きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「アルバート氏の人生」

2013年01月26日 | 映画
アンジェリカ・ヒューストンがカラミティ・ジェーンを演じた
「バッファロー・ガールズ」の冒頭が
「西部で女性が生きるには結婚するか娼婦になるか。
 だから私は男になった」で、
昔の、特に女性が、生きる道はなんと少ないのか、
私は現代の生まれで良かったと思った。
今回もソレ系と思ったら、微妙に違った。

他人と関わらず生きていくと、
他人に、自分と違う感情があるとか、
自分が考えたようには行動しないとか、
いろいろわからなくなるんだなあ。
そういう時間を過ごして来て儚くひっそり去る「彼」に、
泣けばいいのかなんなのか。
寂しい人生と言えばそれまでだけど、
産まれたら生きなきゃいけないんだなあ。 

あんな男装バレバレ、ではないんだよね。
異性の格好をする人が存在するとは思う人がいないんだよね。
線引きが厳格だった時代。

母の写真が心のよりどころだった「彼」は
誰よりも女性でいたかったのかもしれないけれど
女性ではまともに生きていくことはできなかった。

同じように男として、したたかに生きる「もう一人」は、
それなりに人と関わって、仕事をして、
伴侶を得るがチフスで亡くす。
ホテルの女中は学の無いロクデナシの色男にひっかかり
子供を産んでタダ働き。
ホテルの女将はちゃっかり大金を得る。
いろんな女性がいて、生き方もいろいろ。
その違いはどこから来るのか。
女性として押さえつけられて、
女性であることを止めてしまった「彼」には
他の道はなかったのか。
貧民窟で娼婦になるよりは
良い人生だったのかなあ。

女性であるというのは
難しいことだったんだなあ。
中島みゆきの「ファイト!」の一節を思い出すね。
 
 あたし 男に生まれれば良かったわ
 力ずくで男の思うままに
 ならずにすんだかもしれないだけ
 あたし 男に生まれれば良かったわ


もんのすごい余談だけど
ペンキ屋の奥さんって、みっぽーに似てない?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース」宝塚宙組(2回目)

2013年01月26日 | 宝塚(宙組)
ちーちゃんが小さいんじゃなくて、
ともちんが大きいんだよなー!
ほんと、大きいよ。
前回は1階中ほどで、今回は2階席だったんだけど
上から俯瞰で観る方がより大きさが際だつ。
客席降りの時なんか、そびえ立っていたよ!!

やっぱり、いろいろ腑に落ちない。
あのギタリスト、アリソンの弟でもいいくらいのビジュアルだ。
なんであんなに若いのかなー。
鈴木くん、その意図は?

孫がいる年齢で亡命してきて
そこから裁判長になれるもんなのか?
アメリカ政府が身分を保証したのか?
ほんとに考えれば意味不明なんだけど
そこは夢だからなー。
なんでもアリなんだろうなー。
タイムスリップしてから数日以上はたっているのに
その間マイルズはどこで暮らしていたのか、
その費用は、とかとかも、
夢の中だから気にしなくてもいいんだろうなあ。

そういうトンデモ設定だけど、
1幕後半の法廷での緊迫感は良い。
それだけにネタばらしと親子愛と
話のまとめをすべてぶち込んだ2幕が
ダルダルになっちゃうんだよなー。
もうちょいバランス良くできないかなー。

ま、その辺は考えても仕方がないと
前回でそこそこ割り切れたんで。
後半は敢えて振り切って、
単純に楽しく見たよ!

やっぱデュエダンが嬉しいようっ!!

原作のイメージを壊さないよう、
ほんのりのラブシーンの後のショーで
エロさ10割増のともちんは、
上着を脱いだ後に、
シャツのカフスボタンをいじらないのね。

それはそれとして。
ちーちゃんは完全にカチャを抜いたんだなあ。
月ではどのポジションに来るんだろう。
梅芸はともかく。
いろいろ不安。

すっしーは相変わらずダンディさ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする