシリーエフ/ミハイロフスキー劇場バレエ

2016年01月05日 | バレエ・ダンス
なんとなくのあらすじ
<一幕>
第一場
スペインの田舎の村。
のどかに村人達が踊っている。
ローレンシア&フロンドーソは
結婚間近のラブラブカップル。
ローレンシアの友人のパスクアラも
ヴァイオリン弾きのメンゴといいかんじ。
そこに悪役の領主と部下が乱入。
領主は美しいローレンシアに目を付け
部下達も村娘達をどうこうしようとするが
フロンドーソに追い払われる。

第二場
村から少し離れた洗濯場。
娘達が洗濯をしていると領主部下がやってきて
村娘のハシンタが捕まり木陰に連れ去られる。
やがてハシンタはボロボロの姿で現れ
自分の身に起こった不幸を嘆く。

<二幕>
第一場
ハシンタの不幸はなんだったのだろう、
というぐらい、あっけらかんとした
ローレンシア&フロンドーソの結婚式。
フラメンコ隊やカスタネットの踊りが花を添える。
そこへ領主がやってきて、2人を連れ去る。

第二場
心配した村人達は領主の城の前に集まる。
そこへ領主手下がボロボロになったローレンシアを放逐する。
怒りに燃えたローレンシアは村人達を先導し城に乱入。
フロンドーソを助け出す。
領主は財宝を差し出し許しを乞うが
村人達は悪人を討ち取る。


衣装等の舞台美術はジゼル系、
踊りはドン・キ系、ってかんじでした。
40分×2幕ですが、
踊りが多いので短いとは思いませんでした。

それぞれの幕の前半はのどかなな場面ですが
後半は女性には辛い場面があり、
すっきり楽しむ!のはちょい難しかったです。
こういうふうに復刻するということは、
あちらではアクセント付けとしてOKってことなのかな。
「ドナウの娘」なみに素直に納得できない部分がある。

なんといいますか。
「おやめ下さいませ、お代官様」までは
水戸黄門だと思って見ていたのに
そこから仕事人のシビアな展開に変わるようで
気持ちの切り替えが上手くできませんでした。
2幕はさらに「シトワイヤン、ゆこーっ!」に突然流れ込み、
短く描くにはそれしかないんだろうけど
ちょっと謎展開でした。

振付自体はとても良いよ!
村人達の陽気なダンス、
アクロバティックなリフト多用のパ・ド・ドゥ、
踊りの見せ場もいろんな人にある。
音楽もおおむね陽気で楽しい。

ペレンは綺麗に踊っている。
体も良く動いている。
娘2格のもひとつの恋バナ担当はミリツェワ?
配役表的にはミリツェワだよね。
キレキレの回転がぴしぴし決まっている。
彼女ももう若い方じゃないはずなのに、
若手のように鋭い技術担当とは。
感服。

もうひとりの女性ソリストがソボレワだよね。
ジゼルで見たときも幸薄そうな雰囲気だと思ったけど、
今回もでした。
踊り出すと目を惹く華やかさが出てくる。

男性2番手格はモロゾフ。
たくさん踊ってくれて嬉しい。

領主ヴェンシコフ、手下マスレンニコフ&ツァル。
絵に描いたような悪代官系悪役です。
特に悪役のヴェンシコフは美味しい。
とても美味しい。

その他、肉布団を巻いたペトゥホフと
描き込み老けメイクのクズネツォフのコミカルな踊りもあるし。
マラーホフも久しぶりに踊りパートに入ったし。
いろいろ楽しくはある。

フラメンコ男性、背が高い方がカシャネンコで、
髪が黒い方がオマール?
4階からだと確定できない。

ワシリーエフはすごく飛んですごく回っていたけど、
前に見たときよりさらにふた回りぐらい太ましくなっていた。
飛んだり回ったりだけの役に固定されたくないから外に出たんだろうに、
結局彼に求められるのはコレかと思うと複雑だな~。
ヤフニュークやレベデフと並ぶとかなり辛いスタイル。

レベデフはサポートがまだ弱いな。
正統派王子の雰囲気は貴重。
ヤフニュークはソツがない。
もうちょい華やかさが加わればなあ。
しかしどこか足りないからこそ輝くのがマールイダンサーの特徴か。

結局はミリツェワの鮮やかな踊りが一番印象に残った。


マスレンニコフのポジションにロットバルト役を入れれば
トリプルロットバルトで面白いのにな、と思うけど、
それならマスレンニコフにロットバルトを踊らせる方が早いかな。


お城への雪崩れ込み画像、
新感線の中継を思い出しちゃったよ!


【配役等】
ローレンシア(エステヴァンの娘):イリーナ・ペレン
フロンドーソ(フアンの息子):イワン・ワシリーエフ
ドン・フェルナン・ゴメス・ド・グズマン:ミハイル・ヴェンシコフ
(カラトラヴァ騎士団の団長)
パスクアラ(ローレンシアの友人):タチアナ・ミリツェワ
ハシンタ(村の娘):アナスタシア・ソボレワ
メンゴ(ヴァイオリン弾きの農民):デニス・モロゾフ
エステヴァン:アレクセイ・クズネツォフ
(フエンテ・オヴェフナ村の議長)
フアン:ロマン・ペトゥホフ
(フエンテ・オヴェフナ村の議長)
フロレス(騎士団の兵士):パーヴェル・マスレンニコフ
オルトゥノ(騎士団の兵士):ウラジーミル・ツァル
パ・ド・シス:
 イリーナ・ペレン、イワン・ワシリーエフ
 ワレーリア・ザパスニコワ、アスティク・オガンネシアン
 アンドレイ・ヤフニューク、ヴィクトル・レベデフ
カスタネット・ダンス:
 マリアム・ウグレケリーゼ、アレクセイ・マラーホフ
フラメンコ:
 オリガ・セミョーノワ、
 アレクサンドル・オマール、アンドレイ・カシャネンコ


指揮:ヴァレンティン・ボグダーノフ
管弦楽:ミハイロフスキー劇場管弦楽団

第1 幕約40 分 -休憩20 分- 第2 幕約40 分
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47都道府県制覇

2016年01月03日 | 旅行(お散歩・遠征含む)
年末年始の旅行で沖縄に行き
これで47都道府県、全てに行きました。

2005年6月8日現在では36都道府県制覇。
残り11県、と言っています。

36都道府県で印象深い場所は下記のとおり。

http://blog.goo.ne.jp/ytaiyo/e/239039df802ae757cad7a5706b57920c

残り11県の踏破はこんなかんじで。

山形県(2006年12月最上川、山寺)
宮崎県(2007年7月鵜戸神宮、青島神社、西都)
青森県(2007年10月十和田湖、恐山)
愛媛県(2007年11月松山、道後温泉)
富山県(2008年5月雪の大谷、高岡)
高知県(2009年6月土佐清水)
岐阜県(2009年7月岐阜城、郡上八幡)
島根県(2009年9月松江、島根)
鹿児島県(2009年12月市内、霧島)
新潟県(2011年7月新発田)
沖縄県(2016年1月那覇)

11県中7県は小山さんの遠征絡みで行きました。
ありがたいことです。

上にあげた以外の場所にもいろいろ行きました。
日本は広く、まだ行っていない場所はたくさんあります。
これからもどしどし出かけたいと思います。
コメント (2)
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