
原題も「鉄の心臓を持つ男」なので
ハイドリヒ像に切り込む作品かと思ったら
前半はクイズ番組の挿入版より
ちょいと豪華な再現ドラマだった。
女問題で海軍を馘になった男が
妻のツテでナチに入党したら出世しました。
お終い。
ぐらいの単純すぎる話。
いまどきコレだけ!ただ驚き。
宣伝にある「なぜ彼だったのか」も特に無し。
後半は「詳しくは『ハイドリヒを撃て』を見てね(・ω<) 」でした。
ネタかぶりで先行作品が
あれだけレベルが高いと
辛かっただろうなあ、と逆に同情。
しかし役者は良かった。
「悪のドイツ人顔」のジェイソン・クラークはこう使いたいよね〜。
たとえ本人に似ていなくても。
ロザムンド・パイクは
名演と怪演の間ぐらいだし、
ミアの踊りは可愛かったよ。
(チャールストンは素人が踊ると
ただの盆踊りになります。)
しかし、焦点ボケボケまくりは
どうにもならないねえ。
安い日だからまあいいかだけど、
これに1800円を出して映画館で見るなら
「ハイドリヒを撃て」をレンタルする方がお得だよ。