きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」

2015年06月07日 | 映画
カットニスが正式に反乱軍の象徴になりましたってだけの話で、
たぶんこれを見ずに11月の完結編を見ても話は充分繋がる。
1、2は無料パス期間に見て、
今回もポイントで無料だったから
「ハイハイ」ぐらいだったけど、
金を払っていたら腹が立っただろうな、
と思うぐらい話が進まない。

今回も宣伝合戦がいちばん面白かった。
なんで大統領があんなに権力を持っているのか、
人々が従うのかはさっぱりわからなかった。
ドナルド・サザーランドだからなんとなく納得しちゃっているけどさ。

ジュリアン・ムーアがさすがの貫禄。

エンドロール前に「フィリップに捧ぐ」の言葉あり。
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「チャッピー」

2015年06月07日 | 映画
すごく面白かった!
「ロボットに産まれる自我」という古典SFネタを
現代的に娯楽的に、そしてファンタジックに見事に仕上げた。
大スターをあえて脇に配していたので
話がチャッピーを中心にクリアに回っていた。

ママのピュアさに泣いた。

むかし借りた「ネメシス」のラストも
メカの記憶情報的なものを抜き出し他に移すことになったとき(上手い説明ができないなあ)、
メカが「私は死ぬの?」と聞く場面がすごく印象に残っている。
人、自我がある機械を問わず「生きている」という状態はどういうものなのか。

それは結論を出さなくてはならないことではないし、
答えはひとつである必要もないけど、
様々な角度から切り込んだ作品を見るのは好きだな。
「キャプテン・フューチャー」では
人の意識は電子状のなにかと特定して
自由に剥がしたり入れ替えたりできる星の話があったなあ。

「黒い羊」は異端者の意味ぐらいだったかな。
「アルビノアリゲーター」に出てきた白い鰐の話は、
アルビノは体が弱く目立つため群れ同士の戦いで最初に出され
敵がアルビノに集中攻撃をして隙だらけのところを襲うというエグいものだった。
陽動というより生贄というか、生き餌に近いか。

「創造主」と字幕に出る言葉は「クリエイター」でなく
「メーカー」なんだよね。
英語は不思議。
というのか、無機物に無慈悲なのか。

ロボットの語源は「賦役」で「使役されるもの」とかそんな語感。
日本はアトムが誕生しちゃったから
「ロボット=感情を持った二足歩行」の概念から離れられず、
技術力は高いのにルンバのように、
ただ動く機械の開発は後手後手にまわって
市場を取れないとか、そんな話を読んだような。

「物にも心がある」ことに違和感を感じないのは
日本には付喪神という概念があるからなあ。
これは八百万というより、
物を慈しむから発生したのかな。
分福茶釜はどちらの概念なんだか。

結論。
機械は信用しちゃいけない。
機械に自我は不要だね。
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