きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

後藤晴雄さんが退団

2014年02月10日 | バレエ・ダンス
昨日のロミジュリで見たばかりの後藤さんの退団が
本日発表されました。

 → 後藤晴雄退団のお知らせ(東京バレエ団)

突然のことにビックリです。
最近は主役を踊れる若手ダンサーが
育ってきているとは思っていましたが
まさか今回のロミジュリで退団なんて。
一気に世代交代になるんでしょうか。

上記ページから計算すると現在42歳みたいなので
男性ダンサーが引退してもおかしくない年齢ではあるんですよね。
パリ・オペの定年も42歳だし。
でも、寂しいなあ。

木村さんはいつまで東京バレエ団で踊ってくれるのかなあ。
退団前にユカリューシャとジゼルorオネーギンをお願いしたいです。
(というか、踊るユカリューシャをもう一度見たい・・・)

東バ、次の国内公演はドン・キでしたっけ。
1回は上野&木村が来るのかなあ。
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「ロミオとジュリエット」岸本&後藤/東京バレエ団

2014年02月09日 | バレエ・ダンス
河谷さんの怪我による降板のため
岸本さんが主役デビューです。

岸本さんがすごく頑張っているのはわかるけど、
踊りで役を表現するにはまだまだ。
岸本さんが振付を踊っているな、と見える。
香奈子ちゃんやブシェはジュリエットだったけど
岸本さんは岸本さん。

1、2幕は堅さもあったけど
だんだんほぐれていったようで
踊りは後半に向けて良くなっていった。

ただやっぱり「演技」の経験値が圧倒的に足りないので
1階S席で見れば納得の表現かもしれないけれど
2階L席では届かなくて、
ラストの、ロミオが死んでいる→自殺までが
簡単すぎで、また、演技も小さかった。
もっと大きく動いて欲しいな。
金が無いのが悪いと言われそうだけど
実際には5階席までチケットを売っていて
そこに座るお客さんもいるのだから
そこまで届くように動いて欲しいな。
可愛かったけどね。

晴雄くんもやっぱり晴雄くんで、
恋に浮かれた演技はとても良いんだけど
踊りの詰めの甘さとリフトの不安定さが目に入った。
即席ペアだから仕方がないかね。
晴雄くんはジュリエットの唇にキスをするより、
ジュリエットの髪に自分の顔をすりすりするとか、
そういう表現の方が自然で絵になるな。
恋する気持ちがわき上がりすぎて
身体の外に出ちゃっているのがわかる。
情熱的だね。

沖&柄本のリフトは「ぎこちなさが残る」だけど
、岸本&後藤のリフトはデンジャラス。
不安定さにドキドキしっぱなし。
それを考慮しても、東バファンとしては、
ハンブルク組を2回にするのはなく、
アンダーの岸本さんを主役デビューさせてくれたことを
嬉しく思います。
ギャラとかいろんな大人の事情があったにせよ
若手にチャンスをくれたことに
ノイマイヤー氏をはじめ、スタッフ陣に大感謝。

松野くんは、ノイマイヤーの振付を
踊り慣れていないのがわかるけど、芝居は良い。
後藤&木村&松野の並びは、
年齢格差はあるけど
主演経験有りのダンサーの「格」は揃っている、と思わせる。
学年が上のみっきいベンより
若いまこっちゃんベンの方が
ちえロミオに釣り合っていたのを思い出した。
3人の音の取り方がマイルール過ぎるけど
それが彼らが「自由に生きている」ことに
説得力を与えていたような気がする。

和田さんティボルとのビジュアルは良い。
予想以上に髭も衣装も似合っていた。
やさぐれた雰囲気も良い。
ちょっと小物感があるけど、
彼なりのティボでいいと思うわ。
ただ、こうして比べると森川くんには
メインキャストの華があるんだな。

杉山さんの神父も良い演技。
ロミオのことを思いすぎだね。
岸本くんはもっと楽観的なかんじがあったけど
杉山さんはちょっと厳格なところがあったかな。

今日は前2回より舞台に近い席だったので
皆さんの表情もしっかり見ました。
木村さんの表情豊かな演技が楽しかった。
脚を痛めていたそうですが
見ている限りはそれは感じませんでした。
誰よりも美しく踊っていましたよね。

4回公演のうち、3回しか行けなかった。
近い時期の再演を期待しています。


【配役】
モンタギュー家
 モンタギュー夫人:山岸ゆかり
 モンタギュー公:森田雅順
 その息子、ロミオ:後藤晴雄
 ベンヴォーリオ、ロミオのいとこ:松野乃知
 バルサザール、ロミオの小姓:田中夏輝※

 [モンタギュー家の使用人]
 アブラハム:氷室友
 アンジェロ:安田峻介
 マルコ:岩村暁斗

 [モンタギュー家のメイド]
 シルヴィア:金子仁美
 フランチスカ:中川美雪
 マルガレータ:片岡千尋
 ポーリーナ:上田実歩
 リヴィア:浦由美子
 マリア:市村紗也華
 モンタギュー家の護衛:竹本悠一郎、山田眞央

