私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

国家国民の利益が失われたのは公安機密情報流出の方だ

2011年01月05日 23時13分05秒 | 民主党関連

尖閣ビデオ流出で秘密保全有識者会議初会合、情報漏えいの罰則強化へ

2011.1.5 10:51

  政府は5日午前、情報保全強化に向け「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」の初会合を首相官邸で開いた。中国漁船衝突の映像流出事件を受け、公務員の情報漏(ろう)洩(えい)に対する罰則強化などを検討する。

 仙谷由人官房長官が委員長を務める「情報保全に関する検討委員会」の下部組織で、長谷部恭男東大大学院教授ら5人が参加した。仙谷氏は会合で尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件のビデオ流出などにも触れながら、「秘密保全に関する法制は厳しすぎれば知る権利や報道の自由との関係で大きな問題が生じ、緩すぎると情報漏洩で国家国民の利益が失われかねない、非常にデリケートな問題だ」と指摘。「わが国にふさわしい機密保全のありかたを議論いただき、国民の理解を得ながら真(しん)摯(し)に法制の検討を行いたい」と述べた。

 政府機関の情報システムの在り方を見直す有識者会議も設置され、今年春をめどに、二つの有識者会議の検討結果を踏まえた総合的な対策を取りまとめる。
(産経新聞)

(引用終了)


 今ではデジタルカメラの時代で、シャッターを押せば撮影することが出来るが、かってのフイルムカメラの場合には露出計さえも付いていないものもあり、そのようなカメラを今でも何台か持っているが、もう使用することはないとしても、アナログの良さは捨てがたいものがあり、古き良き時代を懐かしむためにも、大事に保管していきたいと思っている。  

 また、その時代のカメラには自動的にピントが合うオートフォーカスのようなものもなく、ファンダーを覗いて被写体に焦点が合うようにレンズの距離計を回す訳で、それでも絞りを開けている場合にピンボケ写真になって撮影に失敗してしまうこともあり、であるからピンボケとは肝心な所に焦点が合っていないことを指す訳である。  

 ピンボケと言えば、民主党政権になってから、やるべきことをやらず、やらなくてもいいことをやるようになっており、政権担当能力がないのだから、当然かも知れないが、それにしても肝心な所に焦点が合っていないことばかりしており、まさにピンボケ政権だと言えるだろう。  

 昨年9月に、尖閣諸島沖で発生した海保巡視船と支那漁船との衝突事件の状況を記録したビデオ映像が、海上保安官であったSengoku38氏の国民に公開すべきものだとする国益を考えた行動によってネット上に流出し、多くの国民の支持を集めたが、民主党ピンボケ政権の手にかかると、また、おかしなことを考えているようで、報道によれば尖閣衝突事件のビデオ映像が流出したことを情報漏洩だとして、再度の流出を防止するために、公務員に対する罰則強化などを検討するなど、情報保全強化に向け「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」の初会合を首相官邸で開いたそうである。

 流出したことで、国益を損ねたのは公安機密情報の方であり、再度の流出を防止するための対策を検討すべきなのにも関わらず、尖閣衝突事件のビデオ映像の流出は国益を損ねるどころか、巡視船が支那漁船に直角に衝突したなどとの捏造図解を「人民網」のサイトに掲載して、世界の人々を騙そうとしていた支那を沈黙させることが出来たことから、まさに国益に合致した訳であり、であるから防止するのは、尖閣諸島周辺にうろうろしている支那漁船が領海内の入らないようにすることではないのか。  公安機密情報の流出は無視され、尖閣衝突ビデオ流出の方を重大な情報漏洩だとしてしている訳だが、この有識者会議のメンバーに選ばれた者の中で、誰も公安機密情報の流出の件を持ち出さなかったとなれば、とても有識者とは思えない。

 仙谷由人官房長官は「秘密保全に関する法制は厳しすぎれば知る権利や報道の自由との関係で大きな問題が生じ、緩すぎると情報漏洩で国家国民の利益が失われかねない、非常にデリケートな問題だ」と指摘したそうだが、ならば、この会議で持ち出すのは何らの国家国民の利益が失われていない尖閣衝突ビデオ流出ではなく、公安機密情報流出の方であり、既に漏洩によって国家国民の利益が失われているからである。

 なんでも情報公開すべきとは思わないが、公開しない方が国益に合致する場合はあるとしても、尖閣衝突ビデオは、海保が公開を前提に録画し、編集されたものであり、だが、仙谷官房長官が公開すると日本国民の支那への感情が悪化すると公言していたように、非公開は支那の国益に合致していた訳で、まさに支那に媚びる仙谷長官らしい隠蔽工作であり、それがなければSengoku38氏による流出もなかったであろう。  

 領海侵犯して、あげくに巡視船に衝突する支那漁船の映像を見れば、日本側に落度がないことを世界に知らしめることも出来たことから、未だに尖閣衝突ビデオの後編が公開されていないことで、国家国民の利益が失われていることについて仙谷長官はどう考えているのか聞きてみたいものだが、なにせ公安機密情報の流出の方が重大な情報漏洩だとする意識がないピンボケ政権の一員であるからして、聞いても無駄だと思っている。
(2011/01/05)   

写真:「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」の初会合であいさつする仙谷官房長官(左)=5日午前、首相官邸(産経新聞から)