きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

林家たい平独演会「未来予想図1」

2005年06月24日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)
「平林」
前座の柳家緑太。まだまだ修行途中。声が若めなので、小僧はカワイイが、おじさん系がちょい弱い。テンポはイイ。「ひらりん ひらりん」と、こちらも体が揺れそうよ。余談だが、友人の会社が平河町にあり、平林さんという人もいるそうだ。

「青菜」
たい平君で前に聞いたことがあるけれど、最後まで聞き入っちゃったよ。うまくなっているなあ。夏の日差し、植木職人の描く汗、といった暑い夏の描写と、酒、江戸切り子、鯉の洗いなどの涼やかさの対比が良く出ていました。職人も、女房も良いのですが、旦那がすごく良かったです。懐の深い優しい旦那でした。
 
 
 落語の後は、マクラ集というのかな。「大きいホールで私を見るとコレくらい」の人形表示とか、「色っぽい着物の着方」とか。そして話の方向から、も、もしかして、・・・・と思ったら、来ましたよ!
花火!
花火が来たのよ!!!
ああ~、もう何年ぶり?期待はしてみたけど、真打が体を使う芸なんて、もうやらないよね~、と思っていたので、嬉しい!!!涙が出そうだったよ!!ありがたや~。

「千両みかん」
中入りの後は、押してきたのかマクラ少なめで本編突入。これもたい平君で聞いたことがあるけど、やっぱり味わい深くなっていました。年齢を重ねたせいか「大人の男性」の幅が広がってきたと思います。番頭さん、旦那、みかん問屋の演じ分けが良くなったと思います。馬鹿馬鹿しくも、切ない話ですよね。みかん一房百両。ああ~。

 むかしは「人力XXX」とか、2本やれば1本は新作を聞きたい!と思っていたけど、今日は古典ONLYでも楽しかったな。
コメント
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