キャピュレット家
 キャピュレット夫人:奈良春夏
 キャピュレット公:高岸直樹
 その娘、ジュリエット:岸本夏未


 [ジュリエットのいとこ]
 ロザリンデ:川島麻実子
 ヘレナ:吉川留衣
 エミーリア:二瓶加奈子

 ジュリエットの乳母:坂井直子
 その召使い、ピーター:佐藤文哉※
 ティボルト、ジュリエットのいとこ:和田康佑

 [キャピュレット家の使用人]
 サンプソン:吉田蓮
 グレゴリー:中村祐司
 ポットパン:上瀧達也

 [キャピュレット家のメイド]
 ルチェッタ:加茂雅子
 グラティアーナ:宮下加瑞
 カミーラ:古閑彩都貴
 ウルスラ:伝田陽美
 ネル:加藤くるみ
 スーザン:平松華子

 キャピュレット家の護衛:原田祥博、宮崎大樹、石田悠馬、入戸野伊織
 ロザリンデの召使い:升本有姫、中島理子、石川希

 キャピュレット家の舞踏会の客:
 乾友子-岡崎隼也-村上美香
 政本絵美-安田峻介-小川ふみ
 矢島まい-永田雄大-河合眞里
 伝田陽美-和田康佑-崔美実
 上田実歩-宮崎大樹-加藤くるみ
 浦由美子-吉田蓮-青山萌美
 安西くるみ-入戸野伊織-福田真理子
 大森晶絵-原田祥博-小島千代

 ジュリエットのいとこの護衛:上瀧達也、竹本悠一郎、山田眞央

エスカラス、ヴェローナ大公:飯田宗孝
マキューシオ、ロミオの友人:木村和夫
パリス伯爵:梅澤紘貴
僧ローレンス:杉山優一

イモーガン、娼婦:矢島まい
ヴィオレンタ、娼婦:高木綾

旅芸人の一座
イザベラ:河合眞里
ヴァレンティン:永田雄大
セバスティアン、その息子、曲芸師:竹下虎志
ルチアーナ:渡辺理恵
ラヴィニア:三雲友里加
アントーニオ:岡崎隼也

ほか、兵士、守衛、修道士、商人、花娘、元老議員、ヴェローナの市民など:
東京バレエ団、東京バレエ学校(Sクラス・少年科)の生徒※

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
振付指導:ジョン・ノイマイヤー、ケヴィン・ヘイゲン、エドゥアルド・ベルティーニ、大石裕香

◆上演時間◆
【第1幕】 14:00-15:05
休憩 20分
【第2幕】 15:25-15:55
休憩 20分
【第3幕】 16:15-17:00
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「オテサーネク 妄想の子供」

2014年02月09日 | 映画
子供に恵まれない悩むホラーク夫妻。
数度の流産でノイローゼ気味になった妻に対し
夫は木の根を赤ん坊に模し妻に渡す。
妻はいつしか本当の自分の赤ん坊だと思い込みはじめ
妊娠した振りをし、8ヶ月後に出産したと周囲に言う。
別荘に隔離していた妻に週末会いに行った夫は
オティークと名付けた木の根に命が宿ったのを見る。
しかし木の根は貪欲な食欲を持つ化け物だった。
夫妻が与える食事だけでは満足せず
猫を、ついには人間をも食べ始めるのだった。

大雪により帰宅難民になってしまったので
新文芸座のオールナイトに行ってきました。
新文芸座は清潔で女性にも安全な映画館です。
いつもオールナイトをやっているわけでもないし
オールナイトに空席があるとは限らないけど
今回はラッキーなことに座れました。
暖かい映画館、最高!
特集内容は全くわからず、
監督の名前と序盤の映像から前衛チックかな
それならぐっすり眠れるぜ!と思っていたのに
だんだん怪奇ホラー系になっていったので
ついつい見ちゃいましたよ!

途中までは夫妻の嘘が「いつ」「どうやって」ばれるのかが
主な話なのかなあ、と思っていたので
だんだん違う方向になっていってびっくり。
どこに話が落ちるかわからなくてドキドキしちゃいましたよ。

監督さんはアニメーション作家でもあるらしく
オティークの動きがいかにも東欧の人形アニメでしたね。
絵本の方のアニメーションも独特な色彩で面白かった。

チェコには実際「オテサーネク」という
食人木の話があるそうです。

動物を食べる、というところ、
肉だけ食べるところに驚いた。
そのこと自体では無く
「食べた」という表現が
「少々肉が付いた骨だけ転がる」というところに。
向こうの人は「食べる」は骨までではないのね。

この監督さんは「食事をする場面が多いけど、
すごく不味そうな食事で見ていて気分が悪くなる」のが特徴らしく
確かに煮込み料理はゲロもどきなビジュアルでした。
人間がそういうものを食べているのに
化け物はフレッシュな肉を食べるのね。

夫妻の周囲の人間がどんどん食べられることについて
妻が正当化しようとする。
「いなくなっても誰も気にしない人たちよ。
 食べられて当然な人たちよ。」
彼らのアパートの管理人は嘆く。
「子供を産まれたのにその姿が見えないことを誰も気にしない。
 自分の持ち物が消えても誰も気にしない。」
そんなあたりにも寓意が隠されていそうだけど
疲れて眠い頭では深く考えられなかった。

少女の視点で話が進むところもあるけれど
この子のビジュアルがまた「純真無垢」とは
ものすごくかけ離れていて。

なんとも不思議な映画でした。

オールナイトはこれ以外も上映されましたが
感想が書けるぐらい見ていたのはこれだけでした。
(短編はぐっすり寝ちゃいました。ごめんなさい)
普段は見ないジャンルなので貴重な体験でした。
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「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」(1週目)

