卒業式の日の丸・君が代、ILOが「対話を」と通知へ
2019/04/19
入学式や卒業式で国旗掲揚や国歌斉唱に従わない教員が懲戒処分などを受けている問題で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)と国際労働機関(ILO)が近く、日本政府に対して「教員団体と対話し、両者が合意できる規則を検討するよう」、通知することがわかった。「教員の自由が侵害されている」などと申し立てていた「アイム89東京教育労働者組合」が19日、東京都内で会見を開いて明らかにした。
教員の地位に関するユネスコとILOの合同専門家委員会(CEART)が、審議をしていた。CEARTは昨年、ユネスコとILOに勧告し、日本政府に対して①国旗掲揚や国歌斉唱に参加したくない教員の義務について合意できるよう、対話する機会をつくる②消極的で混乱をもたらさない不服従への懲罰を避ける目的で、懲戒の仕組みについても教育団体と対話する機会をつくる――ことを促すよう求めた。この勧告を踏まえた通知になるとみられる。
文部科学省は「正式な伝達があってから、内容を精査する」としている。(矢島大輔)
(朝日新聞デジタル)
(引用終了)
天皇陛下は伊勢神宮に4月30日の譲位を報告するために三重県をご訪問されたが、在位中の最後の地方訪問となることから、多くの市民らが、両陛下のお姿をひと目拝見したいと集まり、その様子が報道された。中には感激して涙を流している方もおり「なぜか涙が出てしまった」と語っていたが、それは日本人だからであり、特別な理由は他にはないのである。
私も天皇皇后両陛下のお姿に涙禁じ得ずの一人だが、その度に日本人に生まれて良かったと思うし、日本が世界から尊敬されているのは、世界最古の歴史があることと、両陛下をはじめとするご皇室が存在するからではなかろうか。それでも日本には、国の象徴である天皇陛下に嫌悪感を持っているおかしな連中もいるようだが、それが国会議員の中にもいると言うのだから驚く他はないし、本当に日本人なのかと疑っている。
同じく象徴である国旗国歌に敬意を示さない教師のことが話題になることがあるが、朝日新聞デジタルによれば、その様な教師が懲戒処分を受けていることに「教員の自由が侵害されている」などとして、今度は国連教育科学文化機関(ユネスコ)と国際労働機関(ILO)に訴えたようで、日本政府に対して「教員団体と対話し、両者が合意できる規則を検討するよう」、通知することがわかったそうである。
要するに、職務命令に従わず国旗国歌に敬意を示さなかった教師どもが懲戒処分を受け、その処分の妥当性を巡っての裁判でも、敗訴しているにも関わらず、今度は国際機関であるユネスコとILOに泣きついたと言う訳であり、職務命令に従わなくとも処分をしてはならないと思っているとなれば、右手の人差し指を頭の上でクルクル回して「これかも」と言いたくなる。
国旗掲揚や国歌斉唱をしたくない教師が、厳粛であるべき入学式や卒業式をぶち壊し、それが正しいと思っているのだから話しにならないし、そのような連中と、日本政府がいくら対話の機会を設けたとしても「教員の自由が侵害されている」などと言っているようでは無駄であり、国旗国歌に敬意を示すことは教師の立場あれば常識なのに、敬意を示さない自由があると思っているようだ。
このユネスコとILOの日本政府に対する通知はまさに内政干渉であり、国旗国歌に敬意を示さないことが正しいと思っている教師を持ち上げる教員団体の方に問題があるのに、なぜ相手にするのか。日本以外で、自国の国旗国歌に敬意を示さない教師としての自由がある国があれば教えて欲しいものだが、おそらくあるとは思えない。
ユネスコとILOは、いくら国際機関だとしても、日本国内の問題に口を出さないで欲しいもので、おかしな教師どもを教育現場から排除ことであればまだしも、反対に日本政府に問題があるかのように言ってくるようでは、おかしいと言うか不思議な国際機関だと言えるだろう。
(2019/04/22)