きんちゃんの観劇記(ネタバレだよ)

思いつくまま、適当に。

「ヴィジット」

2015年11月10日 | 映画
初めて会う祖父母と一週間過ごすことになった姉弟。
夜な夜な不思議なことが起こる。
一つ一つは説明がつくのだが、、、


コレがこうで、でもさらに一捻りがあるはず、
と思ったら、そのかなり前で終わったよ。
この肩透かしをあえて狙ったのかしら。
私にはわからん。

これで終わり?本当に?と思ったけど、
「こんな古典なネタのはずかないだろう」でブチ切って、
「期待してたのかザマーミロ!」が狙いなのかなあ。

昔のホラーへのオマージュなのかな。

ところどころは怖かったけど、
来るのがあからさまにわかる親切設計で
目を瞑ってやり過ごせました。


あの「尻」は、異常さを表しているのか
(常識的に見える人の綻びを表してるのか)、
もっと単純に笑っていいのか、
なにかの仕掛けに見えるのを狙った虚仮威しなのか。
わからんねー。


なんとなーく、だけど、
姉はだいもん似で、弟はともみん似だと思う。
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「エール!」

2015年11月10日 | 映画
フランスの田舎町、
聴覚障害がある家族の中で
ただひとり聞こえるポーラ。
何の気なしに入った学校のコーラス部で才能を見出され
パリの学校の試験を受けることを考える。


話としてはよくあるパターンではあるけど、
「子供の成長が正確にはわからない親の葛藤」などが興味深い。
母親にとって「聞こえる」娘をどう育てていいか不安だった、
という気持ちには考えさせられた。
物差しは一つではないんだな。
無条件に喜ぶ前にいろいろあるんだ。

それよりも、親の性生活を
娘があれだけ開けっぴろげに把握していて、
親もそれが普通と思っているのが驚き。
さすがフランス。
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「ゆずり葉の頃」

2015年11月10日 | 映画
殆ど八千草薫PVだったけど、
ほんわかした気持ちになった。

自分の気持ちを外に出さずに生きてきた女性が、
自分の意思で行動を起こす。
静かなその動きはやがて周囲を動かす、
というほど話はないけど、
彼女に得られるものが確かにあった。
みんな幸せで良かった。

初恋、ともいえぬ、その前の段階の気持ちを
ずっと持ち続けて来た女性。
自分の思うように生きられたわけではなかった、
というより、こう生きたい、と
自身で思い描ける時代ではなかった。
それでも誠実に生き続ける、
その姿がなんと美しいことか。

忘れ得ぬ人と踊るダンス。
そこで「実は・・・」と告げることないのが
切なくもあり、これでいいとも思える。


八千草薫のような、
凜とした優しい笑顔の老婦人に問われたら、
誰でも応えちゃうよね。
他の女優さんなら都合良さ過ぎと思うかもしれないけど、
彼女なら納得。

最後に息子にかける言葉にジンときた。


時間の都合で初めて柏の「キネマ旬報シアター」に行きました。
温かい雰囲気のミニシアターでした。
定期券とは逆方向だけど、自宅からは近いから
これからも要チェックだわ。
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