2014年02月08日 | タイバニ
待ちに待った劇場版第2弾の初日が
ようやく来ました。
関東は45年振りの大雪でした。

お話はテレビシリーズの後。
ニ部リーグで活躍するワイルドタイガー&バーナビ-。
なんとなく気持ちの行き違いがある2人。
そこへ新しくアポロンメディアのトップになったシュナイダーが
大きな決断を下す。
バーナビーを一部リーグに戻し、
新しいパートナー・ライアンと組ますというのだ。
二部に残った虎徹は・・・

その頃、シュテルンビルトでは
「女神伝説」を模した事件が発生する。


まあ、詳しくは見ていただくことにして。
ストーリー的にはグングンと進んでいくのに
ネタばらしは2時間サスペンスの如く
唐突に語りが始まってみんながそれに聞き入るパターン。
少々がっくりした。
伏線はほぼ皆無で、アニメ慣れした大人なら
「これが雑魚で終わるはずがない」と判別できるにしても
もうちょっと話を作り込んで欲しかったな。

ただ、「アニメーション」というとおり
動きはメチャクチャ良い。
それも「動きのための動き」「絵のための絵」ではなく
ストーリーの展開に沿った絵で、
話にすんなり入っていける。
スパイダーマンのように街を飛ぶワイルドタイガーには
とてもワクワクした。

女子チームの結束も見事だった。
ネイサンのトラウマ克服も見応えあり。
あの悩みが吹っ切れたから今のネイサンでは?
という疑問を持つ人もいるようだけど、
大人の感情にはいろいろあるからね。
普段忘れていた、消化できたと思っていた気持ちが
突然ぶり返すこともあるよね。

ただ、てっきり、私は
眠り姫は虎のキスで目覚めるんだとばかり・・・。

前売券第2弾の絵柄から
ワイルドタイガーとルナティックの共闘があるかと思ったら
普通に敵対していました。
うん、でも、この方が良いよね。
ルナティックは短い時間ながらも信念が伝わってきた。
けど、最後は優しさなのかな。

新キャラのライアンちゃんはとても良い子でした。
もっと深く話に絡んでくるかと思っていたけど
わりとあっさりなゲストキャラ扱い。
これで現在のグッズ展開になるとはなあ。
でもファンは増えたと思うよ。
バニーちゃんとのやりとりに既視感。
バニーちゃんは自分が思うようには呼んでもらえないのね。

「ライアン=キューピッド」は
映画を見た全員が思うところだと思いますが、
最初の舞台挨拶時に、演じた中村さんにより
公式認定されました!
ライアンちゃんの金の翼はキューピッドの翼だったのですね。
イグアナ好きも好印象。

それにしても!
おじさんとバニーちゃんってば!
どうして、お互いの気持ちがわからないのよー!
こんなに見え透いた嘘なのに!
こんなすれ違いは何回目よ!!
相変わらず意地を張っちゃってさ!!
いい加減に学習しなよ!
「楓がさー」的な切り出しは言い訳じゃないか!
なんでバニーちゃん、気がつかないのよーーーーっっ!

と、嘆く部分も多々ありますが
最後は交際宣言で終了でした。

映画終了時に「第二期の決定!」が流れると思ったけど
ありませんでした。
早く来て~っ!!

9時20分の回は舞台挨拶のライブビューイング付き。
寿さん「私のハートはちょっぴりコールド。日本の天気は完全コールド!」
楠さん「ワイルドに食べるぜ」←すきやキャンペーンに絡めて
遊佐さん「公務員ユーリ・ペトロフ役」などなど。
岡本くんは伊瀬さんに靴下を借りたって。


その後、食事などした後に池袋の15時10分の回に行きました。
上映前に舞台挨拶があり、
登壇は森田さん、中村さん、田村Pで、司会は星野さん。

初日を迎えて。
森田さん:嬉しい。TVシリーズ序盤の評判は散々だったのに劇場版が2部作が作られるなんて!
中村さん:やっと公開か。(収録は昨夏)
田村さん:作っているときは苦しいことだらけだけど、公開してキャンペーン等でお客様とコミュニケーションが取れるのが楽しい。

映画の見所等を。
森田さん:情報規制が厳しく事前情報が出せなかったので星サンがやりづらかった。
女神伝説の映像を見てリスナーが映画の内容を予測してくれたけど(連作になったけど)ひとつも当たっていません。
正解はこれからこの大きいスクリーンで。
中村さん:情報規制のため取材を受けても話せることが少なく制作側に軽い怒りを感じた。(×月×日まで言ってはいけないリストが声優陣に配られたそうです)上映前のミニ映像の収録は最近で本編収録時とちょっと声が違った。ライアンは記憶よりチャラかった。

二人とも情報規制の話を広げ、
盛り上がった取材もカットの連続だったけど、
ネット時代の今日、
事前情報ほぼ皆無で映画を見るのは珍しいこと。
そういう戦略もあるんだな、と。
ブルーローズの尻は日本100名山に入れてもいい。
中村さんが先ほど新宿でプロデューサーに聞いたところ、
あれはお金をかけたんだよ、とのこと。
背景の作り込み部分なども含めて。
そういう部分に予算を使えるのも映画ならでは。
田村さんによると、カットは1815、作画枚数は6万枚、
CGは1000枚だそうです。
(メモしてないので記憶違いがあったらごめんなさい)

関係各位には大変申し訳ないのですが
雪で交通機関の遅延等が心配だったので
本編は見ず、さいたまへ移動しました。
(雪でなければ本編を見ても間に合う時間だったんですけどね)

さいたま18時10分の回は
平田さん、遊佐さん、米タニ監督の登壇に
司会は映画パーソナリティの「コトブキツカサ」氏。
(宙組組長と同じ名前の男性でした)
雪で私自身の疲労感が半端ない上に、
登壇者の移動が遅れたことによる上映開始時間も延び
そのため挨拶はしっかり覚えていません。
ゆるゆるトークでした。
森田組の方が映画の話を広げていました。
平田さんが可愛かった!
朝とは違うシャツだった。
遊佐さんは、(ユーリは)薄給と言ってたかな。
監督はルナティックのマントがいつの間にか消えた的なことを。
登壇者の登場・退場時にはハイタッチも有り
(ちょっと平田さんに触ったよ!)
コールアンドレスポンスは
「The」「Rising」の練習として
「ワイルドに」「吠えるぜ!」もありました。

疲れ果てていたけど
2回目なのに見ていても眠くならないぐらい
やっぱり面白い本編でした。

この後は雪で交通機関が停まり、
池袋の映画館で夜を過ごすことになりました・・・。
でも楽しかったから幸せ!

1週目の特典はローズちゃん、ライアンの2種を無事ゲット。



ついでに。
9時20分の回が新宿ピカデリーでしたので。
入口の看板。




新宿から池袋まで移動する間に
ちょっと時間がありましたので
バルト9にも寄りました。

外看板


ダブルチェイサー








カフェのテーブルがタイバニ






看板も


カフェでもらったハンカチは臨時コンビでした
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「ロミオとジュリエット」ブシェ&ボアディン/東京バレエ団

2014年02月07日 | バレエ・ダンス
本日の主役は本場のハンブルク組。
踊り慣れているので動きが実に流麗で淀みない。
昨日は初々しいカップルで
1幕はまだまだ2人は子供だったけど
今日は最初から甘い恋の物語だった。
恋の高揚感が伝わってくる。
1、2幕は恋の幸福で、3幕は愛の痛み、
というかんじかな。
痛みを知ることが愛、みたいな。

2人の細かい感情が良く伝わってきた。

2人とも、それぞれに良いお相手がいるんだよね。
パリスは家柄も良く、性格も良さそう。
この版におけるロザリンデも、
演じていたのが渡辺だからか、
高慢さのかけらも無く、美しく気品があり、
優しそうな淑女だった。
ロミオの気持ちも、真実の愛を捧げてくれる人、と
嬉しく思っていそうに見えた。
決して浮ついてはいないけど。
他の版で見るようなティボルトの愛人ではなさそう。
なのに、2人ともそちらにはいかない。
ドジっ子萌えロミオに
ダメンズ好きジュリエットなのかも。
割れ鍋に綴じ蓋か。

ボアディンは違和感なく三馬鹿だった。
東バに溶け込んでいた。
マキューシオ、ベンヴォーリオとのバランスが良い。
1幕のブシェはとっても可愛かった。
ただ、昨日を見てからだと
後半の「女」の部分がちょっと生々しかったかも。

杉山くんは今日の方がのびのび踊っている。
森川ティボルトは男前度が3割増し。
かっちょええっ!
女が自分になびいて当然だ!って雰囲気が良いですわよ。
ちょっと勘違いな男。
飲んだくれの乱暴者でも、
なんとなく周囲には愛されている。

木村さんは今日も張り切って踊っていました。
死にっぷりも見事。

決闘の場面で、ティボルトが剣を突き出して神父がかばうところ、
聖職者なのに片方に肩入れするのはズルだなーと思います。
ロミオの友人だけどさ。

梅澤くんはゲスト相手でもリフトは安定。
舞踏会の受け渡しリフトは
ジュリエットの脚が地に着かない。
父から婿に渡される財産を表しているのかな。
または、女性は男の支配下にある、とか?

奈良さんの嘆きは今日も激しかったです。

そういえば神父様、
昨日はおマヌケなんて言ってごめん。
あなたは頑張ったよ。
ただ、乳母が早過ぎたんだな。
誰が彼女にあれほどの行動力とスピードがあると思っただろうか。
誰にも予測不能だよね。

パリスも旅一座も冒頭の広場にいたんだね。

改めて見ると、ロミオもジュリエットもけっこう踊ってた。
マキューシオが一番踊ってた、は言い過ぎでした。
でも運動量はけっこうあるよね。

目が慣れて全体が見えたせいか
今日の方がWSS的な部分を感じたな。
舞踏会の影とかセットが捌けてのSomewhereとか。


【配役】
モンタギュー家
 モンタギュー夫人:山岸ゆかり
 モンタギュー公:森田雅順
 その息子、ロミオ:ティアゴ・ボアディン
 ベンヴォーリオ、ロミオのいとこ:杉山優一
 バルサザール、ロミオの小姓:田中夏輝※

 [モンタギュー家の使用人]
 アブラハム:氷室友
 アンジェロ:安田峻介
 マルコ:岩村暁斗

 [モンタギュー家のメイド]
 シルヴィア:金子仁美
 フランチスカ:中川美雪
 マルガレータ:片岡千尋
 ポーリーナ:上田実歩
 リヴィア:浦由美子
 マリア:市村紗也華
 モンタギュー家の護衛:竹本悠一郎、山田眞央

