きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「赤いランタン ~紅夢~」/中国国立バレエ団

2019年05月10日 | バレエ・ダンス


第一幕。
京劇俳優の恋人がいた若い女性が
大富豪の第三夫人となる。

初夜に夫に蹂躙され、
自らの運命に従うしかないと、諦める。

ある日、夫、第一夫人、第二夫人と共に
京劇を見に行く。
そこで第三夫人はかつての恋人と再会する。

大富豪が京劇俳優を招き
麻雀パーティを開催する。
宴の裏で結ばれるかつての恋人達。

第二幕。
第三夫人が来た事で
寵愛を失いつつあった第二夫人が
夫に密告する。

二人はどこかへ連れ去られる。

勝ったと思った第二夫人だったが
その行動に嫌気が差した夫は
愛想を尽かす。

動転し絶望した第二夫人は
家の掟を破り、
自室の赤いランタンに自ら火を入れる。

部屋のランタンに火を入れるのは
その日当主が泊まることを意味し、
火を入れるのは当主の意思のみ。

第二夫人も連れ去られ、
3人は殺される。


というかんじかな。
映画に比べると大富豪が壮年なので、
悪役っぽく見えるし、
若い女が欲しいよねと納得もできる。

第三夫人は純情そうで、
映画の第四夫人を兼ねているかんじ。

ラストは第二夫人に
映画版第四夫人が重なるね。

映画だと、さらに若い第五夫人が来るのよね。
それに比べるとバレエ版は鬼畜度低め。

舞台の赤、紅が、イーモウ、ってかんじです。
ダンサーは男女とも群舞まで
スタイルがメチャいいです。
脚が真っ直ぐ。
顔が小さい。
さすが大中国の上澄み部分。

麻雀パーティの場面が面白かった。
テーブル表面に牌の絵が描いてあった。
京劇場面の踊りと音楽も
うまくバレエに融合していました。


配役




コメント
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