きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

舞台「銀河英雄伝説 Die Neue These ~第二章 それぞれの星~」

2019年05月31日 | 宝塚・劇団四季以外の舞台(落語含む)




第二章ということで。
開演前にキャスト顔写真と役名が何度も投影され、
開幕直前には第一章のダイジェスト版が流れる親切設計でした。

お話しはイゼルローン攻略前後。
よくわからず行ったけど、
新版アニメとの連動企画のようで、
艦隊戦は新版アニメの映像を使っていました。

役者さんは概ね滑舌が良く
台詞の通りもいい。

男性陣は軍服での立ち姿や敬礼は良い。
ラインハルトは歩き方が
もう少し美しければ。

ヤンが良かった。
自然体に見えて、
思考の中は冷酷に近い冷静な計算が
含まれているかんじがした。

シェーンコップは不遜でふてぶてしくて、
声は高めだけど、イメージに合う。

女性陣がいまひとつかなあ。
アンネローゼは庶民。
貴族っぽいところはない。
まあ、皇帝はそこが良かったんだろうけど。
フレデリカは子供すぎ。
カリンの方が合いそう。

汐月しゅうちゃんは映像で出演。
男役顔だ!

ムライをはじめ年配の男優さんが
芝居を締めていました。

役者名がわからず、失礼。

全体的に、旧版アニメに影響を受けまくりの
新版アニメの舞台再現みたいなかんじかなあ。
旧版アニメの影響から抜け出すのは難しいのかな。
舞台のオーベルシュタインが、
決して役者さんが真似したり芝居をなぞっているわけじゃないんだけど、
台詞が塩沢さんの声に変換される。
いや、旧版に囚われているのはたんに私の方で、
初見ならそうは思わないか?

そんなことを考えるとイケコはよくやった。
あえて舞台化するなら
あれぐらい新解釈があるべきだな、
とすら思いました。

会場を見渡したかんじ、
松坂くん主演の時のような、
原作小説リアタイ世代は殆ど見かけず、
若手役者さんのファンが多いかんじがした。
さすがに古参はもう追いきれないかなあ。
新版アニメが絵の美しさ以外はいまひとつだったし。

終演後にアフタートークがあったんだけど、
年寄りからすると、役者がたんにふざけて、
一人をいじって笑いを取ってて、
私はもう少しきちんと芝居の話を聞きたかったんだけど、
きっと役者さんのファンはこういう方が素が見えていいんだろうな。

今回見て思ったこと。

「キルヒアイスという姓は詩的だ」って、ジーク父にも同じことを言ってみろー!!

と。

後宮に入らなくても、
姉上はいずれ父親に
下級貴族か裕福な庶民に売り飛ばされただろうな。

と。いまさら。


【キャスト&スタッフ】
ラインハルト・フォン・ローエングラム:永田誠一朗
ジークフリード・キルヒアイス:加藤将
オスカー・フォン・ロイエンタール:畠山遼
ウォルフガング・ミッターマイヤー:釣本南
アンネローゼ・フォン・グリューネワルト:杉本有美
パウル・フォン・オーベルシュタイン:藤原祐規

ヤン・ウェンリー:小早川俊輔
アレックス・キャゼルヌ:米原幸佑
ダスティ・アッテンボロー:伊勢大貴
ユリアン・ミンツ:小西成弥
ワルター・フォン・シェーンコップ:大高雄一郎
フレデリカ・グリーンヒル:福永マリカ

ジェシカ・エドワーズ:汐月しゅう(映像出演)

ムライ:稲田恵司
ハンス・ディートリッヒ・フォン・ゼークト:海部剛史
トーマ・フォン・シュトックハウゼン:川上和之
ドワイト・グリーンヒル:堤匡孝
アレクサンドル・ビュコック:中川香果
アンドリュー・フォーク:谷戸亮太
シドニー・シトレ:大力
エドウィン・フィッシャー:中村哲人
アドリアン・ルビンスキー:冨田佳孝

大城智哉
中田章人
山田祐也
宇多海音
佐藤良唯
利川純一
池田紫陽

ナレーション:下山吉光


演出:大岩美智子
構成・監修:高木登
脚本:米内山陽子


東京公演会場はお台場のzepp。
入口に進撃のなにかがあったり




ガンダムがいたり。
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