キャピュレット家
 キャピュレット夫人:奈良春夏
 キャピュレット公:高岸直樹
 その娘、ジュリエット:エレーヌ・ブシェ


 [ジュリエットのいとこ]
 ロザリンデ:渡辺理恵
 ヘレナ:村上美香
 エミーリア:二瓶加奈子

 ジュリエットの乳母:坂井直子
 その召使い、ピーター:佐藤文哉※
 ティボルト、ジュリエットのいとこ:森川茉央

 [キャピュレット家の使用人]
 サンプソン:吉田蓮
 グレゴリー:中村祐司
 ポットパン:上瀧達也

 [キャピュレット家のメイド]
 ルチェッタ:加茂雅子
 グラティアーナ:宮下加瑞
 カミーラ:古閑彩都貴
 ウルスラ:伝田陽美
 ネル:加藤くるみ
 スーザン:三雲友里加

 キャピュレット家の護衛:和田康佑、宮崎大樹、原田祥博、入戸野伊織
 ロザリンデの召使い:升本有姫、中島理子、平松華子

 キャピュレット家の舞踏会の客:
 乾友子-岡崎隼也-三雲友里加
 政本絵美-安田峻介-小川ふみ
 矢島まい-永田雄大-河合眞里
 伝田陽美-和田康佑-崔美実
 上田実歩-宮崎大樹-加藤くるみ
 浦由美子-吉田蓮-青山萌美
 安西くるみ-入戸野伊織-福田真理子
 大森晶絵-原田祥博-小島千代

 ジュリエットのいとこの護衛:上瀧達也、竹本悠一郎、山田眞央

エスカラス、ヴェローナ大公:飯田宗孝
マキューシオ、ロミオの友人:木村和夫
パリス伯爵:梅澤紘貴
僧ローレンス:岸本秀雄

イモーガン、娼婦:矢島まい
ヴィオレンタ、娼婦:高木綾

旅芸人の一座
イザベラ:河合眞里
ヴァレンティン:永田雄大
セバスティアン、その息子、曲芸師:神崎開※
ルチアーナ:川島麻実子
ラヴィニア:吉川留衣
アントーニオ:岡崎隼也

ほか、兵士、守衛、修道士、商人、花娘、元老議員、ヴェローナの市民など:
東京バレエ団、東京バレエ学校(Sクラス・少年科)の生徒※

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
振付指導:ジョン・ノイマイヤー、ケヴィン・ヘイゲン、エドゥアルド・ベルティーニ、大石裕香

◆上演時間◆
【第1幕】 18:30-19:35
休憩 20分
【第2幕】 19:55-20:25
休憩 20分
【第3幕】 20:45-21:30
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「ロミオとジュリエット」沖&柄本/東京バレエ団

2014年02月06日 | バレエ・ダンス
公演期間も配役の変更もありましたが、
無事に幕が開きました。

初演初日はゲストでは無く、
若手で迎えることができました。

それぞれ初役ではありますが
すでに主演経験があるため
踊りはとても落ち着いて、丁寧で
すごく自然体でした。
ノイマイヤー独特の動きも綺麗でした。

香菜子ちゃんは頭が小さく手足が長く
とてもスタイルが良いですね。
身体のコントロールも上手く
手先足先まですっきり伸びていました。
若さ、生命力が溢れていて、
実にのびのびと生き生きと踊っていました。
登場時は男女に分かれる前の「子供」。
やんちゃ、どころではない、
木登りとかしていそうな元気いっぱいな子供。
母親に「もっと女の子らしくしなさい」と言われても聞き流す。
でも、貴婦人への憧れはほんのり持っている。
パリスと初めて会ったときも、
大人に扱われて嬉しいぐらい。
それがロミオと出会い、恋をして
「女の子」になる。
大人、ではなく、まだまだ子供の範囲なんだけど
でも「女性」の部分が加わる。
後半のパリスを拒否するのは
少女らしい潔癖さだと思います。
その成長の過程がよく見えました。

弾くんも感情豊かな若者でした。
ロザリンデからジュリエットに気持ちが切り替わったあたりが
もうちょっと明確だといいかな。
恋に恋して、それがいつの間にか本当の恋になったのかな。
ジュリエット好き好きになってからは一直線でした。
浮かれっぷりが可愛かった。

2人とも難しいリフトを上手く決めていました。

1、2幕は群衆がいたし、急上昇の恋に、決闘の場面と
2人を取り巻く状況がドラマティックで盛り上がりましたが
3幕は2人で話を回して行くので、
若い2人にはちょっと重荷だったかな。
元々ノイマイヤー版自体がドラマティックではないので、
なんとなくオチが弱く感じられました。
ロミオが毒薬で死なないから
「唇に毒が!」も無く、
あっさり自分の腹にナイフを立てるジュリエット。
この辺が好きなので、もっと「たっぷり!」と思うんだけど
きっとノイマイヤーはこれぐらいのスピードで
良いと思っているんだろうね。

2人の踊り自体は合っていると思います。
香菜子ちゃんに比べると、
弾くんは身長はあるけど
全体的に子供体型かなあ。
芝居は上手く絡んでいるので
これから上演を重ねて深めて行ってくれればと思います。

木村さんのマキューシオは踊りまくり。
一番運動量が多いのでは?
お調子者で女好きでやりたい放題のくせに
踊りは一番綺麗でした。(欲目モード)
キャリアもあるし、ノイマイヤー慣れもしているにしても
細かいステップのキレも良く、
やっぱり他のダンサーとは違う輝きがありますね。(欲目モード)
これを4回シングルって大変そう。
マントのみとはいえ衣装替えもたくさんあるし
死ぬ場面とか見せ場も多いし、
ファンとしてはとても嬉しいです。

