きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「バクマン。」

2015年11月01日 | 映画
原作は未読。

たぶん「ヒーローになりたい」と同じぐらい
子供には「漫画家になりたい」って憧れや夢があるだろうし、
その具体的な形は「ジャンプで連載してアンケート一位」だろうから、
これがジャンプで連載されているのはわかる気がする。

オープニングのジャンプ史、
ズラーッと並んだジャンプバックナンバー、
エンディングロールは単行本背表紙など、
漫画好きにはウハウハ。
漫画のコマがが浮き上がる流れるなどの
「二次元の世界を三次元で見せる」表現は
映画ならではで、実に上手い。

いつもの桐谷&猿時、怪演の染谷&新井、
上手すぎる山田など個性的な脇のキャスティングは素晴らしい。

しかし、夢の世界だからツッコミ不要なのは承知だけど、
それでも聞きたい。
親御さんはなにをしてるんだろう。
漫画だとおそらく気にならないんだろうけど
リアルに大人が出る映画では不自然だよね。

猿時さんがアシで入ればいいのにね。

連載一位!とさんざん言えるのは
ヒット作がある作家さんの作品だからだからだよなあ。
たんなる新人があんなこと言っても
笑われるか怒られるかだよね。

タケルはギリギリ高校生に見えるかな。
神木くんは芝居は上手いけど子役の延長の気がする。
クドカンは漫画家にみえたよ!

漫画を描いたことがないのにカラーがあんなに綺麗に塗れるわけがないとか、
背景を描いたことがないはずの一作目のパースが完璧とか
ネームがあんなにスルッ作れるはずないとかは、
言っちゃいけないんだよね。
「初心者だけど天才」は子供の夢なんだから。

理想論なんだろうけど、
絵で表現したい話があるから漫画を描くんであって、
漫画家になりたいから漫画を描くことはないと思うんだが。
まあでも、夢だからな。
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「ピエロがお前を嘲笑う」

2015年11月01日 | 映画
ハッキングだけが取り柄の孤独な少年が
仲間を得て犯罪に手を染める、
その理由はネット界の「神」に認められたいため。
そして彼の行動は殺人事件まで発展する。

観客が騙されるとの話だったので、
どれが真犯人かと思いながら見てたけど、
オチはもう一捻り欲しかったかな。

それで終わりかーいっ!って気もするけど、
スカッと大逆転より、
これぐらいの小さいまとまりの方が良いのかもと思わなくもなく。

ネットとリアルをリンクさせた映像は面白く、
話のテンポも良かった。
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「顔のないヒトラーたち」

2015年11月01日 | 映画
1960年代半ば。
ユダヤ人の画家がふと街で出会った男は
画家がアウシュヴィッツにいたときに見かけた
ナチの親衛隊だった。

画家は知人の新聞記者に話し、
新聞記者は起訴しようとするが
判事達は終わったこと、
ニュルンベルク裁判で全て決着がついていると
取り合おうとしない。

若い者達はアウシュヴィッツを知らず
ナチの犯罪は他人事と思う。

1人の判事が正義を貫くために立ち上がった。
戦争犯罪自体の審理は終わっているが
殺人、ならびに殺人教唆なら立件できる。

膨大な資料との戦いが始まった。


といったストーリー。

犯罪を犯した元ナチについて、
それを暴くサスペンスにするのか、
メンゲレ捕縛の攻防なのか、
自身に対して臭いものに蓋をしていた状況を糾弾したいのか、
話の軸がちょっとブレていたと思うのは外国人だからで、
ドイツ人にはエンターテイメントして成り立っているのかな?

誰もが罪を犯す状況だった、という話なら「ハンナ・アーレント」が、
過去に目を背けていたことを糾弾する話なら「サラの鍵」が、
当事者でなくてもわかりやすかった。

若き判事の成長を描くにしても、
追い込みと裁判をもう少ししっかり見せて欲しかったな。
いろいろ中途半端だった。
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「ハーバー・クライシス 都市壊滅」

2015年11月01日 | 映画
台湾の人気刑事ドラマの映画版らしい。
筋肉馬鹿と皮肉屋のコンビは亀山&神戸のようだった。

埋め立て新都市が本土と遮断され、
ウィルス攻撃で全滅の脅威に晒される。

警察の範疇を越えている気はするけれど
スケールが大きく、肉弾戦たっぷりで面白かった。
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