上演25周年記念のコンサートを全世界にネット配信。
今回はそれの映画館上映版。
コンサートといっても歌だけではなく
来日版エリザコンのように、ロイヤル・アルバート・ホールで
衣装&芝居&踊り付き、セット無しでほぼフルバージョン。
電光掲示板を使った背景はありました。
とてもとても迫力がありました!!!
上演前にびっくりしたのは、
ロイヤル・アルバート・ホールの席数!
何人入るんだ!
調べてみたら7000名らしい。
そりゃ、ドームや武道館よりは少ないけど。
東京文化会館3つ分ぐらいだわよ。
舞台自体はそれほど広くないのかな?
客席が広すぎて、相対的にそう見えるだけ?
こうした映像だと、
役者の細かい演技を見ることができて面白い。
四季版を見るときは後ろが多いので
この映像で初めて(演出意図等が)わかった場面とかもあった。
「ドン・ファン」のところの官能的な芝居は
劇中劇であって、とか。
全般的に、四季版よりこっちの方が
激しくて、情熱的。
四季版はおとなしいんだな。
それが、四季移行時の現地版がそうだったのか
浅利さんの意向なのか、
日本人気質がそうなのかは不明。
私はこちらの方が好みだけど
でもきっと、日本人の役者がそれをやったら
似合わないんだろうなあ。
役者はみんな、声が出る。
高い声も出ている。
ラウル役の人が
なんとなくヒュー・ジャックマンに似てた。
演技的には○ちゃんに近いかしら。
怪人とクリスのキスでは
顔を背けて欲しかったわ~。
ラウルのロープを切るところ、
村さんは飛び上がっていたよなー、
とか、どーでもいいことを
チラチラ思い出す。
ハンニバル等で踊っていた人は
絶対役者じゃなくてバレエダンサーだよなー、
と思っていたら、やっぱりそうだった。
英国ロイヤルのポルーニンだった。
芝居終了後は、ウェーバー氏の挨拶、
歴代ファントムとサラの登場。
サラとファントム4人の歌もあり。
4人中の1人、
いちばん若くていちばんイケメンだけは
オペラ系歌唱ではなかった。
キヨミチが怪人になったら
こんなふうな歌になるのかなあ。
【主な配役】
オペラ座の怪人: ラミン・カリムルー
クリスティーヌ: シエラ・ボーゲス
ラウル・シャヌイ子爵: ヘイドリー・フレイザー
隷頭(ハンニバル)/羊飼い(イル・ムート): セルゲイ・ポルーニン