森川くんのティボルトは髭付き。
ちょっと中村獅童みたい。
睨むと凄みがあるので雑魚は逃げるのに説得力有り。
意外と踊らない。
けど、ビジュアルばっちり、芝居も上手い。
飲んだくれで女好きで、
ジュリエットに対しては「兄」だね。
俺が守らなきゃ、みたいな。
マキューシオに対しては「殺すつもりじゃなかった」系。
そこまでするつもりではなかったのに、
という後悔でいっぱいなのが可哀想だった。

梅澤くんのパリスは育ちの良い善人。
ジュリエットの子供っぽさも暖かく見守っている。
後半で拒否られても「従兄が死んだばかりだし」と
一歩引いて認めてあげているかんじで怒らない。
いい人なのになー。
ジュリエット、こっちにしておけよー。

杉山くんのベンヴォーリオは
ロミオの弟分としてはバランスが良いけど
群衆に溶け込みすぎ。
せっかくの役付なんだから頭一つ抜けて欲しい。
それはベンヴォーリオの役割を
ローレンスが担っちゃったのもあるのかも。
この版ではローレンスは若い僧でロミオの親友。
ロミオは他の2人より、ローレンスと一番仲よさそうに見えた。
ノイマイヤーは若いダンサーに役を振りたかったんだろうけど
ちょっとバランスが悪いように思います。
この若さで薬草マニアってどうなのか、と。
しかし若くて経験値が無いから失敗も多いということなのかね。
ロミオに伝えに行くのもローレンス。
間に合わない描写は、理論的だけど
オマヌケ感100倍になるのが辛いね。

高岸さんのキャピュレット公も
奈良さんのキャピュレット夫人(白塗り)も迫力がありました。
モンタギュー公は森田さん!
すごく久し振り!嬉しい!
大公の飯田さんはモジャ髭有りだけど帽子着用。
後ろに控える街の重鎮も渋いおじさま達で
すごく絵になっていました。

娼婦達とか街の人たちも
細かい芝居をたくさんしていました。
目が6つぐらい欲しかったです。


デンマーク・ロイヤルで見た時は
イマイチと思ったけど、
今日はとてもワクワクドキドキ!
ただ、短い2幕に比べて、
3幕が長いから
最後まで緊張感が持続するのが難しいかな。
(いま確認したら1幕の方が長いんだね。
 感覚的には3幕は2幕の倍ぐらいの時間に思えました)

バレエ学校の生徒さんも多数出演。
旅芝居にいた子が上手かった。


初日なのでカーテンコールにはノイマイヤー氏登場。
花束贈呈は私服に着替えた飯田芸術監督から。
高岸さんが舞台にいるので
客席からのブラボーの声は控えめ。


舞台セットも衣装も素敵だった。
バヤ、オネーギン、そして今回のロミジュリのように、
全幕物の新作は、衣装&舞台セットを
いちから作って保管するより借りる方が安いのかな。
それはドナウの教訓なのかなあ。
あれらは今どうなっているんだろう。
衣装なんかはリメイクして白鳥に使えばいいのに。
(バレエではそういのは無理なの?)
「うちでしかできないもの」を作りたかったのはわかるけど
ドナウは大失敗だったよなあ。
ラコットさんに言いくるめられたのかなあ。
バーターのファラオもパキータもつまらなくて辛かった。
あの時期にバヤやロミジュリをやってくれれば。
(中堅ダンサーもたくさんいたのに)
ただ、若手で初演初日を迎えられたのは嬉しいけどね。
ノイマイヤー作品のバーターはそれほど辛くないし。


私は土曜日は行かないけれど
それでも木村さんのマキューシオが3回見られるのは嬉しい。
後藤さんにこの難しいリフトができるのかな。
オネーギンでドキッとしたことがあるので
ちょっと不安。


【配役】
モンタギュー家
 モンタギュー夫人:山岸ゆかり
 モンタギュー公:森田雅順
 その息子、ロミオ:柄本弾
 ベンヴォーリオ、ロミオのいとこ:杉山優一
 バルサザール、ロミオの小姓:田中夏輝※

 [モンタギュー家の使用人]
 アブラハム:氷室友
 アンジェロ:安田峻介
 マルコ:岩村暁斗

 [モンタギュー家のメイド]
 シルヴィア:金子仁美
 フランチスカ:中川美雪
 マルガレータ:片岡千尋
 ポーリーナ:上田実歩
 リヴィア:浦由美子
 マリア:市村紗也華
 モンタギュー家の護衛:竹本悠一郎、山田眞央

エスカラス、ヴェローナ大公:飯田宗孝
マキューシオ、ロミオの友人:木村和夫
パリス伯爵:梅澤紘貴
僧ローレンス:岸本秀雄

イモーガン、娼婦:矢島まい
ヴィオレンタ、娼婦:高木綾

旅芸人の一座
イザベラ:河合眞里
ヴァレンティン:永田雄大
セバスティアン、その息子、曲芸師:神崎開※
ルチアーナ:川島麻実子
ラヴィニア:吉川留衣
アントーニオ:岡崎隼也

