2008年1月に観た「ジンギスカン」が
リカちゃん主演で再演されました。
話の感想は、前回とほぼ同じ。
前回の感想 → 前半キャスト & 後半キャスト
小さい部族で囚われの身なのに、
大部族の長に「友だちにならないか」なんて
どういう思考回路だよ、とか
ほんとにワケわからん男を
芝居の中で納得させるには
スターオーラでカバーするしかないんですが。
前回の主演はそれが足りなかったので
話の破綻振りがひどく浮き上がってきましたが、
さすがリカちゃん、今回は、
まー、そういう男だよなー、と
なぜだか思わせるなにかがありました。
ほんと、これがなきゃ、悲惨なのよ。
3時間の上演時間はいらないと思うんだよね。
ほんらいなら再演にあたり、
ちょいちょい刈り込んでもいいと思うんだ。
「ブラッシュアップ」って言葉が無縁すぎる世界。
でも、きっと、変えないことに意義があるんだろうなあ。
舞台セットはえらく、えーと、
ハッキリ言っちゃうけど、ショボイです。
衣装は新調。前回より豪華?
出演者も若干増えたのかな?
女性が兵士役を兼ねてなかったような。
でもでも、とにかくリカちゃんがー!
格好良くって!!!!!!
なんかねー。
普通に男役で。
最初に出てきたときから
自然体すぎてー。
男女混合の芝居に男役で出ているのに、
違和感まったく無し
コテコテの昭和芝居が似合いすぎる。
やっぱねー、こういうカラーはねー、
今どきの若い男優さんには出せないんだろうなあ。
ビジュアルばっちり、殺陣もばっちり、
寺瀧ソングもばっちりさ!!
また男役かよー、と観る前に思わなくもなかったけど
こんなに完璧な男役を見せられちゃーさーーー、
降参するしかないんですよー。
カルカに「脱げ」と言ったときは、
最初はなかった下心がメラメラ揺らめくのが見えて
ちょっとエロくてムハハハハー!!
テムジンを巡る女性二人は
前回より個性の違いがあって良かった。
小林亜美ちゃんは硬質な感じで気高さがあった。
玉置成実ちゃんは、「スウィート・チャリティー」の時は
元気な高校生が頑張ってます!ってだけで
演技もなにもなかったんだけど
今回はちゃんと役を作ってました!!
成長したなあ。
舞台化粧顔はちょっぴりゆーひに似てる。
どちらも本職は歌手。
そんな方が寺瀧ソングを歌う姿は
なんだかとてもアメイジングです。
ジャムカのアツヒロくんは熱血。
リカちゃんの濃さに拮抗。
クビライは郷島さんだったんだね。
シンケンの黒子ちゃん。
サングンの川野さんの殺陣は迫力がありました。
マチオはマチオでした。
発声も演技も。
カーテンコールは3回ぐらい?
アツヒロくんの手首を掴んで
無理矢理手を振らせるリカちゃん。
苦笑しつつ投げキッスをするアツヒロくん。
チームワークは良さそうだね。