きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「007 スペクター」

2015年11月29日 | 映画
結局ダニエル・クレイグのシリーズは
敵が身内&自分探しが主だったなあ。
むかしのような単純な絶対悪がいない世では
スパイ映画は作りにくいんだな。

ヴァルツは名演だし
大物過ぎないあの位置がジャストフィットだけど、
モリアーティがキャラ的にも立ち位置的にも弱いかなあ。

結局、今回の敵は誰だったか、
いまいちわからないわ。
襲いかかってくる人はたくさんいたけど。

モニカ・ベルッチはさすがに老けたけど美しかった。
「前半で情報を教える美女」枠だった。
レア・セドゥの前歯には確かに隙間があった。

Qは可愛い上に役に立つし、
Mはなんやかんや言いながらも部下を全面バックアップしつつ
自分も身体を張るし、良い組織だよね。
Cも自分仕様にカスタマイズしようと思わずに
上手く使いこなせばよかったのにね~。

あ~、確かに今回は肌の露出が殆どないね。
男女とも。
ボンドもきっちりガードしてた。
なんで脱がない。
モニカも「事後」のはずなのに
ボディスーツ着用だったわ。
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「ラスト・エンペラー」(第三回 新・午前十時の映画祭)

2015年11月29日 | 映画
激動の中国史。
3時間弱があっという間だった。
あの時代に西洋人が作ったからこその
冷静で、なおかつ娯楽的。

実に魅力的なジョン・ローンの的確な演技に感服。

衣装、美術、音楽、全てが素晴らしい。
西洋人のシノワズリに見えて、
実はかなり時代考証をしている。
(建国記念パーティの嵯峨浩さんの髪型も
 本当にあんなかんじだった写真を見たことがある)

ベルトリッチの布使いはやっぱり美しい。

紫禁城を埋め尽くす家臣は圧巻。
CGが発展していなかった時代だからこその人海戦術。
とても素晴らしい。

坂本さんの台詞回しだけはアレだな。
(表情を含むビジュアルはすごく良いんだけどね)

盗掘された西太后の真珠のネックレスを贈られたのは
今週別場所で掛かっている映画の三姉妹の末っ子か、
と思うと映画祭のセレクトの上手さに唸るね。

皇后が羨ましいと思った義弟のお子さんは
日本で若くして心中しちゃうんだよね。
後世を知っているといろいろ辛い。

この映画は公開当時、両親と見に行きました。
当時は無料指定席は無かったので
人気映画で蓮席を取ろうと思うと並ぶしかなかったんだよね。
確か、前の回上映中から2時間ぐらい並んで席取りしたなあ。
懐かしい思い出。
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