キャピュレット家
 キャピュレット夫人:奈良春夏
 キャピュレット公:高岸直樹
 その娘、ジュリエット:沖香菜子

 [ジュリエットのいとこ]
 ロザリンデ:渡辺理恵
 ヘレナ:村上美香
 エミーリア:二瓶加奈子

 ジュリエットの乳母:坂井直子
 その召使い、ピーター:佐藤文哉※
 ティボルト、ジュリエットのいとこ:森川茉央

 [キャピュレット家の使用人]
 サンプソン:吉田蓮
 グレゴリー:中村祐司
 ポットパン:上瀧達也

 [キャピュレット家のメイド]
 ルチェッタ:加茂雅子
 グラティアーナ:宮下加瑞
 カミーラ:古閑彩都貴
 ウルスラ:伝田陽美
 ネル:加藤くるみ
 スーザン:三雲友里加

 キャピュレット家の護衛:和田康佑、宮崎大樹、原田祥博、入戸野伊織
 ロザリンデの召使い:升本有姫、中島理子、平松華子

 キャピュレット家の舞踏会の客:
 乾友子-岡崎隼也-三雲友里加
 政本絵美-安田峻介-小川ふみ
 矢島まい-永田雄大-河合眞里
 伝田陽美-和田康佑-崔美実
 上田実歩-宮崎大樹-加藤くるみ
 浦由美子-吉田蓮-青山萌美
 安西くるみ-入戸野伊織-福田真理子
 大森晶絵-原田祥博-小島千代

 ジュリエットのいとこの護衛:上瀧達也、竹本悠一郎、山田眞央

ほか、兵士、守衛、修道士、商人、花娘、元老議員、ヴェローナの市民など:
東京バレエ団、東京バレエ学校(Sクラス・少年科)の生徒※

指揮:ベンジャミン・ポープ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
振付指導:ジョン・ノイマイヤー、ケヴィン・ヘイゲン、エドゥアルド・ベルティーニ、大石裕香

◆上演時間◆
【第1幕】 18:30-19:35
休憩 20分
【第2幕】 19:55-20:25
休憩 20分
【第3幕】 20:45-21:30
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「Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!」(2回目)

2014年02月04日 | 宝塚(雪組)
すごく楽しかった!
今回はA席だったので、競技会の寄り映像もかなり見えた。

トップコンビにも1&2番手コンビにも恋愛要素が薄いのは
宝塚としてどうなのかとは思うけど、
ほのぼのハッピーエンドはいいよね。
今の自分から「一歩踏み出す勇気」を貰えた。
特に現状に不満があるというわけじゃないんだけどね。
自分から望めばなにか変えられるかも、
と思うだけでも幸せだよね。

芝居を見ていると踊ってみたくなるね。
とりあえずマンボから。
という気にさせるんだから、
上手く作っているよね。

えりたんはやっぱり平凡なサラリーマンにしては
イケメン過ぎるけど、
繰り返す日常を送っている様子はよく出ていた。
エラに対する気持ちも、女性として見ている部分をほんのり滲ませながらも
自分を変える同志的・先輩的な部分が強いので
不倫要素が皆無になっているのが面白いね。
ちぎちゃんの頑なな美女ぶりは合っているし
あゆっちも可愛らしい。
現在の雪組には合った演目だったね。

ともみんは今日も爆裂でした。
まっつのスターダンサーは
よくよく考えると出番が少ないなあ。
アルバイトはしてないよね?
だからといってともみんと逆は無いよね。うん。

ダンス教室での小芝居もどんどん膨らんでいるかな。
エラに個人レッスンを受けているおじさんとかとか。


ショーは中詰めの連続とわかって見ると
ハイテンション持続で楽しい。
定番ソングも嬉しいよね。
「おめでとう 宝塚」と自ら言うのがヅカなのだ。


本日夜は100周年記念のノベルティグッズ配布回。
A5サイズのクリアファイルをもらいました。

ショーの画像の方ね。

入り口にはお雛様。

前回は門松だったのに。
こうして1年があっという間に過ぎていくのねえ。
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SOUND THEATRE「A BASE METAL」(2回目)

2014年02月02日 | 紫吹淳(リカちゃん)
リカちゃんの衣装、
ズボンと思っていたらブーツなのかしら。
チャックが見える。
太腿まである黒ブーツだから大海賊のときのかな。
「薔薇の封印」の時のはバラして記念品にしたんだよね。

加納さんが「普通の人」の役のはずないよなー。
明智抄「パンドラ」第一話のオチじゃないんだから。

沢城さんのアントワネットがいいわ。
華やかで、嫌みのない驕慢で、
王族の自然体の上から目線と、頭の悪さが
実に良く表現されている。
声だけで人格・性格を作れるんだなあ。

リカちゃんの水飲み、
昨日は後ろを向いてこっそりだったのに、
今日は前を向いたまま片手飲み。
どんどん役に入って来てます。
うっふん。
蜂蜜?水飴?も口にしているみたい。

本編終了後には恒例の演奏有り。

諏訪部さんが360度写るカメラで記念写真を撮っていました。

加納さんのアクセサリーは自前だそうで、
初日はなにも付けてなかったそうです。


声優さんは普段のアフレコでも
マイクの前に立っていない時は役から離れるのかな?


