私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

ビデオ非公開は支那人船長釈放の責任回避のためか

2010年10月09日 23時47分46秒 | 政治

尖閣ビデオは非公開、「日中」再悪化を懸念

  政府・与党は7日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の様子を海上保安庁が撮影したビデオについて、公開に応じない方針を固めた。

 公開すれば日中両国で相互批判が再燃し、4日の日中首脳会談を機に改善の兆しが出てきた日中関係が再び悪化しかねないとの判断からだ。

 国会がビデオ提出を求める議決をした場合などは、予算委員会など関連委員会の「秘密会」への提出とし、限定的な開示にとどめたい考えだ。

 衆院予算委員会は7日開いた理事懇談会に法務省の小川敏夫法務副大臣らを呼び、ビデオの扱いについて協議した。法務省側は「中国人船長を起訴するか否かの結論が出ていない段階で、捜査資料を出したケースは今までない」と説明し、現時点での国会提出に難色を示した。与党側も慎重な姿勢を示した。
(2010年10月8日05時14分 読売新聞)

(引用終了)



 支那は世界中を敵にしてしまったようであり、自国民がノーベル平和賞を初めて受賞すると言う快挙を素直に喜ばないばかりか、同賞の選考委員会がノルウェーのオスロにあることから、支那外務省は北京駐在のノルウェー大使を呼び正式に抗議したとのことであり、これには世界の人々は驚くと同時に、支那はまともな国ではないとの認識がますます深まることになるであろう。

 ノルウェー大使は「ノーベル平和賞の選考委員会は、政府から独立した組織であり、その決定に政府は関与しない」と述べたとのことで、確かノーベル賞はノーベル財団が選考委員会を設けて受賞者を選考しているもので、ノルウェー政府は関与していない筈であり、それでも支那は報復を示唆していいるそうだが、何に対して報復をするのであろうか。

 ノーベル平和賞が授与されることになったのは支那の民主活動家・劉暁波氏だが、支那共産党独裁政府は授与が決まる前から、同賞の選考委員会に授与しないように圧力を掛けていたとのことで、それでも、同委員会はひるむことなく、劉氏への授与を決めたそうである。

 それに比較して菅民主党内閣は、支那に対しては毅然とした対応をとらないばかりか、報道によれば沖縄・尖閣諸島沖においての支那漁船と海保の巡視船との衝突事件の際に、海保が撮影したビデオ映像の公開をしないようであり、これも支那に配慮するためであろうが、そのような配慮はまったくの無駄であり、支那に配慮しても裏切られるだけだと言えるだろう。

 首脳会談が実現したくらいで、改善の兆しが出てきたと思うこと自体が誤りであり、悪化させることばかり一方的に行っている支那と関係改善がなされることはないだろうし、まして世界中から嫌われている国である支那と日本だけが仲良くする必要があるとは思えない。

 ビデオを非公開にすることで、菅民主党内閣として、支那は強く出て来ないであろうとの期待も持つであろう。だが、穏便に済ますことで、支那も分かってくれるのでないかと、日本側が譲歩する話ではないのに譲歩してきたことが、かえって事態の悪化を招いてきたと言って良く、であるから、ビデオの非公開は、支那にしてみれば、「日本側に都合が悪いことが写っているからではないか」と主張されるおそれがある。

 フジタの社員が解放されてのは当然であって、支那が譲歩した訳ではなく、それに感謝する必要もないだろうし、それより支那と言う国の異常さがもっと広まるように、ビデオを公開することで日本の正当性を主張する方が良いし、であるから菅内閣は支那との関係悪化を懸念しているのではなく、支那漁船の船長をなぜ釈放したのかと批判されることを恐れて、その責任回避のために、非公開としているのではあるまいか。
(2010/10/09)