「首飾りのダイヤは何処に?」の答え、
サンジェルマンがダイヤから鉄を精製して
民衆が使う大砲になったのかな、と初回は思いました。
そしたらオチないよね。


んで、やっぱり、「バスティーユに白旗がー!」が
脳内再生されちゃいました。

ナポレオンって国王夫妻投獄時はまだ一般兵士のような気が。
(それを言うならジョゼフ逝去はバスティーユ陥落一ヶ月前だけどね)
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「慕情」(新・午前十時の映画祭)

2014年02月02日 | 映画
第二次大戦終了後、
中国本土は国民軍と共産党軍が戦っており、
香港は英国領であった。

英国と中国の混血の研修医ハン・スーインは
国民軍の将校だった夫を亡くし、未亡人。
あるとき、パーティでアメリカ人記者マーク・エリオットと知り合う。
惹かれ合う2人。
だがマークには妻がいた。


切ない半分、不倫よくない半分かな。
両方の気持ちはわかるけど、
もうちょっと状況を整理してからのめり込んで、
と思うときもあるし、
それでも止められない思いはあるだろうし。

舞台がイギリス領でなく、
女が混血でなければ、
男は手を出したのだろうか。
・・・、彼なら出すか。
パリで、金髪の女相手でも同じことをするか。

エキゾチックな場所で
エキゾチックな2流国の女を愛人に、
とならず、
普遍的なメロドラマになるのは
男に魅力があるからなんだろうな。

2つの祖国を持つ女性。
現在暮らす香港も2つの面を持ち、
中国本土も2つに分かれている世界。
そんな中でしっかり立ち続けるには
支えが必要なんだろうな。


マークが取材行った戦争を
違う面から描いたのが「M★A★S★H マッシュ」なんだよな。
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SOUND THEATRE「A BASE METAL」(1回目)

2014年02月01日 | 紫吹淳(リカちゃん)
フランス革命の頃。
シャルル・ド・モンモランシー子爵は
「首飾り事件」について、審問を受けていた。
彼は事件に関連する自分物達について語り出す。
錬金術師、あるいは詐欺師・山師の
カリオストロ伯爵、カサノヴァ、そしてサンジェルマン伯爵。

フランス革命の火種の一つとなった首飾り。
果たして、何処にあるのか?


今まで見たサウンドシアターの中で
一番音のバランスがよく、
全員の台詞が楽器の音に負けず
はっきりくっきり聞こえて、ありがたい。

首飾り事件とサンジェルマンの錬金術がフランス革命に繋がる話だった。
予測してなかったので、バスティーユが砲撃されている場面で
「今頃『見えてないのかアンドレ』の辺りかしら」とか
ついうっかり思っちゃうんだ。
仕方ないわよねー。

今回は、伏線を拾いきろうと神経をピリピリさせなくても
話がすんなり頭に入って来るので
聞いていて情景が掴みやすかった。

1幕は4人それぞれの描写、
2幕はサンジェルマンとカサノヴァ、カリオストロとルイ=ジョセフの2本軸。

オチはやっぱり!だけど
これしかないよね。

登場人物は癖がありすぎる人ばかりで面白い。
加納さんの存在感は圧倒的でした。
沢城さん、諏訪部さんの演じ分けも見事でした。
リカちゃんがカッコ良すぎてクラクラした。
待機中も役のまま。
腕を組んで脚を組んで、とても素敵だった!
衣装は「LUNA」のアレックスの衣装の豪華版みたいなかんじでした。
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「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」

2014年02月01日 | 映画
前作は見てなくて、
「アベンジャーズ」だけの私でも
世界観はわかりやすかった。

まあ、よくあるファンタジーで、
風景は既視感バリバリだけど、美しかった。

つまりは
永遠に続く
兄弟喧嘩を
愛でろ

ってことだよね。

15作めぐらいになっても、
兄ちゃんは弟に騙されそうだな。
「お兄ちゃん、また騙されるのー!」
と、観客全員が突っ込むところまでが
様式美になるんだろうな。

4作めぐらいには、
槌が破壊されて武器無しで戦うことになるけど
ラストは再生される話が来そう。
(勝手に予測)

とにかく、
ソー、可愛いよソー

ロキ、可愛いよロキ
で終わった2時間でした。
他に、なにも、いらない。

信頼して、信頼されて、裏切る。
ずっと2人でやってろーーー!
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「アメリカン・ハッスル」

2014年02月01日 | 映画
アカデミー賞各部門にノミネートされた本作品。
私は単純にクリスチャンのファンなので見に行きました。

予告の印象では「スティング」のような
詐欺話が主体と思っていたけど、
実際に見たら詐欺師達の人間模様でした。
豪華出演陣の名演技は素晴らしいと思うけど、
詐欺話が「どこまで」「なにをしたら」
「上がり」なのかがわからなかったので
話についていけませんでした。
この言葉が出たら勝ち、とか
その辺がもっと明確だと良かったな、
と思うけど、
どこまで誰が騙されているのかわからないのも
作品の魅力のひとつなのかしら?

市長さんについては、
功名心にはやるFBI(現司法長官がモデル)が
無理矢理陥れた感があるんだけど
それはアメリカの見方なのか
いろんな批判を含んでいるのか
その辺がわからないなあ。
ここに確たる気持ちがあれば
もっと話に入り込めたのかな?
わからんわー。

詐欺師達のオチにはすっきりしたけど、
途中までがモヤモヤ。
もうどうなってもいいやー、とさえ思った。

エイミー・アダムスがセクシー要員なのが激しく違和感。
見せびらかすような胸か?
クリスチャンの腹はあっぱれだ。
ご自愛くださいね。
眉毛は太いけど整っていたな。
ボーンッ!となるのは英映画だけなのかな。
ジェニファー・ローレンスはこういう役が似合うな。

70年代のファッション等は目に楽しかった。
クリスチャンの演技は良いと思うので
オスカーを獲って欲しい気もするけど
この出腹ハゲがいろんな記録・記憶に残るのは辛いとも思うわ。
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